百島百話 メルヘンと禅 百会倶楽部 百々物語

100% pure モノクロの故郷に、百彩の花が咲いて、朝に夕に、日に月に、涼やかな雨風が吹いて、彩り豊かな光景が甦る。

さみだれの

2008年05月31日 | 千伝。
陰陽道・・にぶつかりました。

ただ、この国のかたち、神道、修験道、仏教(密教、禅)と辿っていくと、仏教誕生以前のバラモン教(婆羅門教)、さらに古いゾロアスター教(火天教)の大陸からの影響があるかもしれません。

先日は、思い立って福井県おおい町(旧 名田庄村)に行って参りました。

小浜市から山間部に入っていくのですが、細長い村で、ひと山を越えると京都府です。

とても静かな良い所でした。
お気に入りの場所になりそうです。

ところで、その陰陽道の希代スターの陰陽師(おんみょうし)と言えば、安部清明。

「天社土御門神道本庁(てんしゃつちみかどしんとうほんちょう)」という処に辿り着きました。

応仁の乱の頃、安倍家(土御門家)の知行地だった名田庄村に分霊を遷宮して今に至っています。

道の駅に、観光用として正倉院作りの「暦会館」というものもあります。

その霊場でもある本庁ですが、とても小さな集落にあって、どこにあるのか車で降りて、小さな萱葺き屋根の民家で聞こうと思った途端、その玄関先で「天社土御門神道本庁」の看板がありました。

家人が出ていらして、少しお話を伺いましたが、質問項目を具体的に用意していなかったものですから、とりとめもない話で、ご迷惑をかけたような気もしました。

全国各地に残る沢山ある弘法大師(空海)や安倍清明の伝説は、その弟子たちが行脚して、師の名を残し、そのまま師となり伝説になったのだろうという事でした。

裏手に泰山府君神社がありましたが、草ぼうぼう。

でも安倍清明ファンの方でしょう。
全国から訪れた方々の絵馬がありました。

そこから数百メートル離れた隣りの小山の奥まったと処に安倍家に繋がる墓があり、史跡案内の看板が倒れていました。

デジャブという呼ぶべきか、先日、夢の中で見た風景と全く同じ光景でした。

帰り、小浜市で食事。

以前は、北朝鮮に拉致された地村さん一家へのマスコミの取材攻勢でしたが・・
この春までのNHKの朝ドラ「ちりとてちん」効果なのでしょうか、地元への観光客増加による経済効果の波及もあり、よい年らしいです。

それと、米国の大統領選で民主党候補オバマ氏が勝利すれば、もっとよい一年になりそうです。

明日から、水無月。

今日は、今年最後の五月雨(さみだれ)の一日になりそうです。

(実際、五月雨とは、陰暦五月頃に降る長雨の梅雨のことです。)

陽気に歩きましょう♪

マリア・テレサ

2008年05月29日 | 千伝。
By blood and origin I am Albanian.
My citizenship is Indian.
I am a Catholic nun.

As to my calling, I belong to the whole world.
As to my heart, I belong entirely to the heart of Jesus.

血と出生において、私はアルバニア人だ。
私の市民権はインド人だ。
私はカトリックの尼僧だ。
私の職業に関しては、私は全世界に属している。
私の心に関しては、私は完全にイエスの心に属している。

in  ”Independent”on 6 September 1997; obituary

Mother Teresa 1910-97:

心のまま

2008年05月29日 | 千伝。
The mind is its own place, and in itself
Can make a heaven of hell, a hell of heaven.

Paradise Lost (1667)

心は独特の場所である。
それ自身の中で、
地獄から天国を作ることも、天国から地獄を作ることもできる。

John Milton 1608-74:

ただ笑う♪

2008年05月29日 | 千伝。
口やかましい嫌な人と、ほんの一分いるだけなのに・・
愛おしい人と一日いるよりも疲れてしまいます。

こういう場合・・ただ笑って愉快に過ごすしかありません。

なぜなら、世の中のほとんどが、「泣くか笑うか」・・どちらかの状態です。

あなたは、大丈夫ですか?

