百島ファンクラブ 百会倶楽部 百々物語

100% pure モノクロの故郷に、百彩の花が咲いて、朝に夕に、日に月に、涼やかな雨風が吹いて、彩り豊かな光景が甦る。

童神の百年散策。

2018年10月29日 | 百伝。

フェリー百風に乗船して、デッキから百島の対岸の常石(ツネイシ)造船所を見渡すと、いろんな種類の船が係留されていて楽しくなります。

海上からのこういう壮観さは、日本でもめったに目にすることのできない圧巻な光景です。

尾道水道を巡るクルーズ船も就航しているみたいですが、尾道港から百島・常石行の備後商船に乗るだけで十分です。

一日乗り放題の乗船券があれば、フェリー百風で時間を過ごす旅人も増えるのでは?

常石港に上陸して、ひと山超えると、「千年観光」という看板を目にします。

あの界隈が、千年(ちとせ)という名の地域なのですが、知らない人が見るとインパクトがあるかもしれません。

常石(造船)グループは、戦後(昭和20年以降)、神原汽船を母体として、大きく飛躍した企業です。

広島カープの本拠地、野球場の命名権もツネイシ・スタジアムとなるところを、広島県の安芸経済界の意地で、マツダ・スタジアムの名をを死守したのでしょう。

そう思うと、明治時代に創設していた百島造船所の「先取しすぎた経営」は、時代から見離されていたのかな?

明治維新での新政府の政策「廃藩置県」「四民平等」が、当時の百島の住民である先人をどれくらい喜ばせたか想像できます。

室町時代に、瀬戸際の島に逃げ移り集落を形成して、戦国、安土桃山時代を経たあと、徳川幕府の長い江戸時代は、職業も住居も変えられず、百島という世界の中で、ひたすら耐え忍んで生きてきたような先人です。

子供の頃に聞いた記憶ですが、祖父母の世代以上の昔ですから、明治以前の百島に暮らしていた先人の皆さんは、ちゃんと挨拶文言(四季折々、訪問時等々)を言えたようです。

多分、先祖代々から口伝えで伝承されていたのでしょう。

明治の世になって、自由を得た百島の者の多くが、島を飛び出したのでしょう。

大正2年の沼隈郡誌の記録;

「百島の者、一般に質朴勤勉にして徳義を重んじ、信義を守り、克く難苦に堪え、忍耐力強気を以て、至るところに成功者を出し、土地開拓に或いは、商業、漁業に、運送業に大規模な経営を競る者、その数少なからず」と記録されています。

明治時代に、百島造船所を創設したのも、頷けます。

明治維新、あれから150年。

今、夏川りみさん(亜大OB) の透き通った伸びやかな声で歌う「童神」を聴いています。

聴きながら、東京渋谷のスクランブル交差点での若者のハロウィン仮装の大騒ぎ、大量のゴミの散乱のニュース。

アイルランド発祥のハロウィン行事になだれ込む自分第一主義の若者の多さ・・・自由社会という秩序? 自由?

若者だけではなくて、年寄りもそうだけど、買い物中のスーパー内で、何かのトラブルが遭ったのでしょう。

「くそジジィ」「くそババァ」と言い合い、つかみ合いの喧嘩になりそうなぐらい罵倒しあう元気な高齢者たち・・・自由な社会です。

でも、みっともない。

アメリカに続いて、ブラジルでも、自国第一主義の政権が誕生しました。

その一方で、国際協調を優先するドイツのメルケル首相の政党は、地方議会で大敗北。

右傾化して、移民難民を受け入れる国が少なくなるのも世界の政治風潮です。

でも、国士やら帝国やらナショナリズムが台頭する国は、まずは、福祉予算が削られ、貧困層が拡大します。

この先、日本が開かれた前進する国であること希望します。

自国第一主義は、歴史の後退でしかありません。

さて、先日のNHKテレビ「ためしてガッテン」の番組内で、認知症のある相手への介護メソッドを提示していました。

発達障害に、ひきこもり、いじめ、虐待、認知症・・・病気という言葉でひとくくりするのも難しい時代です。

介護という言葉が、だんだんと重くのしかかる時代にもなりました。

所得の多い富裕層の高齢者が、高級有料高齢者施設に入居できたとしても、けっして幸福な余生、終活を送れるわけでもありません。

勿論、家庭内で身内が在宅介護できるのが理想なのでしょうが、知恵も創意も工夫も体力も必要となります。

現代社会は、人権やら自由やらと声高になりますが、認知症ではない限り、どこにいても人間関係の煩わしさが付き物です。

それでも、百年先まで、亜細亜の中で、日本が、いちばんの自由な国、元気な国として歩むことを希望します。

明日の楽しみは、日本シリーズ第三戦。

広島カープ対ソフトバンクの初戦・・・延長12回の攻防5時間の接戦、実に素晴らしかった!

