百島ファンクラブ 百会倶楽部 百々物語

100% pure モノクロの故郷に、百彩の花が咲いて、朝に夕に、日に月に、涼やかな雨風が吹いて、彩り豊かな光景が甦る。

不死鳥の街から。

2018年06月30日 | 千伝。

今夕、速報ニュースとして。

国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界遺産委員会は30日、約250年続いたキリスト教禁制と独自の信仰の歴史を示す「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」(長崎県、熊本県)を世界文化遺産に登録すると決定した

長崎、熊本へ・・・行ってみたいね。

ところで、その世界遺産登録そのものに背を向けた街があります。

市民生活優先か? 世界遺産優先か?

住民投票を行い、市民生活を優先させて、トンネルではなくて、橋を建設させたのです。

そして、世界遺産登録の取り消しとなりました。

かつて「百塔の都」とうたわれ、ドイツの不死鳥の街とも呼ばれるドレスデン。

第二次世界大戦中、1945年2月米英連合軍によるドレスデンへの最大の空襲爆撃。

ドレスデンの栄華を伝えていた建物達は一晩で瓦礫の山になってしまったそうです。

連合軍は、さらなる勝利のために空襲爆撃を続けます。

最初の空爆後、多数の医療従事者・消防関係者の消火・救命活動が最も盛んになる頃合いを狙っての空爆です。

これによって、ドレスデンは収拾がつかなくなり、ドイツ最大の人的被害をもたらしたとのこと。

そして、敗戦後、住民の不屈の努力で不死鳥のようによみがえった街ドレスデン。

世界遺産であることよりも市民生活の方が大事であるという・・・古都ドレスデンからのメッセージなのかもしれません。

さて、日本にも不死鳥と呼ばれる街があることをご存知ですか?

「幸福度日本一と囁かれる福井県」の県庁所在地、福井市です。

街中を歩くと、フェニックス(不死鳥)という名称があちらこちらで見る事が出来ます。

1945年(昭和20年)7月19日深夜、アメリカからの空襲爆撃を受け、福井市街地の損壊率は、84.8%。

地方都市への爆撃としては、富山市、沼津市に次ぐ被災の大きさであり、福井市内は一面の焼け野原となりました。

敗戦の3年後、その復興も果たした福井を、昭和23年6月28日の夕刻にマグニチュード7.1の直下型の大地震が揺さぶります。

この福井大震災、阪神淡路大震災が起きるまでは、戦後日本最大の被災地として、死者3769名、全壊36184戸、焼失 3851戸。

再び、福井の街は、壊滅状態となりました。

さらに、翌月の7月下旬には、大雨によって九頭竜川の堤防が決壊、その支川が増水をして、福井市街地北部一帯が浸水。

踏んだり蹴ったりの繰り返す災害に遭った福井は、「禍井」とすら呼ばれるようになったとのこと。

当時の福井市長は、若き熊谷太三郎氏(元参議院議員、映画「黒部の太陽」黒部トンネル建設の熊谷組二代目社長)。

その市長を先頭に「禍を転じて福となす」を掛け声に、戦災や、震災、水害、雪害など多くの苦難を乗り越えて復興を果たした福井市。

そして、いつしか福井は、フェニックス(不死鳥)の街と呼ばれるようになったという歴史の背景があります。

余談ですが、福井に暮らし始めた頃、熊谷氏がオーナーの地元新聞社に短期間お世話になり、生前の熊谷先生に直接挨拶する機会を得ました。

当時の福井県の政治経済の大御所、天皇様のような大きな存在でした。

はて、今年も半分過ぎて、明日からは、七月です。

今・・・楽しみは、富士山へ大砂走りに行くこと。

一緒に行く若いアラフォーの友人の父親は、ちょうど70年昔の福井大震災の当日に生まれたとのこと。

数日後のワールドカップ・・・対ベルギー戦。

先日のポーランド戦でのボール回しの賛否両論が続きますが、それよりも、あの試合内容は、決して褒めたものではありません。

前試合の先発を6人変えた選手起用にも疑問が残りました。

決勝点の1失点を許したのは、山口蛍選手のファウルからの相手のセットプレーでした。

広島県出身の槙野選手もイエローカードを貰ったこと。

個人的な想いとして、柴崎岳という選手は、凄いなぁ!

