ガソリン国会──ガソリン値下げ隊は二酸化炭素増やす隊か?(WIRED VISION) - goo ニュース
日本では、新車の売れ行きが毎年減少している。
この主たる理由は、第一に若年層の減少と高齢化社会、次に長年の不況による格差社会、及び消費者の購買能力低下が原因だと思われる。
つまり、若い社会人が減少しているのである。また、高齢者は経済的理由と運転能力の問題で車を運転しなくなっているのだ。
事実、チホーの警察では高齢者には交通安全上危険なので、「運転免許証を返納する様」に指導している。これを受けて、実際に運転免許を返納する高齢者が増加している、という。
そして空洞化した市街地を活性化させる為に、県庁所在の市においては今「路面電車」を拡大中である。この試みは現在成功しつつあり、電車利用の乗客は増加中である。
この試みは全国でも珍しい様であり、時々他府県の市町村が見学に来るようである。これは、まさに「脱自動車社会」を目指した試みといえよう。
そして、市の中心街では古いデパートが撤去した後に、店舗付きマンションが建てられ、中心街への回帰現象が起こっている。
この現象は全国的にみれば些細な現象かも知れない。しかし、50年~100年後を見据えた場合、少子高齢化は止まらず、日本の人口は1、3億人から8千万人程度に減少していくと想定される。
そうであれば、新規の道路建設の必要性に付いて疑問を持たざるを得ない。
仮に、暫定税率が延長にならなかった場合の地元の懸念としては「計画中の道路建設が中止になる」とか「計画中の古くなった大橋の建て替えができなくなる」というものしかない。つまり、「計画中でない道路ができない」という懸念の声は全くない。
結論的には、日本の道路は「少なすぎる時代」から「過剰な時代」へと変化する途上なのである。特にチホーでは都市部より人口減少の速度が加速しており、「チホーで道路が足らない」ということは幻想である。
道路はビルなどと同様に一旦造れば、維持費のコストが必要だ。
50~100年後には、道路維持財源の問題から「チホーのどの道路を閉鎖するか」が討議されるという、笑えない光景が見える。
短期的にはともかく、中・長期的には日本は「人口減少時代」・「自動車減少時代」に突入したのであるから、当然次には「道路過剰時代」に突入するであろう。
未来の日本の歴史家は、現在をどの様に評するだろうか?
「あの時代は、道路バブルだった」と歴史教科書に記述されるかも知れない。
(りせっとー)
日本では、新車の売れ行きが毎年減少している。
この主たる理由は、第一に若年層の減少と高齢化社会、次に長年の不況による格差社会、及び消費者の購買能力低下が原因だと思われる。
つまり、若い社会人が減少しているのである。また、高齢者は経済的理由と運転能力の問題で車を運転しなくなっているのだ。
事実、チホーの警察では高齢者には交通安全上危険なので、「運転免許証を返納する様」に指導している。これを受けて、実際に運転免許を返納する高齢者が増加している、という。
そして空洞化した市街地を活性化させる為に、県庁所在の市においては今「路面電車」を拡大中である。この試みは現在成功しつつあり、電車利用の乗客は増加中である。
この試みは全国でも珍しい様であり、時々他府県の市町村が見学に来るようである。これは、まさに「脱自動車社会」を目指した試みといえよう。
そして、市の中心街では古いデパートが撤去した後に、店舗付きマンションが建てられ、中心街への回帰現象が起こっている。
この現象は全国的にみれば些細な現象かも知れない。しかし、50年~100年後を見据えた場合、少子高齢化は止まらず、日本の人口は1、3億人から8千万人程度に減少していくと想定される。
そうであれば、新規の道路建設の必要性に付いて疑問を持たざるを得ない。
仮に、暫定税率が延長にならなかった場合の地元の懸念としては「計画中の道路建設が中止になる」とか「計画中の古くなった大橋の建て替えができなくなる」というものしかない。つまり、「計画中でない道路ができない」という懸念の声は全くない。
結論的には、日本の道路は「少なすぎる時代」から「過剰な時代」へと変化する途上なのである。特にチホーでは都市部より人口減少の速度が加速しており、「チホーで道路が足らない」ということは幻想である。
道路はビルなどと同様に一旦造れば、維持費のコストが必要だ。
50~100年後には、道路維持財源の問題から「チホーのどの道路を閉鎖するか」が討議されるという、笑えない光景が見える。
短期的にはともかく、中・長期的には日本は「人口減少時代」・「自動車減少時代」に突入したのであるから、当然次には「道路過剰時代」に突入するであろう。
未来の日本の歴史家は、現在をどの様に評するだろうか?
「あの時代は、道路バブルだった」と歴史教科書に記述されるかも知れない。
(りせっとー)