百島ファンクラブ 百会倶楽部 百々物語

100% pure モノクロの故郷に、百彩の花が咲いて、朝に夕に、日に月に、涼やかな雨風が吹いて、彩り豊かな光景が甦る。

天津祝詞 祝祭ハロウィーン

2023年10月31日 | 空木宝剣

高天原に神留座す
(たかまがはらにかむずまります)

神魯伎  神魯美の詔以て
(かむろぎ かむろみの みこともちて)

皇御祖神  伊邪那岐の大神
(すめみおやかむ  いざなぎのおおかみ)

筑紫の日向の橘の小戸の阿波岐原に
(つくしのひむかのたちばなの おどのあわぎがはらに)

御禊被へ給ひし時に   
生坐る祓戸の大神等
(みそぎはらへたまひしときに  あれませる はらいどの大神たち)

諸々の枉事罪穢を払ひ賜へ 清め賜へと
申す事の由を 天津神
国津神  八百萬の神等共に  聞食せと
恐み恐み申す
(もろもろのまがごとつみけがれをはらいたまえきよめたまえとまおすことのよしを  あまつかみ くにつかみ やおよろずのかみたちともにきこしめせと  かしこみ かしこみ もまをす)

神無月   南京カボチャ   ハロウィーン

古代から元来仮装する意味は、悪霊がもたらす災いを遠ざけるものだった。


さらば昴よ。

2023年10月29日 | 百伝。

学生時代、北山修さんから聞いた話。

「ステージ上から声掛けすると、観客から一斉に同じ歓声が響く、手拍子の合図をすれば、観客全員一斉に手拍子をする、何をしても同調行動をする・・踊ると踊る、踊される、ある意味脅されるように怖い。とチンペイが言っていたなぁ。」

「チンペイ? どなたですか?」

「知らないの。今、破竹の勢いのアリスの谷村新司。」

谷村さんのラジオ番組と歌詞世界のギャップが大きくて、ユニークな人物に映っていました。

その後、ある日のラジオ番組で、谷村さんが「僕の書く歌詞世界は、全て○○から学んで、言葉を取り入れているんです」と言っていた事がありました。

その時、その○○の名を聞き逃しました。

翌年の1980年、ソロになって「昴」が大ヒット、年間ヒットチャート第2位まで上昇しました。

さらにアジア地域まで伝播、今や日本が誇る名曲の1つとして歌い継がれている「昴」です。

谷村新司さんの○○は、石川啄木の「歌集」だったようです。

享年74歳、谷村新司さんのご冥福を御祈り申し上げます。

合掌

因みに、昴が大ヒットした1980年。

「昴」を抑えて、この年の年間ヒットチャート第1位に輝いたのが、もんたよしのりさんが歌う「ダンシング・オールナイト」でした。

広島県福山市生まれ、神戸育ち、大動脈解離で逝った享年72歳、門田頼命さんのご冥福を御祈り申し上げます。

合掌

我も行く。

心の命ずるまま 踊らん。

我は行く。

さらばスバルよ。


ラグビーから学ぶ人生。

2023年10月22日 | 百伝。

ラグビーW杯、ニュージランドvs. 南アフリカが決勝戦へ進出。

アルゼンチンに敗れた日本、その後の日本のメディアは鎮静化、ラグビーW 杯のニュースは盛り上がらないのが不可解。

準々決勝のアイルランドvs. ニュージランド戦、地元開催国フランスvs. 南アフリカ戦・・物凄かった❗ 

両試合、歴史的、心打つ感動的な一戦でした❗

さらに準決勝のイングランドvs.南アフリカ戦、素晴らしいの一言。

鳥肌が立ちました❗

各国ラグビー代表選手は、国籍は無関係、代表選抜資格者は、その国・地域で出生、両親または祖父母のうち1人がその国・地域生まれ、直前の5年間継続居住、通算10年居住・・そのうち、どれか1つを満たせば、その国の代表選手になれるとの事。加えて、1回限りではあるが、選手は所属する国を変更できるとの事。

それを可能にしているのは、民主主義勢力国家だけかな?