そして、第2戦は、広島カープの勝利・・・嬉しいね!

明日の第三戦の舞台は、マツダスタジアムから、敵地の福岡ヤフオクドームへ。

先発投手は、広島カープは九里、ソフトバンクは東浜の予定とのこと。

両投手とも、亜大OB。

投手戦となるいい試合を期待したいものです。


ネオ・ボールパーク。

2018年10月26日 | 千伝。

日本三大巨桜のひとつ淡墨桜が、岐阜県本巣市根尾に鎮座している。

おそらく、昨日のプロ野球ドラフト会議で、この巨桜を思い浮かべた方が多いのではないかと思う。

もっとも注目を集めたのが、岐阜県飛騨市出身のスーパー高校球児の根尾昂選手(大阪桐蔭高校)。

大学進学も、医者になることも、スキーでオリンピックも目指さず、プロ野球選手を一直線に目指した読書家の王道。

経歴を見ても、コメントを聞いても、この若者の漲る自信の大きさと謙虚さに脱帽してしまう。

本人も「超一流選手を目指す」と言う。

イチローと大谷を合わせたような二刀流、三刀流の超一流選手となるかもしれない。

1巡目で4球団競合の末、中日が交渉権を獲得

引き当てたのは、来季、中日の新監督となる与田剛(亜大OB)。

とても嬉しくなる縁起の好さを感じる。

来季は、広島カープの次に、中日ドラゴンズを応援したくなった。


百島24時間。

2018年10月25日 | 百伝。

今宵は、月が冴えています。

百島から帰福しました。

24時間という短い滞在でしたが、夜空の星を眺めながら、大宇宙を想い描いていました。

目に見えぬような点のような銀河系、その銀河系の中に内在する更なる小さな点のような太陽系。

地球という星に生まれ落ちてきた一滴の水、生命力の強さを感じていました。、

その中でも、人間は、考るために、笑うために、泣くために、死ぬことも出来ます。

そんな人間を、神や仏が作ったのであれば不完全な作品(生命体)です。

もし、宇宙や自然が人間を進化させたならば、素晴らしい見事な生命体(作品)です。

宇宙は人間のことを何も知りませんが、人間は宇宙のことをある程度知り得て、もっと知ろうとしています。

つまり、人間は、自分の運命を支配できるからです。

ところで、百島の自然力、生命力の強さも然り。

お墓参りに、実家の裏の畑の木々や草木が、激しく高く生い茂っているので、少し伐採。

草も抜いて、虫も大きな蜘蛛も殺生をして、仏の教えに背いてしまいました。

よい汗を流して、快な気分でした。

帰省するまえに、岡山県邑久町(瀬戸内市)にある竹久夢二の生家に立ち寄って来ました。

若い頃、とてもお世話になった方が邑久町出身、御父上様が、ある宗教法人の大番頭。

子供の頃から、よく連れられてハンセン病患者を隔離していた国立療養所長島愛生園に慰問に通っていたとのこと。

親交のあった写真家の緑川洋一氏のこと、夢二のこと、赤とんぼのこと、赤穂、日生、牛窓の風光明媚な風土と文化のこと。

岡山県のこと、岡山県からの広島県への視点のこと・・・いろんなことを学びました。

その昔、広島県に有って、岡山県に無いものを挙げたことがありました。

もみじ饅頭とプロ野球チーム、そして、造船所。

今回、広島県のローカルニュースは、日本一を目指す広島カープ関連のニュースが多かったです。

福井県は、50年ぶりの国体も終わり、次の目標に向かっています。

2020年、国内の自治体初、福井県の人工衛星を宇宙に打ち上げる計画。

宵待草。

待てど暮らせど来ぬ人を
宵待草のやるせなさ
今宵は月も出ぬそうな 

百年以上昔の大正時代の抒情歌ですが、大正ロマンを思い浮かべました。

あっという間の百島24時間でした。

今宵は、月が 冴え渡っています。