いつも笑顔で朗らかに♪

小事と大事

2008年05月29日 | 千伝。
早朝、雨の中、東京・横浜へ修学旅行に行く息子をJR駅まで送りました。
今頃、もう東京に着いた頃だろうか・・。

この頃の中学生の修学旅行は、テーマ別に小集団で周るようです。
経済を取り上げるならば、東証やら企業見学。
報道を取り上げるならば、TV局や新聞社見学。
科学であるならば、いろいろな科学館を巡るようです。
そういうテーマ別で、行く先を東京に選ぶようです。

それにディズニーランドもある・・。
今回も修学旅行で行くようです。

まだ小学生だった息子が両目の水晶体の摘出手術するまえに、親子で東京ディズニーシー内のホテルミラコスタに宿泊しながらガイドをつけてもらってディズニーシーとランドを待ち時間なしで周った思い出があります。

あの頃から、ささいなことで家庭内が揉めるようになったのは・・。
つまりは、小事と大事を置き換えているのです。

朝になれば、青天を拝めればいいのです。
夜になれば、星天を眺めればいいのです。

将来のことを心配しても仕方ないのに、心を食い破られるような些細な現実の小事に惑われすぎなのです。

先月、息子と一緒に、横浜の山下公園と広島の平和公園まで出かけてました。
両方の場所に鳩が多くおりますが、息子が、鳩と遊びながら面白い比較をしていました。

広島の平和公園の鳩の方が、人間になついていると言うのです。
足爪も広島の鳩の方が「鋭い」と言ってました。

人間が、どうして鳩や犬を可愛がるのか・・単純な答えです。
平和や人間に対して、忠実に愛情というメッセージを運んでくれるからです。

ディズニーランドには、水飲み場があります。
両サイドに高低をつけた蛇口があり、親子が向き合って飲めるように工夫をしてあります。

平和と幸福な日々をもたらすには、万事が、小事と大事を分別する俯瞰の目が必要なのでしょう。


強い気持ち♪

2008年05月26日 | 千伝。
チェーホフだったか、シャネルだったか・・

「20代まで顔は自然からの贈り物。50代からの顔は自分自身からの贈り物」という言葉。

お年寄りと遊ぶ。お年寄りから学ぶ♪・・思い立った時が、いつも吉日です。


今日一日・・Have a nice day ♪

いつも笑顔で、元気で、朗らかに・・強い気持ちで!

待合室

2008年05月25日 | 千伝。
いつも世界のどこかで朝を迎えるように・・
幸せも・・いつもどこかにあるはずです。

愛は、盲目ではありません。
愛情がないということが、盲目となります。

友だち以上、恋人以下・・という何かのフレーズがありました。

ただ待合室のようなホテル的な生活は、人生を細く短く儚いものにするのかもしれません。

待合室

投資で金を作り・・心地良い刹那は買えますが、安心や愛情は、買えません。

一歩外に出て、笑ってみましょう。
何とかなるものです。

あなたのことを嫌いになるはずがありません。

今日も明日もお元気で笑顔で♪

ピクニック

2008年05月24日 | 千伝。
今日、最近知り合いになったばかりの理学治療士、看護師、薬剤師、医師、在留外国人からなるサークルから「今度、山登り・・ピクニックに行きませんか?」と誘われました。

どうしようかなぁ・・?

ピクニック・・懐かしい響きがします。

そう言えば、韓国のソウルにある外資の支店が、日本への慰安旅行をピクニックに行くと冗談めかして言っていたのを思い出しました。

エクスカーションやハイキングよりもピクニックの方が軽やかな気分になります。(笑)

海でも見に行ってみようかなぁ・・独り。

なんか・・意味のある生き方をしたいのです。

高みより海

The good life !