この制度、国際フットボール協会、サッカーの世界にも導入して欲しいものです。

例えると、サッカーの世界でも三笘薫がイングランド代表、旗手怜央がスコットランド代表に、イスラエル人もパレスチナ人も日本代表になり得るという可能性ある喩え話です。

このラグビーの代表制度が未来のスポーツ、国家体制にも影響を与えれば、世界はもっと平和になるような気がします。

今朝、ラジオを聴いていると、神奈川県大磯町の議会議員は男女半々だとか、日本では珍しい貴重な自治体です。

議員、政治家が男性偏重の国家予算は、軍事費が多く占める戦争を好む国家に映ります。

国家議員定数を男女半々にする制度にしないとね、人類世界は未来がなく進歩がありません。

日曜日午後8時、一番よく観るテレビ番組は「ポツンと一軒家」です。

NHKの大河ドラマや「世界の果てイッテQ」よりも高視聴率のようです。

都市生活の高齢者は、だんだんと引きこもり生活になりますが、山奥での生活思想、知恵、覚悟は、人生の何事かを学ぶべき点が多いです。

離島生活も然りで、実際に楽しく暮らすとなると、今の時代は時間的、経済的にも余裕がない限り、都市部の一般庶民には無理、実現は難しいと考えます。

ラグビー選手になるようなものです。

ボールを後方後方へ回しながら逃げて逃げて前に進んでトライ。

ラグビー精神のスポーツルールは、ユニークな人生と際立って似ています。

ラグビーから学ぶものは、規律ある日常ルール、人生への希望、人類の未来です。

写真提供 : 大会公式X

ルーブル美術館に展示管理されるべきと評価の高い一枚の写真です。


百島お百度参詣。

2023年10月20日 | 百伝。

先週末、百島へ日帰り参詣。

草刈りに励みました。

ホームセンターで選んで買った今回の道具は、非常に役立ちました。

道具選びも楽しいです。

まだ、蚊やら虫が多くて、困りました。

空き家となった実家に佇んで思う事。

誰も住まないと家屋は廃墟となります。

寿命は、枯れてゆくのがよいです。

腐るのはちょっとね、想いとは違います。

昼食は、独りサバ缶とソーセージ、ピクニック気分で大変美味でした。

午後、同級生のトシ君が立ち寄ってくれました。

同級生との四方山話は、楽しいものです。

18歳の時、百島を離れて以来、百島お百度参詣は、二百度参詣ぐらいかな?

生かしてくれるのも、そのお陰様かもしれません。


艶やかに朝夕に感謝❗

2023年10月19日 | 百伝。

こうして書いているのが不思議。

先日、広島から福井へ戻った矢先、雨の中を追い越し車線から走行車線に戻ろうとしたら、車がスリップして制御不能状態。

追い抜いた後続車が来る、対向車も来る❗

「あっ、ダメだ❗もう死ぬ❗」

と思った瞬間、くるくるスピンして、ガードレールにぶつかり、対向車線まで飛ばされて、車は大破。

意識は飛び、気がつけば、他の車と衝突せず壁面にも衝突せず、単独事故として参道入り口にスポッと大破して止まっていました。

廃車処分です。

僕自身は生きていました。

警察車、レッカー車、淡々と光景が動き、身体的には軽い打撲症状だけで済んだ奇跡のような単独事故でしたが、魂の一欠片があの世に飛んでいたような感覚でした。

ここ数日間、テレビも新聞もネットを見ても、僕の一部は死人のような感覚で生きていました。

不思議な世界です。

僕の生きている場所は、非常に美しく天国のような感覚です。

その一方、ニュースを見ていると、イスラエル、パレスチナ、ウクライナ、ロシア、この世に天国と地獄があるようです。

先日、百島に帰省する前に大動脈の太さを測るCT検査をしました。

一昨日、担当医から連絡があり、すい臓に影があり再診する事に。

今日は、造影剤を注入してのMRI検査、耳栓をしても聞こえるMRI検査中の大音響ブーブー、ピポピポ、ゴー・・何とかしてくれと、すっかり現実に引き戻されました。

数ヶ月後、再度検診の観察、様子見となりました。

今まで、拡張性心筋症、大動脈解離を発症して、二度死と直面しましたが、死に至るまでに、思いを伝えられる時間がありました。

余談ですが、もう1つ。

百島の子供たちは、大抵一度くらい体験しているかな?