・・・冷静で感心する、いいね。

余り、触れたくないというのか、よく分からないのが・・・ゴールキーパーGKの川島選手の起用と状態。

そして、控えのGKの東口選手を起用して欲しいものです。

このたびの北大阪地震の被災地である高槻市出身の東口選手・・・被災地応援のためにも踏ん張るでしょう。

何よりも、彼は、福井工業大学サッカー部出身であること。

決勝トーナメント進出で、ボーナスも増額、踏ん張って欲しいものです。

さて、海外のメディアが、日本代表チームに批判を浴びせているのは、ポーランド戦の終盤のボール回しではありません。

勝利を目指さずに決勝トーナメントに進もうとしたことがフェアプレーではないからです。

FIFA(国際サッカー連盟)には、「行動規範」というと基本的な倫理とモラルを示している項目があります。

その最初の項目1には、いかなる重圧や影響のもとでも、そのために戦うと宣言しています。

「勝つためにプレーする 勝利はあらゆる試合のプレーする目的です。負けを目指してはいけません。もしも勝つためにプレーしないのならば、あなたは相手をだまし、見ている人を欺き、そして自分自身にうそをついています。強い相手にあきらめず、弱い相手に手加減してはなりません。全力を出さないことは、相手への侮辱です。試合終了の笛が鳴るまで、勝つためにプレーしなさい」

う~~ん。

個人的には、「勝つためにプレーしなさい」は、ちょっと嫌です。

人と比べ続けて、常に、相手に勝っても、負けても、ツライはずです。

半端ない微笑み、歓喜は、元気の特効薬です。

あなたと会うと元気になる「不死鳥の街」から。

世界を驚かせよう♬


サムライ・ブルーな朝。

2018年06月29日 | 千伝。

日本代表サッカー戦、ベスト16の決勝トーナメント進出。

進出を決めた対ポーランド戦。

世界各国のメディアからは、日本チームへの批判殺到。

サムライ魂の文化は、どこに行った?

正々堂々のフェアプレーとは、何か?

もし、西野監督が、ぼくの知人もしくは、友人ならば、最後の10分間の逃げのボール回しを指示した監督の決断・覚悟を、最大限に誉め称えると思います。

しかし、ぼくが、日本人ではなくて、海外メディアの側ならば・・・やはり、相当批判するだろうなぁ。

日本サッカーが、ワールドカップの挑戦した頃に掲げた大きな目標は、「世界を驚かせよう!」でした。

ある意味で、今回の試合、日本が、世界を驚かせたまさかの試合内容でした。

次のベルギー戦・・・ほんとうに、世界を驚かせるような試合になって欲しいものです。


地球の歩き方。

2018年06月22日 | 百伝。

携帯電話もインターネットも無かった若い頃、「地球の歩き方」という国別の海外旅行ガイドブックが大流行。

現在の旅情報は、ほとんどインターネットを通して収集する方がより簡単のようです。

今日は、旅行代理店ではなくて、ハローワークに出かけて参りました。

「農業のはじめ方ガイド」「農業って、なんだ?」

森林業へ、漁業へ・・・誘うパンフも興味深いものでした。

今の若者への至り尽くせりの就活情報・・・恵まれています。

・・・自分らしく生きる道を選択する難しさもあります。

仕事も生活も「地球上」の限られての空間と時間に埋もれてしまうのが、現実です。

「仕事」も「生活」も「遊び」も「道楽」も「趣味」も同列に考えると、人生の断片が塊となって整ってくるのです。

生きることの根本は、大地と大海からの恵み・・・農業と漁業の衰退は、日本の世界の地球上の大問題です。

帰宅後、靴紐を解きつつ、そう想い乍ら時代遅れの古い「トレッキングシューズ」を洗いました。

新しいシューズを求めようかな?

困難な道を挑むよりも、困難な道を楽しむ「地球の歩き方」をしないとね。


百華(MOMOKA)。

2018年06月20日 | 百伝。

百島プレミアムきのこを目指す、百島きのこ工房(百華)。

http://momoshimakinoko.com/ ホームページを訪ねてみました。

スタッフを募集中でした。

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以下

百島きのこ工房 ごあいさつ

瀬戸内海の紺碧の海に囲まれた緑豊かな離島・百島で、本場長野県で研かれたキノコ栽培の技術を用い高品質のキノコを育て、皆様のお手元にお届けします。

人生百年時代。

食を通じての健康づくりに向けて貢献すること。体づくりの基となる栄養素を多く含んだきのこづくりを始めました。

日本では少子高齢化と長期に渡るデフレによってさらに地方や離島の生活には活気が失われつつあります。

そこで私ども弊社は、日本の縮図である瀬戸内にきのこ工房を建てました。

・百島きのこをブランド品として産業を興す。


・町の活性化を図る。


・島民や関係者方々をはじめ夢をあたえる。

地方創生のモデル発祥として勧めていきます。

 ~私たちと島できのこを作りませんか?~

百島きのこ工房ではスタッフを募集しています!
百島への移住も大歓迎!
家族で移住、島外から船に乗って通勤等ご相談に応じます。
瀬戸内の恵みあふれる百島から、美味しいきのこを全国にお届けしましょう♪

