百島ファンクラブ 百会倶楽部 百々物語

100% pure モノクロの故郷に、百彩の花が咲いて、朝に夕に、日に月に、涼やかな雨風が吹いて、彩り豊かな光景が甦る。

十一月晦日。

2023年11月30日 | 空木宝剣

24691130 (西向く侍(士)のみそ)

漢字は殷の時代から使われるにもかかわらず、殷字と呼ばず漢字とは。

紀元前10数世紀から21世紀まで。

こんにち、パソコン タブレット スマホの時代。

殷からの、韻と音をふんだ長い漢字の歴史も、スマホで書く事がなくなれば、画数も書き順も不要となる。

記号化され、ペーパーレス化が進むと、一見、昔の口伝にフィードバック。

キャッシュレスが進むと、一見、昔の顔パス。

付け買いにも似てくる。

明日から師走、師も走る忙しさを卒業して、しわすしあわせな月となれば幸せ。

戦争や貧困、格差差別。

こんな言葉が死語となるには、一体全体、何世紀の時間を要するのか?

明日は、西暦2023年DECEMBERのついたち。

冬にもかかわらず、忌まわしい地球暖冬化から地球熱冬化の懸念。

戦争やら二酸化炭素で、地球が継ぎつっぽにならぬように。

せめて、師走十二月は、祈りの実践バー。


三島由紀夫 (1925~1970)忌

2023年11月25日 | 空木宝剣

1970年11月25日水曜日は、快晴だった。

あれから53年の歳月。

亡くなった人の年齢を数えてみると、三島氏は98歳。

当時、45歳の憂国作家は、50年後の日本を憂慮して、檄を発したが、老醜を嫌った三島の、老いに挑む姿も拝みたかったと思う、今日この頃の団塊73歳。

当時ハタチの団塊も、三島が避けた老醜世代に突入。

春に散る桜の花ではなく、晩秋に舞う枯れ落ち葉。

昭和は遠くなりにけりか。

(写真提供 別冊宝島)


親鸞 (1173~1262)

2023年11月20日 | 空木宝剣

冀う  糞や翼の  歎異抄

いよいよ冬将軍到来。

有史以来、人口が増えるに従って、常夏の国から閉め出された人々は、北へと追いやられた。

厳しい冬将軍に、抗う知恵を持たぬ者には、凍死が待っている。

北の寒さを克服したものが、食いぶちにありつけ、羽ばたいて、飛躍する事が出来る。

その境地に達したのが、「春は花   夏ほととぎす  秋は月  冬雪さえて  すずしかりけり」

道元 (1200~1253)の和歌である。

2023年11月。

世界人口80億と云われる現在。飢餓10億人、肥満10億人の格差社会。

只管打坐  自力弁道  痔力かな

鎌倉末法の延長線上の今。

「教行信証」と「正法眼蔵」。

他力本願と自力本願。

他の中に自ありの自他力本願。

自力と他力を味方と敵として扱うと、戦争に至る。

自の中にも他があり、自の中にも悪があり、他の中にも善ありの分析が、争いを避ける方法に違いない。

聖地エルサレムを争ったり、ガザでの紛争。

信ずるものは、救われる宗教が、排他教であれば救われない。

排他は、排自につながる事を、浄土真宗や曹洞宗は、異なる位置から示している。

南無阿弥陀仏   南無釈迦無尼仏


百事万端。

2023年11月19日 | 百伝。

人生たるんでいたならば、叱責されるのは今も昔も同じ。

されど、理想の人生プランなんて、有り得ません。

今は、選択肢の多い時代です。

今後、この地球上で10億人以上のデジタル人材が必要となるという未来予測。

リスキリング、得意な事×デジタル要素、職務には必要なデジタルスキル → 仕事のやり方、職業の選択肢、キャリア形成、自由に様々な選択肢のある競争社会です。

もしも自分が10代20代の若者ならばと・・・、今の時代は、羨ましい限りです。

近未来、日本社会、地球社会はどう変わるのかな?

幸せな思える社会なのか? 

幸せに思えない社会なのか?

幸せに思えない未来社会ならば、どれ程の異次元の少子化対策政策を行っても、少子化問題は解消しません。

人間は、圧倒的大多数が人生の競争社会で敗北するからです。

その上で、幸せに思える未来社会を構築しないとね❗

子供の頃に学校で習い歌った「ふるさと」。

1914年(大正4年)、文部省選定唱歌。

作詞者:高野辰之  作曲者:岡野貞一

うさぎ追いし かの山
小鮒つりし かの川
夢は今も めぐりて
忘れがたき 故郷

いかにいます 父母
恙なしや 友がき
雨に風に つけても
思いいずる 故郷

こころざしを 果たして
いつの日にか 帰らん
山は青き 故郷
水は清き 故郷

この唱歌、百年以上歌い継がれている日本人の脳内にある故郷讃歌です。

とくに、第三番の歌詞の一節。

「♪志はたして いつの日か 帰らん ~ ふるさと」

これは美化され過ぎて、今の時代に相応しくありません。

まだ、小学校中学校で歌っているのかな?