千秋楽萬歳楽。

2018年10月23日 | 空木宝剣

平成の 千秋楽や 日本一

カープCSジャイアンツに勝利。

日本シリーズへ。
平成最後の秋、日本一を34年ぶりに収穫出来るや否や。

いや、出来ると断言しよう。

勝利は、迷いのないほうに転がって来るから、単純に34年ぶりのご馳走にありつけるハングリーさを力に、楽しもう。

♪ 小忌衣 ~

さす腕には悪魔を払いをさむる

手には寿福を抱き

千秋楽は民を撫で 萬歳楽には命を延ぶ

相生の松風 颯々の聲ぞ楽しむ 颯々の聲ぞ

楽しむ


(謡曲 高砂より)


キュンストレーキ 裸一貫。

2018年10月18日 | 百伝。

人は、老いる。

家も、老いる。

左手の指関節が、シビレから少しづつ痛くなる感覚。

台風20号、21号で、壊れた家屋の修理は、まだ終えてもいないのにもかかわらず、今度は天井裏から水漏れ。

もともと二世代住宅で、家の中にトイレが3つ、お風呂も、台所も2つ、それなのに、今は二人暮らし。

一層、家全体をリフォームしようかと、それも高齢者向けのバリアフリーに!

と、家内と顔を見合わせ、真剣に思案中の日々です。

そうなると、もっと長く働かなければとか、自分の体調、健康、加齢、寿命も、あれこれと気にかかる事ばかりです。

生まれてくるのも、死にゆくのも、裸一貫。

自分の心、身体を解剖したくなります。

ところで、今朝の地元福井新聞のコラムを読んでいると、嬉しくなる記事を見つけました。

先日、観戦した視覚障害者スポーツのSST(サウンド・テーブル・テニス)に関して、同じ光景を観て、同じように感動したストーリーでした。

下記に抜粋させていただきました。

【越山若水】すごいものを見かけると、ついつい誰かに話したくなる。何の気なしに観戦に立ち寄った福井しあわせ元気大会のサウンドテーブルテニスが、まさにそうだった▼卓球と似た台で、音が出る球を転がし打ち合うこの競技、まずサーブが奥深い。コート右半分から対角線で相手側半分へ、との制限の中、センターとワイドを巧みに使い分ける▼ワイドに出せばストレートの返球が多い、などとレシーブのコースを予測し、位置取りを変えるのである。緩急の変化でタイミングを外すサーブもあり、野球のチェンジアップのようだった▼高速ラリーを展開する選手もいて、アイマスクをしていることが信じられないような迫力がモニタールームに伝わってきた。強い打球音を出しつつ緩い球を送るプレーなどは、高等技術だったのでは▼スポーツは何でもそうだが最初は思うようにならないことの方が多い。音を聞き分ける技術と集中力。選手はどれほどの修練を積んであの場に臨んでいたのだろう▼東京五輪・パラリンピック組織委員会顧問の伊藤数子さんは、障害者スポーツのネット中継や、ウェブサイト発信などに取り組んでいる▼特に、子どもが競技に触れる環境を大切にしたいと、自著「ようこそ、障害者スポーツへ」で訴える。普及へ、まず多くの人に知ってほしい―。間近で試合を見た今、その意義がよく分かる。

以上。

さて、今日は、招待券を頂いたので、福井市立郷土歴史博物館で開催されている「平成30年秋季特別展 皇室と越前松平家の名宝」を見学に参りました。

御身分の高い方々と市井の人々との生活感と世界観の違いを、まざまざと思い知らされてしまいます。

アイランド・ヴィレッジで生まれ育った僕としては、あまり興味がないと言うべきか・・・。

ただ、この郷土歴史博物館の常設展には、キュンストレーキというものがあります。

この人体解剖模型は、日本においても、ここしかないという世界的にも貴重な人体模型なのです。

 人間、一皮むけば、こんなものなのかなぁ・・・裸一貫。


しあわせ元気!