勤務形態:正社員・パート同時募集
勤務時間:8:30~17:30(時間内で応相談)
仕事内容:きのこの栽培と販売にかかわる業務
知識・経験:不問
給与:面接時応相談
交通費:支給(社内規定有)
その他特典:百島へ移住される方には住居をご用意します!

詳細は是非メールでお問い合わせ下さい!
info@medicaline.co.jp

以上。

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大砂走り。

2018年06月16日 | 百伝。

午前中、定期診断のため眼科へ。

白内障の手術後、子供の頃の視力1.2の世界に戻って半年になります。

今は、緑内障への心配・・・担当医のパソコンの画面の映し出される眼球は、どこかの恒星か、惑星にも映ります。

午後からは、届いた納税通知書に関して、税務省へ。

お蕎麦定食の昼食を食べながら、考えました。

日本も、シンガポールのように、ペナルティを重くすると、いいのでは?

道路上にチューイングガムを捨てると罰金、唾・痰を吐いても罰金、タバコを吸いながら歩くと罰金等々。

シンガポールの国庫は潤っているようです。

かつての日本、飲酒運転は罰金2万円程度の頃、誰も深刻に考えなかったけれど、それが罰金50万円、免許一発取り消しになった突端です。

飲酒運転の減少根絶が、当たり前のこととなりました。

ところが、人一人殺しても出所出来るシステムは何だろうね?!

今の日本の刑務所に収容されている人が、約10万人? 

1人当たり年間約300万円?の税金が費やされているとのこと。

納税のことを考えながら暗い表情をして考え込んでいると、アラフォー世代の若い友人が言いました。

「今の日本の刑務所は老人ホームになりつつありますよ。シャバで苦しむ生活よりも刑務所の方が居心地がいいですよ」

老後・・・そう思う。

一昨日、昨日・・・新幹線車内の無差別殺人事件、看護師拉致殺人事件のニュース。

人権の矛盾を考える昨今です。

アラフォーの若い友人は、いつも東南アジアばかりに行くのに、今年の夏、初めての富士山登頂を目指すとのこと。

それで、どの登山ルートを考えているのかな?と訊くと「プリンスルート」だとのこと。

・・・プリンスルート?

皇太子浩宮様が、数年前に、富士宮口ルート五合目からスタート、六合目から、宝永山火口を横切り、御殿場ルートを上り富士山山頂を辿ったルートです。

下山は、御殿場ルート・・・あの「大砂走り」も体験できる!

成程、いいね!・・・それで意気投合。

二度、富士山頂上のお鉢巡りを体験しましたが、御殿場ルートの「大砂走り」は未経験です。

月山も、鳥海山も、涸沢も、行きたいけど・・・。

来月、彼と一緒に富士山へ行くことになりました。

勿論、ぼくは、富士山登頂は目指しません。

御殿場六合目で別れて、彼は登頂へ、僕は「大砂走り」を目指して下山という計画を立てています。

子供の頃、百島の段々畑の頂上からジャンプして着地、ジャンプして着地、それを繰り返して駆け下りていく「遊び」をしていました。

自然と生る、みかん、いちじく、びわ・・・美味な食感と砂遊びでした。

プリンスルートは、来年からは、エンペラールートに名称変更となるのかな?

税金やら眼球やら、経済も健康の現実問題も忘れてしまうぐらい、楽しかった思い出が甦ります。

大砂走り・・・楽しみです。


シンガポールの夜は更けて (1966年12月10日)

2018年06月12日 | 空木宝剣

梅雨晴れや  シンガポールの  夜は更けて

♪ 南十字は 燃えたとて 誰に いまさら 恋ごころ

消えたひとみに 似た星を ナイトクラブの 窓に見る

ああ シンガポール シンガポール 星の港の 夜は更けゆく

逢える その日は いつのこと ああ シンガポール シンガポール

星の港の 夜は 更けゆく

( 唄 橋 幸夫  詞 佐伯 孝夫  曲 吉田 正 )