これからは、今や既に、圧倒的な敗者弱者が、社会の主人公にならなければ、幸せに思える社会にならないのです。

奮闘努力しても、その甲斐なく、泣いている人間が多いのが現実社会。

スクリーン上で生き方の善し悪しを示した高倉健さん、渥美清さん。

泣いて、笑わないとね❗

幸せに思える社会にしないとね❗

どなたかが書いていたけど、映画フーテンの寅さんの「男はつらいよ」の歌を教科書に載せれば、日本社会の未来は、もっと明るくなるかもしれない、と認めていました。

・・賛成です❗

日本の文科省、政府に、受け入れる度量があるのかな?

「男はつらいよ」

歌 渥美清  作詞 星野哲朗  作曲 山本直純

( )内は、書き換え可能。

私生まれも育ちも(葛飾柴又)です
(帝釈天)でうぶ湯を使い
(姓は車 名は寅次郎)と発します
人呼んで (フーテンの寅)と発します

俺がいたんじゃ お嫁にゃ行けぬ
わかっちゃいるんだ 妹よ
いつかお前の 喜ぶような
偉い兄貴に なりたくて
奮闘努力の 甲斐も無く
今日も涙の 今日も涙の陽が落ちる
陽が落ちる

どぶに落ちても 根のある奴は 
いつかは蓮(はちす)の 花と咲く
意地は張っても 心の中じゃ
泣いているんだ 兄ちゃんは
目方で男が 売れるなら
こんな苦労も こんな苦労もかけまいに
かけまいに

男というもの つらいもの
顔で笑って
顔で笑って 腹で泣く
腹で泣く

とかく 西に行きましても
東に行きましても
土地 土地のお兄貴さん お姉姐さんに
ごやっかいかけがちなる若造です
以後 見苦しき面体(めんてい) お見知りおかれまして
今日こう万端(ばったん)ひきたって
よろしく おたのみ申します


ライオンハート。

2023年11月16日 | 百伝。

「清く、正しく、美しく」が、モットーの宝塚歌劇団。

マインドはあるのか?と先輩は怒鳴ったと言う。

「強く、逞しく、泥臭く、艶やかに」をモットーにするのは、今年、一躍脚光を浴びたOSK日本歌劇団。

ソウルなのか?

現実を忘れる為に「推し」の存在も必要かもしれません。

「強くなれ❗」と、簡単には言えますが、現実の集団生活という現場の中で生きるというのは、なかなか難しいものです。

過重労働とパワハラが原因で「精神障害を発病させる恐れがある」という強い心理的な負荷問題。

悲しい哉、集団現場の中では高齢者になろうが、死ぬまでイジメは存在します。

ウツは「心の風邪」、ウツ病は「心の骨折」だと言われています。

心が折れるぐらい負荷がかかる人間関係、対人問題は、避けるべき場所です。

そのような現場は早目に距離を置くべきです。

それが出来ないならば、転職を大いに薦めます。

引きこもりは、ある意味で人間の良心です。

自分自身の人生という貴重な有限時間を、何故?嫌な相手に対して無駄に消耗しなければならないのでしょうか?

世の中には、いろいろな欲望、さまざまな願望が渦巻いています。

強欲と無欲。

自分自身を推して、楽しく生きるのが大事です。

これは、生きる上で最も大事な事で、経験値も必要です。

憎むぐらい嫌な強欲な相手が、四六時中、あなたの頭の中、心の中で渦巻いているならば、即、無欲となり消し去りましょう。

競争は、狂想、狂騒。

マインドなのか?

ソウルなのか?

空虚なのか?

無心なのか?

協奏であれ❗

強壮であれ❗

ライオンハート?