2018年10月17日 | 千伝。

はて、早朝ラジオで東京在住の女性作家の声が聞こえてきました。

「最近、東京は、帽子をかぶって、背中にリュックを背負って、平べったい靴を履いて歩いている人が多くて、私は、虫のような恰好と呼んでいる」とのこと。

地方に行けば、虫のような恰好した人は、もっと多いです。

里山里海に行けば、虫のような恰好した人ばかりです。

そして、国体、障スポの会場に出かけても同じくです。

第18回障害者スポーツ大会(福井しあわせ元気大会)閉会式に参加させていただきました。

広島県選手団の横断幕の前から観覧させていただきました。

スクリーン画面には、ダイジェストとして午前中に行われたソフトボール決勝戦(福井県vs.広島県)の試合も流されていました。

カラフルな盛り上がった自由闊達な閉会式でした。

知的障害者、身体的障害者の国内最大のスポーツ祭典ですが、学ぶことの多い3日間でした。

知的障害者、精神障害者の区別、さらに一般人との区別も難しいと思いました。

実際、障害者スポーツを観察していると、不思議な感情移入があって、感動してしまうのです。

御臨席された高円宮妃久子様、鈴木大地スポーツ長官の挨拶の中で、2年後の東京オリンピック、パラリンピック2020年のことばかり言及されてもね!

東京都民とスポーツ関係者はともかく、地方在住のほとんどの国民が、テレビ観戦で日本を応援するだろうけど、オリンピック予算1兆数千億円もかけて、成功させようと躍起となる政府も東京発信のメディアの報道内容も、よその世界(東京ローカルニュース)の出来事に思えるのです。(豊洲市場のメディア報道もしかり)

閉会式式典、皇室挨拶、スポーツ長官の挨拶中であろうが、堂々と参列から外れてトイレに行く障害者選手の皆さん。

障害者スポーツを称賛するだけではなく、統一規制できない難しい不自由さと自由があるのかもしれません。

でも、そういう自由さも、人間なんだと思う。

圧巻だったのは、最後の式典ステージでは、モーニング娘OG(藤本美貴さん、保田圭さん、矢口真理さん、そして地元出身の高橋愛さん)4人が登場。

コンサート中の撮影、録音は禁止とのこと。

ところが、選手の多くがステージの周りに集まり、撮影禁止どころか、フラッシュ撮影でキラキラ。

大変な盛り上がりとなりました!

高円宮妃久子様も大喜び、出演したモーニング娘OGも大感激、観客席も大興奮でした。

とても名残惜しい、素晴らしい「福井しあわせ元気大会」の閉会式でした!

来年は、茨城県開催(いきいき茨城ゆめ国体・障スポ大会)となります。

大きな成功を祈ります。

東京目線からすれば、毎年の国体開催にメディア報道の扱いも殆ど皆無です。

それでも、地方の開催県からすれば、40年か50年に一度の大イベントです。

今年、50年ぶりに福井県で行われた1か月以上に及ぶ国体・障スポ開催に少しだけでも参加、関われたことに感謝です。

国体(国民体育)と障スポ(障害者スポーツ)が、「融合」した元年となりました。

終わりよければ、すべて好し。

関係者全員に、ありがとうです!


ボールはストライク。

2018年10月16日 | 千伝。

午前中、福井県越前市武生の運動公園まで出かけて参りました。

障スポ最終日、最終球技種目は、知的障害者によるソフトボール決勝戦、福井県 vs.  広島県。

試合結果は、逆転、逆転の連続の白熱した試合でした。

5回裏の最終回、広島県がサヨナラ逆転勝利、優勝でした❗

明日の中国新聞のスポーツ欄に掲載されるかな?

