チホーの生活の知恵

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乳がん患者でも入れるガン保険<セコム損害保険

2011-06-18 15:04:06 | Weblog
通常ガンに罹患した患者はガン保険はもちろんとして、通常の生命保険にも契約できない。
ということは、ガンに罹患した患者は一生生命保険に加入できないかといえば、そうではない。
一般的には、ガンに罹患してから10年間経過すれば、保険会社の審査に通れば加入可能だ。
しかし、ガンに罹患する人は中高年の人が多いから、10年後に生命保険に加入する人は居ないだろう。

但し、ネットで調べていたところ、セコム損害保険より「乳がん経験者用ガン保険・メディコムワン」という保険を見つけた。
保険金の対象は、「ガンの再発・転移した場合に支払う」というものだ。
また、保険金は定額ではなく、「治療費の実費補てん」という趣旨だ。つまり、入院であれば高額医療費の自己負担分を補てんし、通院であれば高額医療費の自己負担分の治療費を限度として支払うというものだ。また、健康保険の適用されない「自由診療の場合でも5年間1000万円を限度として補てんする」というのがこの保険のセールスポイントだが、そのケースは少ないだろう。
この保険の趣旨は要するに「ガンが再発しても治療費は無料になりますよ」という保険なのだ。
保険金額も安いから(上限は月の高額医療費約8万円程度~10万円程度か?)、多分保険料も安いだろう。

ガンを経験した患者であれば知っていると思うが、長期通院となれば毎月の治療費がボデーブローのように家計に効いてくる。
また、将来の再発・転移の不安に悩まされる。おまけに、そうなった時の経済的な不安にも悩まされる。
加入できる条件や保険料などは不明だが、もし乳がんで治療を受けた人であれば検討する価値はあると思う。

なお、これは宣伝ではない。僕自身も知らなかったし、知らない人が多いと思って書いた。
資料では「2010年4月以降保険適用開始」とあるから、それ以前はなかった保険かもしれない。


「政治家の条件」<森嶋通夫・著

2011-06-12 12:26:12 | Weblog
かなり古い本だが、森嶋通夫(経歴 京都大学卒 大阪大学教授を経てロンドン大学名誉教授 10数年ほど前に没)が書いた「政治家の条件」(1991年初版・岩波新書)にはイギリスの経済学者ヒックスの言葉を引用して次のような記述がある。

  孤立する日本 無信念・無理想・無気力のゆえに(海部首相時代)

政治家は常識ー 社会に対する幅広い常識ー を持っていなければならない。 
政治家は政治および政府についての知識をもつ必要があるだけでなく、近代政治の思想的背景を形づくったイギリス哲学を知らねばならない。(日本であれば、明治維新から現代に至るまでの政治歴史とその功罪を知る必要があるだろう)
それと同時に、現代政治の中ででの経済問題の重要性に鑑みて経済学を学んでいなければならない。しかも、これらを別々にではなく、融合した形で知っていなければならない。

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現在の日本はどーだろうか?
総理の座を巡って権力闘争のみに明け暮れる政治家達。
静岡県の原発を止めるは良いとして、それを「命令」ではなく「要請」として自己の責任を回避する総理。
このために、休止していた日本全国の原発を稼働できない空気ができてしまった。
この現象は終戦前の沖縄とよく似ている。誰もが言わないが「アメリカ兵が上陸したら降伏せずに自害するしかない」という空気。
このようにして、日本という国は政治家の信念で動くのではなく、空気のようにふらふらと漂うだけなのだ。

指導者の条件とは?<「常識の研究」<山本七平

2011-06-11 21:10:55 | Weblog
その後、体調はゆっくりと改善しつつあるように感じる。
仕事に復帰して週に2~3日働いている。
胃のピロリ菌除菌も無事終えた。
現在治療は何も受けていないが、3か月に1回程度検査通院している。
今のところは異常はない。
体に付いて、以前と変わったことは脈拍が少し上がっていることだろうか。
安静時は62前後で変わらないが、少し歩行すると直ぐに70~80と脈拍数が上がる。この理由は肺の切除によって酸素の吸入量が減少し、これを心臓がカバーしている為と思う。
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病気療養している内に東日本大震災によって日本が大変な事態になりつつある。そして政治の混迷が拍車をかけている。
具体的には「管総理が辞める、辞めない」ことが現在の政治状況だ。
それでは「指導者の条件」とは一体何と定義できるだろうか?
古い文献で山本七平著作の「常識の研究」を改めて読んだところ次のように簡易に記述されていた。

「基本的な方向付けを誤らないこと」 「大きな方向付けを誤らないこと」ということだ。
また、別の文献で曽野綾子は「電気のないところには文明は育たない」とも言っている。

「原発反対!」などは猿でもいえる。原発休止・廃止した場合の電気の補完供給に付いて誰も言わないのは不思議である。
電力会社が自社の責任を放棄し、国民に過度の節電を要請するので大阪府の橋下知事は怒っているだ。