百不当の一老。

2023年11月08日 | 百伝。

今日は立冬。

曹洞宗大本山永平寺の開祖、道元禅師の八百年昔の御言葉。

「いまの一当は、むかしの百不当の力なり、百不当の一老なり」

もっと簡単に言えば、「弓矢が的を射ぬいた一当は、今まで何度も失敗した鍛練の賜物」。

今朝のイスラエルからのニュース。

パレスチナ人と結婚してガザ地区在住の日本人。

ユダヤ人と結婚したイスラエル在住日本人の息子さん、イスラエル軍兵士としてガザ地区内で戦っているとの事。

「とにかく生きて欲しい。私にとって息子の命は、この国よりも大事、この星よりも大事なのです。」と、現地在住の日本人のコメント。

国家間の自治権対立、国家統治者、権力指導者の号令1つで紛争、戦争、テロに因って、民間人、一般市民が殺されるなんて、不条理そのもの。

「命は地球より重い」という格言が、実感を持って伝わってきました。

人生の終焉の幸せな高齢者になっても、熊や猪に襲われて死ぬのも嫌だけど、人間に殺されるのは、もっと嫌です。

「法にもとづいた民主主義、平和理念の尊重」を繰り返し説く、どこかの国の宰相。

とは言うものの、理想とする政治社会は、いつになれば完成となるのか?

仮想敵国からのミサイル攻撃を匂わしての防衛予算費の増加。

経済格差の解消の為の分け隔てない増税減税対策? 賃上げ対策 ? 

お金が原因で人を殺せるのが、人間。

今日のニュースは、「首相も閣僚等の特別職の国家公務員給与引き上げ法案」を取り上げていました。

新しい資本主義、新しく所得倍増を掲げた就任当時の日本国宰相である岸田首相。

大企業への賃上げ要求を行い、やっと、自らの賃上げを率先するのでしょうか?

身を切る政治家、身を切らない政治家、どちらを信頼しますか?

公約通り、次は、きっと中小零細企業に勤めるエッセンシャルワーカーの所得倍増に早速取り組むのに違いありません。

強いて言うならば、幼児の保育、高齢者の介護、この保育士と介護士という職業は、人生の始まりと終わりを担う大事な職業です。

にもかかわらず、この業界の職種は、他業界からの転職する失業保険よりも少ない給与で働いているケースも多々ある現実。

所得倍増とは言いません。

せめてエッセンシャルワーカーの給与を、公務員並みにすれば、日本の消費力は倍増します。

戦国時代は、長く生きた者が勝ち残った者でした。

長寿国こそが、今や世界が羨む平和な豊かな国。

この世の貧困層と中間層と富裕層が、生い立ち、身分制度、死生感、宗教感を繋ぎ、各々が対立を生み出します。

弱者は、強力な武器を持ちたいもの。

人を殺傷する武器を製造販売して潤う武器商人たち、彼らはお金儲けの為に生きて、他人の死など何とも思っていません。

それは、戦争がビジネスでもあるからです。

人類は、紛争や戦争がもたらす災い、悲嘆を繰り返し学んでいる筈なのに、それを止める知恵はないものか?