2008年05月23日 | 千伝。
今日感じたことです。

未来の形を、自分自身で作りたい人がいます。

その一方で「果報は寝て待て」ではないですが・・
未来が、どうにかしてくれるのを待っている人がいます。

あなたは、どちらの側の人なのでしょう・・。

折角生まれてきた以上は、「よい人生を!」を過ごしたいものです。

ところで、英国メディアのサイトを眺めていると、英国紙ガーディアンの「Balancing work and the good life」という下記記事に辿り着きました。
比較的読みやすい部分を抜粋しました。(ご参考までに。)

People mean many different things when they speak about quality of life.
Low crime rates, fresh air to breathe, good restaurants, access to the countryside or coast; any of these could be an interpretation of the good life.

However, quality of life seems to be determined mostly by where we live and work. Next month, employee consultancy Mercer publishes its latest annual Quality of Living survey - a ranking of cities around the world.

It says there are some factors that most people agree on as being important for having good quality of living standards, such as safety and security, reliable health care, transport infrastructure, good housing and schooling and recreation opportunities.

Quality of Living vs. the quality of life 
The Quality of Living index is based on several criteria used to judge whether an expatriate is entitled to a hardship allowance. A city with a high Quality of Living index is a safe and stable one, but it may be lacking the dynamic je ne sais quoi that makes people want to live in world-renowned cities such as Paris, Tokyo, London or New York. Sometimes you need a little spice to make a city exciting. But that "spice" may also give a city a lower ranking.

What makes one person's quality of life better or worse cannot be quantified in an objective index.
Therefore, Mercer's Quality of Living report reflects only the tangible aspects of living in a city on expatriate assignments, and leaves the question of the quality of one's life to those living it!
<Mercer publishes >

Be a sport !

2008年05月23日 | 千伝。
昨日は、夜遅くまであちらこちらへ・・。
心身機能・・やや停滞気味です。

今日は今日とて・・別の知人と会いました。

人は、電車の軌道を歩んでいるようなもので、その人生という軌道を踏み外す・・という憧憬と不安の間を振り子のように揺れているのでしょう。

市街電車

性格が「明るい、暗い」という比較ではなくて「そのお人柄のような根本的な優しさ」が大事だと感じるのです。

「仕事を運動やスポーツまたは趣味のひとつのように楽しんでくださいね」と励まして帰宅しました。

スポーツ・・楽しみ、気晴らしという意味もあります。

今日もお元気ですか♪


コロンブスの卵

2008年05月21日 | 千伝。
いつだったか、仲の良かった華僑に「中国人は、机の四足を除いて生き物なら何でも食べるのか?」と冗談半分で聞いたことがある。

「生卵は食べない。食べるのは、日本人と蛇だけだ」と言い返された。(笑)

でも、映画「ロッキー」のイタリア系アメリカ人シルベスター・スタローンだって、生卵を5つほど呑み込んで早朝のランニングに出かけた。

中国は、オリンピックに向かってインフラの整備で2桁成長。
アクセルだけで突っ走る、ブレーキのない車のようである。
中国へ資材を運ぶ運搬船が不足との事で、日本の造船業界も潤っているとか・・。

飛ばしすぎは事故のもとは、何も交通事故に限らないと思う。
何しろ12億の民を抱える国なので、ありあわせの尺度では測れない奥の深いところもある。

ただ今回の四川省の大地震の被災状況が明らかにつれて心が痛む。合掌。

さて、今日のタイトルは、コロンブスの卵。

ひょっとすると、地球は、生卵と同様な生命体なのかもしれない。
ならば、卵を産む鳥は、宇宙を翔る銀河のような生き物なのだろうか・・。
生卵を腐らせても、ゆで卵にしても保存しても、卵の殻上に棲む生命にとっては、不味い(生命の危機である)。

北海道サロマ湖畔でオオハクチョウから強毒性の鳥インフルエンザウイルス(H5N1型)が検出された。
隣国のニワトリから検出された猛威をふるうウイルスと遺伝子レベルで非常に近いとの検査結果が発表された。