幼い頃、海で溺れて、急に海の底がとても美しくて見えた時、兄が引き上げて助けてくれた事がありました。

引き上げられた時、苦しみながら口から海水を吐いていた記憶があります。

多分、あの世に逝けばラクなのでしょう。

でも、この世にきちんと別れを告げないとね。

突然起こる事故、事件、テロ、戦争のような起因の死は、逝く者、残された者、両者言いようがないくらい悲しいです。

僕が見てきた、この世とあの世の境目は、光と闇でした。

昨日は、武生菊人形、OSK日本歌劇団のショウを見学しました。

朝ドラ「ブギウギ」のモデル笠置シズ子さんが在籍していた劇団です。

タップダンス、ラインダンス、そして「強く、逞しく、泥臭く、艶やかに❗」と叫んでいました。

艶やかに朝夕に感謝❗


百島珈琲。

2023年10月11日 | 百会倶楽部(日本「百」歴史探訪)

午前4時からのNHKラジオ深夜便「明日への言葉」、よく聴いています。

その道を独自に究めた第一人者がゲスト出演して語る、今まで生きてきた道程、明日への提言、興味深いのです。

今朝のゲストは、古楽器リュート演奏者、水戸茂男さん。

1954年大阪生まれ、福山育ち、なんと尾道北高校卒業。

子供の頃から古いバロック音楽が好きでギターを弾いていたとの事。

我々同年代からすれば、フォーク、ロックではなく、古典音楽により興味があったというから流されない自律性が高い人なんだろうなぁ。

尾道北高校卒業後、東京へ出てギター教室の学校へ進んだとの事。

編成を奏でるギターよりも、無限大の自由な古楽器リュートに魅力を感じたという。

スペインへ7年間の音楽留学へ、古楽器リュートの全てを学んだとか。

音楽というのは宮廷音楽から劇場音楽へと拡がり、市井へと届くようになり、楽器自体をより大きい音量にする為に弦が鉄線になったとか。

今までに10枚のCDや音楽教則本を出したり、海外全国を巡りソロコンサート、数校の音大で招待講師をしているとか。

尾道北高校から音大へ進学せず、バロック音楽が好きで古典楽器奏者になって古典音楽の第一人者として独自の地位を築いたブレて無い人生だなぁ。

はて?1954年生まれ、尾道北高校卒業?

気になったので念の為、兄に水戸茂男さんという同級生がいたのか?と訊くと、兄曰く「よく知っている」との事。

コンサートにも観に行った事もあり、今も連絡があるという。

長く生きていると、同じ兄弟でも異なる世界を眺めながら生きているような気になりました。

福井でコンサートがあれば、兄の代理として花束持参で鑑賞したくなりました。

さて、日経新聞の春秋コラムは、広島県の観光戦略に提言をしていました。

宮島訪問の際、入島税百円徴収はよいアイデアだが、瀬戸内海を走る旅客船内で各々の島々を横切る際には、各々の島々の歴史案内を英語で音声案内するサービスした方がよいのではと?

筆者曰く、多くの外国人観光客が船内で時間をもてあそんでいたらしい、音声案内があれば、あの島へ行きたくなるのでは?という天下の日本経済新聞春秋コラムからの提言でした。

昨日、福井市街地を車で走っていると、赤白の文字の派手なマークでかなり目立つコンテナを運ぶトラックが走っていました。

NYKマークの日本郵船かな?と思い込んでいると、近づいてビックリ。

天社マークのKANBARA KISENのコンテナマーク・・福井市街地で見るとは驚きでした。

神原汽船、百島の対岸にある常石造船の礎となった常石グループの中核的な船会社です。

常石造船は、多分、サザンの桑田さんがラジオ番組で「スポンサーは常石造船、常石造船です」と全国に向けて叫んでいたので多くの方は知ってはいても、神原汽船は、広島県の東部、尾道市民も福山市民さえも殆ど知らない海運企業名です。

昔、18歳の時、東京で福山通運のトラックを見た時の驚き、あれから約50年、今では全国津々浦々で福山通運のトラックとすれ違うのは日常茶飯事。

神原汽船の未来は、どうなるのかな?

