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戦後ニセ医師は少し居た<ニセ医師問題

2008-12-07 15:20:19 | Weblog
ニセ医者30年、なぜバレず?免許はコピー、独学で診療(朝日新聞) - goo ニュース

戦前の昔は、獣医師から試験を受けて医師になることも可能だった。(いつ頃まで可能だったかは知らない) だから、獣医師から医師になる人も少なからず居たようだ。

戦時中は、軍隊の専属医師の補助として治療にたずさわる人が多かった。なぜなら負傷者が多すぎて、医師のみでは対応できなかったからだ。
手先の器用な人は、簡単な手術などは普通の医師より上手くなった人も居た。
松本清張の短編小説の中に、このように軍隊で医療の実技教育を受けたニセ開業外科医の物語があり、面白く読んだ。この小説の題名は忘れたが、同「短編集」の文庫本を探せばあるだろう。
この小説の中では、ニセ開業外科医は「診療技術も良く、近所では評判の良い医師」としてとおっていたらしい。

ところが、この地域で殺人事件が発生する。被害者は元軍人だった、ということから始まる。
結末は、終戦後に社会に受け入れられない被害者の元軍人が、軍隊時代の仲間を頼って来訪したところ、なんとニセ開業医だったことから金をゆすり、ニセ開業医は安泰な生活を侵害される恐れをいだいてこの男を殺害した、という内容だ。

<感想>
医学部に入ってしまえば、医師になることはそれほど難しいことではない。むしろ、理科系では簡単な学問だと思う。問題は体力を要することと、病人や死体などを気持ち悪いという感情から離れて科学的に見つめることが肝要だ。
オレの大学時代も、医学部の入学試験の内容を事前に金で買って不正入学した事件があった。当然この学生は「入学取り消し」となった。
しかし、不正入学した学生は単位も落とさずに普通に進級していたことは、マスコミも報道せず、また誰も言わなかった。

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