シンガポールにて、米朝首脳初の会議。

ナポレオンが、ドイツに侵入して、あこがれのゲーテと対談した時の第一声が、

「おお ここに 人物がいる」だった。

荀子 (BC298~BC235)の、性悪説を基盤に発展したシンガポール。

悪事や違反に対して、過大な罰金を課し、汚い金をきれいに使う。

かつて、メディチ家出身の法王 レオ10世 (1475~1521)が免罪符で得た資金で、バチカンのサンピエトロ大寺院を建設したように、孟子(BC372~BC289)の性善説と、荀子の性悪説は対峙せず、性悪説の土壌汚染を浄化することによって、性善説の花盛りとなる。

今日のシンガポールの夜空には、きっと南十字星が美しく輝くことだろう。


つながり。

2018年06月10日 | 千伝。

イタリア旅行した際、ジプシーの子供たちが、自分の身の周りを囲むように寄り付いて、ポケットの中に手を突っ込んできたり、お金を無心される体験をしたことがあります。

「アイム ノ ハポネ。 アイム シーナ」・・・使った言葉です。

どうも、親が子供たちに命じて、当時の豊かな日本人観光客を狙ったスリ、窃盗の集団のようなものでした。

今のイタリアは、どうなのかな?

逆に、豊かな中国人観光客が、狙われているのかもしれません。

カンヌ国際映画祭最高賞受賞作「万引き家族」を観て参りました。

イタリアの名画「自転車泥棒」のような貧困生活の中での親子愛のような先入観を持って観ました。

・・・よい意味で、裏切られました。

年寄りの年金を目当にして、生活必需品をも万引きして暮らす日本の貧困家庭を、とても巧く描いていました。

豊かな日本社会よりも、現実の日本は、どんどんと貧困社会に進んでいるのかもしれません。

ちょうど、東京目黒での虐待死した五歳女児の残したノートに「ゆるしてください おねがいします」という悲惨な現実のニュース。

この映画に登場する5歳児の女の子に、イメージが覆い被さぶります。

人間の絆とは、何?

「体のつながり。心のつながり。お金のつながり」

「捨てたんじゃないよ。拾ったんだよ」

まさしく、「万引き家族」は、「家族の絆」というものを盗んだのでしょう。

・・・奥深い含蓄のある善い映画でした。

あなたの絆、つながりは何ですか?


ガラガラポン、だんご岩。

2018年06月09日 | 百伝。

さて、六月に入りました。

昨日の午後・・・越前海岸へ。

ガラガラ山まで行き、引き返しました。

水無月という名の通り、土砂降りの雨に見舞われました。

ホタル(蛍の光)鑑賞も諦めました。

市街地に戻ると、雨も止んで、ピザ店へ。

 

 ピザを食べながら、仕事のことやら、来月のスケジュール(勤務予定)を机上の課題へ。

この頃の若い世代の就職活動? 仕事への思い入れ、やりがい?

ニート、引きこもり、フリーター、非正規、さらに、ミッシング・ワーカーという言葉も現れました。

人手不足、労働人口の減少というならば、政府は、ニート、引きこもりの皆さんの活用、高齢者の年金受給者に対して、アルバイト、フリーターとして活動するように奨励すべきなのでは?

考えるほどに、混沌とした貧困社会が当たり前になりそうな日本社会です。

還暦過ぎた我々の世代は、まだ恵まれていたのかもしれません。

当時の就活は、大学4年次の10月1日が解禁日。

現在は、大学3年次からというのが不可解です。

一流名門大学生でなければ、三流大生の就職活動という仕事探しというものは、様々なアルバイト、人脈で培ったコネで得るという感覚でした。

はて・・・、百島の南端にある「だんご岩」が浮かんできました。

親から仕送りを頂いていた学生時代、帰省した折には、百島の南端にある「だんご岩」まで走っていました。

腕立て伏せ、スクワット、ストレッチ、南東の愛媛県方面に向かって、身体を鍛えていました。

映画「ロッキー」のテーマ音楽の似合う場所なのです。

ロッキーのトレーニングの舞台となったアメリカのフィラデルフィア美術館の石段とは大違いですが・・・(笑)

それ以上に、対人関係いじめ打破、モチベーション向上、やる気にさせる場所です。

まもなく、国から「年金」という「仕送り」を僅かばかり頂くことになりますが、元気な高齢者こそ、出稼ぎ奨励、アルバイト三昧。

今風に言うと、高齢者フリーターとして、生活防衛、社会維持に寄与すべきではないかと考えるのです。