気になる今日のニュース、今の時点で他行へ振り込み出来ない全銀システム障害、いつ回復するのかな?

今週末の高齢者への年金振り込みがストップとなると、日本のシステムは基本的に危うい。

まだ年金は繰り下げ状態だけど、そろそろ年金生活者になるべきのか? 思案中。

20年ほど昔、元気だった叔父さんが、百島泊の港は、年金生活者しか歩いていない「ねんきん波止場」になったと言っていました。

「家の中でゴロゴロするよりも、百島生活ならば、釣り放題、野菜作り放題、山菜取り放題、身体を動かせば健康にもなるのに」と言えば、ほとんどの年金生活者は、「買って食べる方が安上がり」と言っていたなぁ。

そして、みんな、あの世に逝った。

今日は、将棋の藤井聡太名人21歳が、史上初の八冠獲得。

八冠となった21歳の若者は、これからは、ひたすら防衛人生。

後から追いかけて追いかけて来ても、逃げる、逃げる、逃げてトライするラグビー人生みたいな将棋人生になるのかな?

独占はよくないかな? 

ゆったりとしたバロック音楽。

美味しいお茶を飲んでいます。

今度は、珈琲を飲むつもり。

至福の一服。

百島珈琲と名付ける。

つもりは積もるでしょう。

もうすぐ年金生活者になるつもり。

死ぬまで働くつもり。

百島珈琲を楽しみながら広めるつもりです。


瀬戸内海八百八島。

2023年10月08日 | 日本の百々巡り。

本を読むのも、音楽を聴くのも、何をするのも、体調がなかなか快復しません。

ソファーに寝転んで、テレビを観ていると、いつの間にか、芸能界ウォチャー、スポーツ界ウォチャーになりました。

今日の午後は、NHK ではサッカー天皇杯準決勝の全国生中継・・されどNHK福井局は、今年からBリーグに初参戦する県内初のプロバスケットチーム福井ブローウィンズのB3リーグの試合を生中継。

福井、勝った❗ ブローウィンズ、凄いなぁ❗

チームのユニフォームを買いたくなりました。

来年は、B2リーグへステップアッブだ❗

今夜は、大変だった。

ワールドカップ、ラグビー日本代表vs. アルゼンチン代表、バレーボールは日本代表vs. アメリカ代表、裏番組では「ポツンと一軒家」「NHK スペシャル あなたの家は大丈夫?建物劣化、住民高齢化」。

日本、惨敗。

昼は歓喜、夜は失意となった今日一日。

さて、勝ち負けは別として、ちょっと思い出した中学校時代。

「先生、毎日、富士山を眺めながら過ごせる地域の方々は、おおらかな人生を過ごせるのかのう?」・・と、そんな発言した記憶があります。

すると、先生は「忘れたらいかんよ。君たちはもっと凄い。瀬戸内海国立公園の中で生まれて育っているんじゃよ。」

今日は、1932年(昭和7年)の前年に施行された「国立公園法」に基づいて、国定公園12ヶ所が選定された日だとの事。

日本で最初に選定された国立公園12ヶ所は、大雪山、阿寒湖、十和田湖、日光、富士山、日本アルプス、吉野熊野、伯耆大山、阿蘇山、雲仙岳、霧島岳、そして瀬戸内海八百八島。

確かに、眺めのよい場所ばかりです。

でも、そこに生きる人々の生活には、格差競争があり、勝負結果があり、善悪も生じるのかな?