不登校児童約30万人、引きこもり人口約110万人が生きる日本社会の中にこそ、答えがあるかも知れません。

不健康な格差社会です。

働く、働かないにしろ、この世で生きるには、お金は必要、お金に感謝します。

されど、お金に賞味期限を❗

お金に使用禁止処分期限❗

そのような社会を想像してみてください。

21世紀の人類、「百不当の一老」、未だ無し。


阪神、38年ぶりの日本一。

2023年11月07日 | 空木宝剣

日本シリーズ 阪神38年ぶりの日本一

アレアレと  岡田阪神   日本一

38年という年月を、考えさせてくれた今回の日本シリーズ。

岡田彰布監督は、38年前は、27歳の選手だったというコメント。

当時、阪神の藤山寛美とも言われた事もあった。

相手は、オリックスバッファローズ。
バッファローズの創成期のオーナーは阪急。

阪神と阪急。

38年前は、いろんな人が生きていた。

阪神界隈には、ずいぶんの知り合いが、吸収されて住みついている。

オリックスの山本由伸投手。日本マクドナルド創業者、藤田 田さん風にいうと、名前の中の十字架が守神という事になる。

クリスチャンの国では、きっと活躍するに違いない。

それにしても、団塊が子供の頃、乾燥場でよく遊んでいた。

2歳上のよしのぶ君。

大阪に行ったまま帰ってこない。

元気であれば75歳だが、阪神優勝で思い出させてくれて  オオキニ‼️


珈琲党、コーヒータイム。

2023年11月06日 | 百伝。

珈琲は、よく飲んでいます。

なので、百島珈琲プランを思案中。

されど、家内は珈琲は飲まない、紅茶党です。

昨日、一昨日、福井中央公園を散策。

県内外から人気のある珈琲専門店20店舗が参加した「Fukui Coffee Festival」を巡りました。

福井にも、こんなに大勢の珈琲好き、珈琲愛好家がいるとは、驚いたイベントでした。

何かの食べ物、グッズの店舗に並んでいるのではありません。

コーヒーだけを飲む為に並んでいるのです。

余談ですが、公園の入り口には、何故か「エホバの証人」の見映えのよい若い関係者が看板を手にして、ずっと笑顔で佇んでいました。

笑顔での勧誘なのでしょう。

昨日の全日本大学駅伝、優勝は曹洞宗系列の駒沢大学、二位はプロテスタント系列の青山学院、三位は神道系列の國學院・・日本の宗教思想、政治信条は千差万別。

思想、宗教関係なく、珈琲愛好者が純粋に珈琲専門店に並んでいるのです。

平和な時間です。

紅茶の国、英国を見倣った日本国が目指した1990年代の選挙改革(中選挙区制度システムから二大政党、小選挙比例制度に変更)。

日本の政治体制では、もう小選挙区制度は無理限界なのでは?

日本のドリンクは、多種多様、千差万別のポリティカル・パーティー。

お酒が入るフェスは、どうも騒々しく華々しく、心は戦闘状態。

青空の下、珈琲タイムは、平和な静かな時間そのものでした。


文化の塔

2023年11月03日 | 空木宝剣

広島の空にたつ塔のように❗(SONGSから)

軍都広島の時代から、広島の一角にたつ古い塔。

戦後、平和塔になりながらも、塔の上から見下ろすのは、鳩ではなく鷹。

戦うものは、点と線。

平和なものは、面で生きている。

前者は、スピード。

後者は、継続。

霜月2日、SMBC日本シリーズ。
オリックスと阪神。

♪タイガース  オリを抜け出し  王手かな

グランドは、点と線の攻防だが、賑やかな客席は、まっ平らな面。

コロナ禍に失った賑やかさの延長線上に、ウクライナやガザの戦場が存在する。

戦争を取り囲む、面が大きければ大きい程、決着は早い。

戦いは、自らを守る為の奪い合い。

平和は、相手の為の譲り愛。

歴史は、鷹と鳩の需要と供給の繰り返し。

ぼちぼち、点と線の都会暮らしから、田舎暮らしの面にシフト。

「攻撃は最大の防御であり、防御は最大の攻撃につながる」という兵法から、
「破壊や殺戮なき戦い」という平和兵法に変貌するときかも知れない。


虎と馬と猿と・・。

2023年11月01日 | 百伝。

十一月になりました。

霜月なれども、今日はいいお天気に恵まれました。

昨日のニュース、埼玉県の86歳の高齢者が、自宅アパートに放火したあと、病院に向けて拳銃から2発発砲、さらに郵便局にバイクで移動して人質を取り、立てこもり事件が発生したとの事。

この高齢者犯人、18Lの灯油ポリタンクを携えて移動しているから、その覚悟とエネルギーは半端ではありません。

罪は法で裁かれるでしょうが、この86歳の犯罪者の余生となる終の棲み家は、冷暖房完備、三食付き、入浴あり、健康状態も看守される刑務所暮らし、確信犯です。

民主主義は、素晴らしい❗

ところで、今年の初夏、電気代がはね上がり日本の電力事情に理解了解していましたが、地元の電力会社、過去最高となる大黒字だとか?

何だか詐欺にでもあったような気分です。

これが、資本主義社会なのか?

先月、スリップ、スピンした後の奇跡的な単独事故、車は大破して廃車。

されど、僕の命は護られて九死に一生を得ました。

生きているだけで感謝。

人生、生きているからこそ、楽観も悲観もあり、それらにも感謝。

新しい車は今週末納車予定、まだ代車生活、事故のトラウマが蘇ります。

今日の天候は、ドライブ気分。

高速はちょっと怖い・・でもトライしないとね。

新たに九頭竜まで延伸開通した中部縦貫高速道を走行してみました。

ゆっくり安全走行、時速80キロがリミット、それ以上は無理でした。

事故の後遺症トラウマというのは、相当に精神に影響を及ぼすようで、高速恐怖症になった気分でした。

不思議な事に、自動二輪のバイクが走っているのを観ると安心するのです。

二輪は、四輪に安心感をもたらす存在かも知れません。

車は、四本足の虎か、馬か?