広島市内から応援に来られた選手の親御さんの談。

障害者スポーツの関心の無さ、結団式も中国新聞の記事にならなかったとのこと。

この広島県ソフトボールチームは、ほとんど福山地域の選手ばかりで、練習場も福山ローズガーデン?だったとのこと。

9月は、毎週広島市内から福山まで、バスで練習通いだったとのこと。

・・・勿論、交通費は自己負担。

親としても、我が子が何かに打ち込む姿を見たいものです。

正直、地元福井県に有利な腑に落ちない判定もあったり、試合内容の一部分は、小学生レベル。

それでも、夏の甲子園高校野球同様、感情移入してしまう2時間近い白熱した決勝試合でした❗

通常の試合は、5回まで、1時間内のみ。

試合終了。

10対9 広島県の優勝です。

おめでとう🎵

広島県代表ソフトボールチーム❗

親御さんには、今日の試合内容と写真、優勝報告を中国新聞にメールすればよいですよ。とアドバイス。

伝言したあと、福井市内の9. 98スタジアムの閉会式へ。


サウンド・テーブル・テニス。

2018年10月15日 | 千伝。

昨日の朝の散策。

皇太子殿下をお見送りに中央公園まで。

10メートルぐらい先の距離でしたが、「また、おいでください」と、大きくお声をかけさせていだきました。

こちらを向いて、手を振られ、微笑んでの会釈とアイ・コンタクト。

日の丸の小旗を振りつつ、朝から上機嫌。

 その後、サンドーム福井で行われている国体(障害者スポーツ大会)の卓球会場へ。

活気がありました。

確かに、出場選手のほとんどが、障スポとは言わず、国体に出場していると言います。

国体の中の障スポだから、正解なのでしょう。

広島県選手団へ応援、声援のエールです。

今日の僕のメイン観戦は、別棟で行われているSST(サウンド・テーブル・テニス)。

目が不自由な方が、玉の中にある鈴の小さな音を聞き分けてネットの下をくぐるラリーです。

小さな静かな個室で、ピンポン玉の動きを、音で追っていきます。

アイ・コンタクトもないゲームです。

初めての観戦でしたが、目が釘付けになりました。

妙な感覚、不思議な感動を憶えました。


花、天を仰ぐ。

2018年10月14日 | 千伝。

第18回全国障害者スポーツ大会(福井しあわせ元気大会)の開会式式典。

お天気もよく、カラフルな世界でした。

 ところで、長い寝たきり状態に寿命を全うするのを、ネンネンコロリ(NNK)と呼ぶようです。

その一方、NNKの期間が短く、ピンピンコロリ(PPK)といくのが、健康寿命とのこと。

 

今夜のNHKのテレビ番組、AI(人工知能)が語る健康寿命の大切な3つのポイントを紹介していました。

運動や食事よりも、読書する。

同居よりも、独り暮らす。

治安のよい地域に安心して暮らす。

この3つのポイントが、ピンピンコロリの健康寿命にリンクする方法だとか!

なるほど・・・同感意見です。

さて、今日は、朝、昼、夕の一日三度、皇太子殿下を拝顔する機会を得ました。

空には警察ヘリコプターが飛び、地上では物々しい警備、そして長い車列での移動。

それでも、歓迎する国民の前で、にこやかに手を振るお姿に、有り難い気持ちになります。

宿舎のホテルに夕方18時前に入り、翌朝出発されるまで、お一人で何をして過ごされているのだろうかと、つい想像してしまいます。

・・・お一人で、きっと読書でもされているのでしょう。

・・・安心して暮らせる地域、国民のこと、想い馳せているのでしょう。

第1回から今回まで、すべての全国障害者スポーツ大会に御臨席されているとのこと。

来る年には、新しく天皇陛下となる殿下には、いつまでも、健やかに、穏やかな日々を過ごされますように祈ります。

明日の朝は、散策予定。

そして、殿下のご無事を祈り、お見送りさせていただきたいものです。


埠頭を渡る風が消えた。

2018年10月13日 | 百伝。

今夜の気になるニュースは、日本の台所と呼ばれる豊洲市場オープンと来年の新天皇即位を祝い当日の5月1日前後10連休になるとの事。

その皇太子浩宮様は、全国障害者スポーツ大会の行事御視察のため、明後日まで福井に滞在中。

豊洲市場は、かつては、豊洲埠頭だった。

18歳の時、高校を卒業して、百島から父親がチャーターしていた貨物船に乗って、東京に着いた場所が無名の豊洲埠頭だった。

お隣りの埠頭は、日本一有名な晴海埠頭。

東京生活第一歩のスタート地は、東京駅でもなく、晴海埠頭でもなく、豊洲埠頭。

40数年過ぎて、豊洲の名が、豊洲市場として広く知れ渡る。

一方の晴海埠頭は、二年後の東京オリンピックの選手村に、その後、高層ビル群の住居地に変わる。

青春の「埠頭を渡る風」が消えた。


ノルマとノロマ。

2018年10月10日 | 千伝。

昨日の出来事で、書きそびれたものがありました。

国体最後の最終競技種目は、男子400メートルリレー(100M x 4)でした。

決勝には、広島チームも残っており、アンカーの第4走者は、あの山縣選手。

山縣選手が、後方から先頭の東京チームにどんどん迫ってきました。

応援です!