今年は暑くて、日本中の田舎は、草がボウボウに高く生い茂っているとの事。

故郷の百島も然りだとの事。

もう少し元気になれば、草刈りに帰省します。

百年昔の過去と百年先の未来が、同時に存在する時空世界。

その面白さ、楽しさを体現できるのが瀬戸内海の八百八島、尾道の百島です。


投資の日。

2023年10月04日 | 百伝。

今朝の朝刊は、興味深い記事が多かった。

今日10月4日、投資の日だとか。

これからは、再生可能なエネルギーの地産地消、創エネの時代だとか。

小中不登校児童、全国で2万9千人、最多更新中だとか。

子供にも自由の選択肢を、その上で大人が守らないとね❗

今日の日経新聞春秋コラムから  ;

「科学者は歌い続けるロックミュージシャンと同じ。私も命ある限り研究を続ける」と言ったのは、昨日ノーベル生理学・医学賞に選ばれた米ペンシルベニア大のカタリン・カリコ特任教授。

7年前、人気を博したドラマ番組「逃げるは恥だが役に立つ」、これはハンガリーの諺、無理して今の場所にしがみつく必要ない得意な世界で頑張ればよい、そんな意味合い。

ハンガリー出身のカタリン・カリコ女史、同年代の68歳。

ハンガリーの故郷は、水道も風呂も無い環境で生まれ育ち、母国ハンガリーで科学者になったものの研究資金は打ち切られて職を失う。

やむなく家族と米国に渡航するが辛酸を舐めるような日々を送り、研究の場を探したという。

逃げたのは恥ではない、今や誰もが知るメッセンジャーRNAワクチンの開発者。

この研究技術は、癌治療、マラリア、インフルエンザ、エイズ等々、新種の感染症にも応用できる可能性があり、大いに人類に役立つとの事。

日常を取り戻した原動力に貢献した価値ある逃げ恥の人生だとの事。

以上 日経新聞春秋コラムから;

因みに、今年のノーベル賞の賞金は、11000万クローナ(約1億5千万円)だとの事、2名受賞しているから、カタリン・カリコ女史には半分の7千5百万円の賞金額となる。

お金の価値というのは不可解。

先日の日本女子オープンゴルフ大会、4日間の熱闘の結果、優勝者への賞金は3000万円。

もうひとつ興味深い記事があった。

厚労省が、事業者に「介護者の賃金」を公表するように要請したとの事。

議員政治家、公務員の賃金は、どの業種の民間ベースを基準にすべきか、再考となるはず。

この国の資源は、人材と教育。

ワイセツなシモとカネ絡みの事件ばかり目立つ社会は、どこか品格の無い貧民国家に映る。

破廉恥、貧困、混乱から逃げるのは、恥ではない。

お金に賞味期限を❗と言える自由社会に生まれ育って生きる幸運に感謝。

投資は、現在の闘志、未来への透視、世界を救う。

社会に役立つ投資を考えないとね。

恐竜への愛も投資かな?