地震もウィルスも決して対岸の火事ではすまされない。
明日は、我が身かな・・ウィルスも空を飛んで運ばれてくる地震列島日本なのである。

そんな中で、二つの明るいニュースを読むことができた。

今日帰国した日本の国際緊急援助隊救助チームが、整列して犠牲者である母子に黙とうをささげた1枚の写真を新華通信社が配信、多くの中国人の心に感銘を与えたようである。

もうひとつは、チベット亡命政府が、四川大地震の犠牲者に弔意を表すため、対中抗議行動を停止して被災者支援活動を始めるようと・・世界各地の在外チベット人向け声明を発表。

因みに、新大陸に近づいたイタリア・ジェノバ出身の探検家コロンブス(スペイン語名:クリストバル・コロン)は、晩年不遇の中で1506年5月20日に没している。

まだアメリカという新大陸の呼び名がない頃・・ほんの500年ほど昔である。
本来ならば、アメリカ(発見者アメリゴの土地)は、コロンビア(発見者コロンの土地)という名称になっていたはずなのである。

コロンブスの卵・・「誰にでも出来ることを最初にするのが難しい」という意味で使われる。

Amusement Share

2008年05月20日 | 千伝。
サザンオールスターズが活動休止を発表。

昨日、その影響で所属する芸能プロダクションのアミューズ(東証一部)の株価が急落した。
復活宣言した場合は、急騰するかも・・。(笑)

新興市場(ヘラクレス、JASDAQ、マザーズ)・・楽天、サイバーエージェント、ミクシィ等々・・逆にこれらブログ絡みの企業が、芸能プロダクションでも設立発表すれば、株価は急騰するかもしれない。

芸人も株も売れるまでの道筋を応援するのが、ファンであり、株主の特権でしょう。

「青年は、決して安全な株を買ってはならない」(ジャン・コクトー)

勿論、中年も決して安全な株を選んではいけません。

地震や大荒れの天候があろうが、あなたを応援します。

まじめな失敗

2008年05月20日 | 千伝。
昨晩、NHKスペシャル「沸騰都市ロンドン・・世界の首都を奪還せよ」は、興味深い番組でした。

ロンドンは、ほんとうに異国のエイリアンに対して居心地がいいです。

それを、英国人の品格、寛大な偏見(微笑)という言い方で表現できます。

ロシア、インド、中国、中近東の大富豪達が、ニューヨークよりもロンドンに拠点を置くのは、つまりは、単なる経済性の利点よりも、ロンドンという風格の重さに敬意を評する価値を置いているのです。

ただ、異国の大富豪がロンドン止まりであるのに対して、世界の金融を動かしている精鋭の投資機関は、ロンドンではなくて、スコットランドに拠点を置いています。

これは、歴史や風格の重さよりも、何だろう・・
自然と人間性の調和をバランスよく生活に根ざす経済性の娯楽?に価値を置いているように映るのです。


「まじめな失敗は、なんの恥でもありません。失敗を恐れる心にこそ恥辱が生まれるのです」
・・スコットランド・エジンバラにある教会で聞いた言葉です。

月有陰

2008年05月19日 | 千伝。
昨今、絵文字、音声付、デコレーションメール等々のサービス機能がついている。

大切な人からラッピングメールが届く。
・・でも、小生、使いこなして送信するのは無理。

昨日、東京・調布の戦争中の米軍の落とした不発弾撤去の作業・・。
昔、あの界隈で一時期暮らしていたので懐かしい。

昨日、福井・地区体育祭中止が相次ぐ・・。
「児童に危害を加える」といった内容の脅迫状が次々と届いたらしい。


春宵一刻値千金
花有清香月有陰
歌管樓臺聲細細
鞦韆院落夜沈沈

四川省眉山の人 蘇軾(そしょく)は、故郷の大地震に今何を想う。

春宵もすぎて 今宵は、月有陰なり。