声援です。

結果は、優勝した東京チームに0.07秒差まで猛烈に縮めた僅差。

惜しい広島チームの2位でした。

ところで、全国障害者スポーツ大会(福井しあわせ元気大会)が、今年は、10月13日から15日まで開催されます。

僕も、3日間、障スポの行事に出来る限り参加観戦するつもりです。

最近は、AI(人工知能)やらロボットの進化に関わるニュースが溢れています。

個人個人の遺伝子情報や細胞活動、病歴からのビッグデーターの蓄積、判断により、各個人の寿命まで結果を導きだすことができるであろうとのこと。

死を怖れず疲れもミスも無い、ノルマを必ず果たすであろうロボット・・・そうなると、人間は、ただのノロマになるのかもしれません。

恐竜も、ノロマだったのかな?

恐竜が絶滅したあと、進化した哺乳類の人類が、この地球の覇者となりました。

その人類が、今やその未来に確信が持てない有り様です。

AIやらロボットが進化すると、人間の仕事が奪われるとか、新しい雇用が生まれるとか、様々な意見が飛び交います。

社会主義の国なのに資本家がいたり、資本主義の国なのに貧富格差反対、人間は平等であるべきという主張もあります。

明治維新の時代、「民富めば、国富む」というスローガンがありました。

あれから、150年・・・このスローガンは、正しいのかな?

非正規雇用の収入やら介護職員の給与を考えると、どうして、日本が経済大国と言えるのか不可解です。

ただ、我々世代は、昭和30年代の日本の貧しい暮らしを知る最後の世代だから、幸運です。

子供の頃、日本が豊かな国だと思ったこともありません。

他のほとんどの国の方が、豊かに思えたものです。

昭和40年代から、日本社会が一気に1億総中流時代に突入体験したのも幸運でした。

そして、昭和の時代が終わる頃には、海外から「日本人は金持ちだとか、日本は凄いとか」もてはやされて、持ち上げられたものです。

ほんの30年前の平成の時代になった頃、「日本人1人の給与で、30人の中国人を雇えるんだから、これからは汗よりも知恵を出しなさい」と、とある経営者が、常日頃伝えていたのを思い出します。

あれから、30年・・・今は、平均的な日本人よりも、中国人の方が裕福に映ります。

ノロマな人間とは、何ぞや?

さて、今日は、大きな病院で再診察。

8年程まえに、拡張性心筋症を発症したとき、担当の医師が、家内には「ぼくの寿命は5年以内」と告げたようです。

確かに、その告知は正しかったのかもしれません。

3年程まえに、大動脈解離を発症して集中治療室に運ばれたとき、担当の医師から、家内に「残念ながら、覚悟してください」と告げられたとのこと。

でも、生きている。

ドクターストップばかりの生活ですが、まだ生き延びています。

今日は、担当の医師から、「人工血管が必要になるでしょう」と直接告知されました。

ということは、まだ生き延びられるということかな?