音楽性の明暗。

2023年10月04日 | 資本と社会の問題

去年の今頃、NHK の「鶴瓶の家族に乾杯❗尾道百島編」にゲスト出演していた井ノ原快彦さん。

1年後の今、人生は分からないものである。

いちタレントから、今や連日話題となるジャニーズ性加害問題、その被害者救済の道程となる渦中の中心人物の一人となっている。

さて、NHK 朝ドラマ「ブギウギ」が始まった。

ブギウギは、ジャズ用語。

主人公のモデルは、戦後「東京ブギウギ」を唄った笠置シズ子さん、その作曲家は服部良一さん。

日本での大ヒット、大成功。

その勢いで、服部良一さん、笠置シズ子さん、米国ハワイ、ロスアンゼルス公演を行う。

その時、現地で甲斐甲斐しく公演の手伝いをしていた10代の若者がいた。

彼は後に、昭和の大作曲家服部良一さんをバックにして、日本のエンターテイトメントに進出したジャニー喜多川・・皮肉なものである。

先日2日のジャニーズ事務所のテレビ会見。

ジャニーズ名を消滅させるとの決定。

そのテレビ会見での司会進行役の方が、ソフトタッチで優しく響く声で、聞いた事があるなぁと思っていたなら、ナント、元NHK アナウンサーの松本和也さんだった。

井ノ原快彦さんの会見、その会見の否定内容よりも、松本アナの元気そうな振舞いが嬉しかったなぁ。

資本と社会の問題、音楽性の命題。

もう20年以上昔、松本アナはNHK 福井局勤務。

子供も幼くて、人気のある耳鼻科で、隣同士で2時間以上座って受診待ち、スーパーの買い物中に出会ったり、ビートルズマニアのとても感じのよい人だった。

当時、福井で英語教師していたのが、今やアメリカ人タレントとして活躍中ののパックン。

その後、東京に転勤した松本アナは、あのパックンと一緒にテレビ番組「英語でしゃべらナイト」で、二人は全国で知名度アップ。

松本アナは、NHK 大晦日の紅白歌合戦の総合司会にも大抜擢される。

しかし、だ。

毎日曜日午後のNHK の「のど自慢大会」の司会担当になってからの松本アナは、心身不調に陥り、休職状態に。

その後、風の便りでは、NHK を退職したとの事。

個人的な憶測だけど、ビートルズマニアが、毎日毎日、J ポップ、演歌は聴きたくないはず。

しかも毎週末、全国を飛び回り、しかも子供の休日にも一緒に過ごせないストレス、そんなのあんなので、疲れ果てたのでは?というのが個人的な憶測、見解だけど、実際の所は分からない。

彼の今後の活躍を祈ります。

ただ、フリーとして松本和也アナウンサーの復活に、音楽性の明暗は、あったのかな?

人生の明暗は、あるのかな?

気分上昇線を描く音楽を聴きたいなぁ。

好みの音楽を聴きながら、水、珈琲を飲んでは、草刈りをして、百島イングリシュガーデンの中で過ごすのが楽しみです。

自称「心身の介護予防・リハビリ・トレーニングセンター」のある百島大学へ通いたくなりました。

NHK のラジオ体操のリズミカル音楽は、確かに明るい❗


花 とある植物学者。

2023年10月01日 | 萬伝。

今日から十月。

今日、福井県あわらで週末から4日間行われた日本女子オープンゴルフ大会最終日、見応えのあるいいマッチプレイでした。

優勝賞金3000万円、凄いなぁ❗

日本海と芝のグリーンが映えていました。

芝生は、植物名なのかな?

さて、先月末に終わったNHK 朝ドラマ「らんまん」これまた良かったなぁ❗

主人公のモデル牧野富太郎さん、五年に一度ぐらいの割合で、どこかのコラム上でお目にかかりますが、今年ほど牧野富太郎という人物にスポットライトが当たったのは、初めてではないのかな?

どんな人物かというと、独学?の植物学者です。

若い頃、東京大学の植物学教室で学んでいましたが、正規の学生ではなく勝手に入り浸って学んでいたのです。

その後、東京大学の助手、講師、博士の学位も得ましたが、大学制度の中での正式な学者ではありませんでした。

教官たちが、植物が大好きな牧野を、同学の士として受け入れたのです。

しかし、牧野が、研究上で成果を示すようになると、妬みや名誉の争いが起こります。

教官たちとの間で、さまざまな軋轢、葛藤が生じたのです。

彼の正式な学歴は、尋常小学校中退だったのですから・・。

ともあれ、支援者も多く、78歳まで大学に籍を置き、その後も植物研究に没頭できたようです。

「牧野日本植物図鑑」によれば、例えば、バナナの皮をむいて、食べる中身も皮だそうです。

外皮は繊維質、中身は多肉質という内皮質の内部に実という種子があるのです。

つまり、人間は、植物の皮を食べているのです。

牧野富太郎・・92歳の時のエッセイ「花と私 ~半世の記~」からの抜粋。

「花に対すれば常に心が愉快でかつ美なる心情を感ずる。故に独りを楽しむことが出来、あえて他によりすがる必要を感じない。故に仮に世人から憎まれて一人ポッチになっても、決して寂寞を覚えない。実に植物の世界は私にとっての天国でありまた極楽である」

憂鬱は、花を忘れし病なり。(牧野富太郎)