人間も恐竜、鳥も、二本足移動。

郊外の道の駅の空は、大きく高かった❗

柿をいっぱい買って帰りました。

猿になった気分で飛び跳ねた今日一日でした。

再スタートに感謝❗


1987年。

2023年11月01日 | 百伝。

今日から11月、今日は一が三並びの11月1日。

さて、よく思い出すのは、1987年(昭和62年)の出来事。

当時の日本社会も、東京一極集中の是正、地方、農林漁業の人口減少の不安、少子高齢化への対応等々、問題山積みでした。

国鉄がJRに、老人は高齢者に、痴呆、ボケは認知症に、消費税もストカーも様々なハラスメントという言葉も認知されていない世相。

ビールの語彙と言えば、キリン、サッポロ、アサヒ、新参のサントリーかな? 

お店で生ビールを注文、今のように多種多様な銘柄の缶ビールは売られていない時代。

世界から日本という国は、豊かなのは大企業ばかり、日本人は、働き中毒、ウサギ小屋で暮らす社畜と揶揄されたのも事実です。

1945年(昭和20年)敗戦、帝国主義からの脱却、軍事大国から一気に貧困国家へ。

戦後、経済大国に成り上がったのは、日本人の勤勉さの賜物、ハードワークをするしかない時代だったのです。

海外から何を言われようが、世界第2位の経済大国として世界が妬む羨む日本に辿り着いたのです。

1987年、日本が一番輝いていた時代かも知れません。

と思ったのは、先日の日曜日早朝にテレビ観戦したワールド杯ラグビー決勝ニュージランドvs. 南アフリカ戦。

日本は、多様性多様化を優先した社会にならないと、これからはますます貧民国家になるのでは?

第1回ワールド杯ラグビー大会は、1987年。

興味の無いの方に、いくら面白い楽しいと説明しても無理です。

広島カープファンに、今年の日本シリーズ阪神vs. オリクッス戦の関西ダービーの素晴らしさを熱く語るようなもの、、でも人生はそんなものでしょう。

南アフリカvs. ニュージランドのラグビー決勝戦。

素晴らしいの一言❗

見応え充分、逃亡劇、追跡劇、そして肉弾戦あり、前半ニュージランドのキャプテンへのレッドカード、ニュージランド14人vs. 南アフリカ15人の闘い、凄まじい攻防戦へ。

「一生後悔する」と言ったキャプテン。

試合終盤、今度は南アフリカのキャプテンへのイエローカード、試合終了までユニフォームで顔を覆い隠す姿、怖くて試合の結末を観れないのです。

人間劇そのままでした❗

今回のワールド杯ラグビー大会、日本代表は予選落ち。

しかしながら、決勝トーナメントから一気に盛り上がり、歴史的な名勝負が続きました。

開催国フランス、イングランド、そしてアイランドにも大拍手です❗

ワールド杯ラグビー大会は、アマチュア精神を尊び、優勝国参加国への賞金を設定していないとの事、各国ラグビー協会に任せているとの事。

ワールド杯サッカー大会は、数百億円を参加出場国の成績により配分されるというから、ラグビーとは大違い。

1987年、第1回ワールド杯ラグビー大会は、日本代表も参加。

当時、英国に居て、賭け屋の日本への優勝オッズが天文学的な数値になっていた事が、記憶に残っています。

日本のラグビーは、そんなに弱いのかなぁ?という疑問でした。

それまでの日本のお正月のスポーツ番組の目玉は、早明戦を代表とした大学ラグビー戦。

大学ラグビーと社会人ラグビーのレベルが均衡していた時代。

選手が倒れる毎に、大きなヤカンから頭へ水を流すと、不思議と選手は立ち上がり再び走り出すという光景を何度も目撃しました。

魔法のヤカンかな?

正月に観ていた魔法のヤカンの時代が終焉したきっかけ、それも1987年。

今に続く正月恒例となるのが、1987年から始まった箱根大学駅伝のテレビ中継。

各スポーツ団体の存続競争も激しくなリ、資本社会の競争ルールが取り入れられた先駈けだったかも知れません。

その後、サッカーもプロ化、Jリーグの誕生。

正月のテレビ中継は、二極対抗の大学ラグビーの肉弾戦から、多極対抗の大学駅伝大会に移行、都道府県駅伝大会も然り、大勢参加型が好いのでしょう。

スポーツもエンターテイメントも、観客あっての事。

駅伝も、競馬も、バスケットも、野球も、お金を払っても、買いたい、観に行きたい、そんなものが沢山あるのが、今の時代。

多種多様、今の時代、ビールの銘柄は覚えきれないぐらい売っています。

政治の貧困性、経済は優等生と言われた1987年。

あれから35年、相変わらず政治は世襲性、経済は格差社会を増長。

貧民国家と貧困国家は、意味合いが異なります。

今一度、1987年を検証したいものです。