障害者になる、間違いのない事実が、目の前に迫っていますが、嬉しいのです。

今年、白内障手術後、人工の水晶体レンズを眼球に入れた途端、子供の頃の視力に戻った摩訶不思議な世界。

障害者の短距離選手が人工義足を使用して、100メートルを走れば、8秒台の記録も可能だとか❗

そして、未来へ。

ノルマという目標物も、ノロマという進化物も、明日が見えるものでないとね。

感謝。


スポーツの融合。

2018年10月10日 | 千伝。

昨日、10月9日、明治150年記念福井しあわせ元気国体(福井国体)が無事に閉幕。

とても、感動的でした。

福井県選手団が、退場する他府県の選手団をお見送りするシーンです。

人口80万人にも満たない小さな福井県が50年ぶりに天皇杯を獲得、皇后杯も初獲得、東京の三連覇を阻止。

閉会式後の福井県選手団の解団式です。

福井県勢、万歳三唱、国内最大のスポーツの祭典を締めくくりました。

そして、福井しあわせ元気大会(全国障害者スポーツ大会=障スポ)が、10月13日~15日に開催されます。

既に、車椅子バスケットボールの競技は、会期前から始まっています。

今回の福井国体は、障スポとの「融合」を体現した初めての試みなのです。

時代の変革の風を感じました❗

これは、全国ニュースでもほとんど取り上げられていませんが、福井から始まった画期的な試みだと思います。

「ふるさと納税」、「ポイントカード」そして、「コシヒカリ」を産み出した福井県です。

福井県の知恵は、いつか障スポとの「大きな融合」を産み出すような可能性を感じます。

来年2019年の国体は茨城県、二年後の2020年は鹿児島県。

三年後の2021年は、三重県。

さらに、四年後の2022年は、栃木県だそうです。

宇都宮市の職員が、もう福井国体の視察に来られていました。

他県の関係者も・・・何か想うところもあったと思います。

個人的な感想ですが、開会式、閉会式の来賓の挨拶で、必ず「2020年の東京オリンピック」に繋がる国体、出場選手に夢や期待を伝えていました。

日本国内最大のスポーツの祭典と言われる「国体競技」・・・その中で、いちばん感心感服させられた競技は、「剣道」と「なぎなた」です。

以前、勝利した剣道の選手が、ガッツポーズをして失格となりました。

女子なぎなたの選手の「礼に始まり、礼に終わる」・・・礼節の立ち居振る舞いに「見事な美しさ」を覚えて鳥肌が立つぐらいに震えました。

オリンピック大会の競技に参加しなくても、それ以上に価値ある武道に映りました。

スポーツも融合の始まる時代の入口に立っていると感じました。

ボランティア活動に奉仕する大勢の方々に支えられている大会だと改めて実感しました❗

ボランティアの存在が無ければ、スポーツの融合も有り得ません。

ボランティアこそが、ゲームメーカの屋台骨です。

50年ぶりの福井国体、素晴らしかったです。

感動をありがとう。


背をおう。

2018年10月07日 | 千伝。

近日中に再検査ありということで、手術か、入院治療となるのか分かりません。

いろいろと考えても、その結果に運命を委ねるしかありません。

今日は、郊外の山間部にある池田町まで出かけて参りました。

この町は、最近行くたびに、楽しくなります。

山岳競技には、リードとボルダリングという2種目あります。

子供の頃、こういう競技があればいいのにと思って遊んだ記憶があります。

この競技、背中を見せて這い上がる競技です。

残念乍ら、この山岳競技に関しては、広島県は全く存在感がありません。

関東や関西の大都市圏の地域に山岳競技の選手が集中しているようです。

その中でも、地元福井県勢は、大健闘でした。

来年の国体は、「いきいき茨城ゆめ国体」ということで、茨城県から視察員が多く来られています。

先日、このブログで、「鹿児島県に行きたい!」と話した途端、想いも物質なのでしょう。

最近、ふと隣りを見ると、鹿児島の車や、選手や役員の方とよく遭遇します。

今日も、ふたたび吃驚。

会場で出会った方と話していると、鹿児島県南さつま市から視察に来られていた職員の方でした。

ナント・・・2年後、東京オリンピック終了の2か月後には、「燃ゆる感動かごしま国体」が開催されるとのこと。

頂戴した名刺の背表紙には、こんな広告宣伝も記載されていました。

「鹿児島で待っています」との事。

鹿児島へ行きたいなぁ・・・行くぞ!

今日は、背中の痛みも殆どなく、ニコニコと笑顔で、ゆっくりと池田町で時間を過ごすことができました。

 

・・・山村に籠る時間も、いいのかなぁ。

宝の島に籠る時間も必要かもしれません。


三陸に久慈、安芸には久地あり。

2018年10月06日 | 空木宝剣
千年の  久地の岳山  秋の空   
 
山岳に、返り点を打ったような岳山(たけやま521m)の山腹に、
「久地の千年杉」が鎮座する。

 
今から千年前といえば、紫式部(978~1016)の平安の頃。
 
鎌倉、南北朝、室町、安土桃山、江戸、現代まで、双葉より千年かけて樹高40mの姿に。 
    
頂上には、武田弾正の嶽城(多計城)という、中世の山城がある。


 
曲輪近くの、杉の木に掛かる梯子は、過ぎし歴史の覗き窓。


千年の景色が見えるかも知れない。

 
 山頂からの眺め(宮島方面を望む)