古代イスラエルの分離と敗戦＜消えた流民

前に高麗神社に付いて書きましたが、高麗神社が生まれた原因は敗戦による日本国への流民です。流民が自国民の神社を他国に創立した、といえるでしょう。（なお、日本では「天皇は一泊二日の日程で埼玉県に旅行された」こと以外は高麗神社への言及はされていない。）

「日ユ同祖論」の背景には古代イスラエルの敗戦による流民が日本にも流れ付いたのではないか、という考えが同国の歴史からみてイスラエルの根底にあるからだと思います。


イスラエルの歴史を知る為に、旧約聖書を簡単にまとめると次の通りです。

天地創造→アダムとイブの楽園追放→ノアの箱船→イスラエル民族の父祖（アブラハム・紀元前１７００年頃）が族長となる。
アブラハムの孫のヤコブが族長の時に１２人の息子が生まれます。なお、ヤコブは老年期頃に名前を「イスラエル」に改名します。
以後、１２人の息子達はそれぞれが独立して１２支族となります。
その後、飢饉に襲われてエジプトに移住して４００年間奴隷となります。

起源前１３００年頃にモーセが誕生し、エジプトを脱出して海を二つに分けてカナンの地を目指します。
モーセの後継者の時代になってカナンを制圧して定住します。

起源前１０世紀頃にはサウルが初代王に即位し、ダビデ→ソロモンと王位は継承されます。

ソロモン王の死後、１２支族は２カ国に分離します。一つはユダ族とベニヤミン族の２支族合併による「ユダ王国」であり、残りは１０支族の大合併による「イスラエル王国」です。この二カ国の仲良しだったかどうかは分かりません。

起源前７２２年頃にイスラエル王国はアッシリアに敗戦して国民はアッシリアに連行されて、以後支族民は様々な土地に散って行き、以後現在まで行方不明となっています。その為に、古代イスラエル王国の支族の末裔が日本にも流れ付いたのではと考えられているのです。

一方の、ユダ王国の方も他国に敗戦しましたが、苦難の道をたどってエルサレムに戻って来ました。その後、イエス・キリストの誕生となります。
従って、現在のイスラエル国民は「ユダ王国の末裔」であり、イスラエル王国の末裔はどこかの国で滅んだか、まてはどこかの国で少数民族や混血として生き残っているのではないかという考えが出てきた訳です。

その為か、１９７５年に「失われた１０支族」の行方を調査するユダヤの機関「アミシャーブ」が設立されました。

日本の文化等に古代イスラエルの痕跡が残っていないかと思いはせるのも歴史のロマンといえるでしょう。

神社を巡る話題＜高麗神社・天皇・古代イスラエル

２０１７年９月２０日付けの朝鮮日報日本語版によれば、「天皇と皇后、高麗（こま）神社に初参拝」という記事を見つけた。
「神社というものは、日本固有の宗教形態であり、高名な日本人や山や海などの自然のものを神に見立てて祭っている」と思い込んでいたら、「古代の朝鮮半島の高句麗が滅亡後、流民として日本に定着した民が高句麗最後の王の息子の宝蔵王を迎える為に立てた」との内容だった。
高麗神社は埼玉県日高市にあり、天皇と皇后が参拝するのは初めてだ。

参拝の理由は分からないが、私見では現在朝鮮半島情勢の危機状態がますます悪化しており安寧を祈願されたかと思われる。
どちらにしろ、日本国内に古代朝鮮半島の民に係わる神社の存在を知って驚いた。

話は変わるが最近訪日外国人に関するY・チュ－ブを見ていたら、イスラエル人が多数岐阜県高山市に訪れていることが判明した。
高山市の観光課によれば、ヘブライ語の観光案内もあるという。
その理由は高山市の近くに「命のビザ」の主役の元外交官の杉原千畝の生家がある為に観光を兼ねて来訪するらしい。

その後、イスラエル人に関するY・チューブを見ていたら「日ユ同祖論」という「とんでも論」を見つけてびっくり仰天。
何と！、「日本人の祖先とユダヤ人の祖先は同じ祖先」という見方があるらしい。

僕としては、「日本人の主たる祖先は縄文人と弥生人との混血」ということで習っていたから、「日ユ同祖論」なんて全く信じられないことだと思う。
しかしながら、その後「神社めぐりしていたらエルサレムに立っていた」（幻冬舎・鶴田真由著・２０１７年６月１０日初版）を読んでいたら、古代ユダヤ人が日本にも流れ付いて、その痕跡が神社や言葉等に残っているのではないかと思いつつある。
なぜなら、高麗神社があるということは、古代ユダヤ人が日本に流れ付いたとして、影響を受けた神社があっても不思議ではない。

その具体的な内容は前著に記載があるが、ここに一々書けば長くなるし、また著作権の問題もあるので今後は自分なりに問題を整理してから少しづつ書くかも知れない。

朝鮮半島の国土面積と人口は？

朝鮮半島が騒がしい。
国力と国土面積・人口は必ずしも一致しないが、ある程度の目安になるので調べてみた。


１、北朝鮮
国土面積　　約　　１２万平方㎞
人口　　　　約　　２５００万人

２、韓国
国土面積　　約　　９万８千平方㎞
人口　　　　約　　５０００万人

ちなみに日本は次の通り。

国土面積　　約　　３７万８千平方㎞
人口　　　　約　　１億２６６０万人　　

だから、韓国の国土面積は日本の２６％程度で、北朝鮮は３２％程度となる。
ちなみに、北海道の面積は８万３４２４平方㎞で、岩手県の面積は１万５２７５平方㎞だから、合計９万８６９９平方㎞だ。

ということは韓国の国土面積は日本の北海道と岩手県の合計よりも小さい。
このような小国に５０００万人もの人口が住んでいるとはびっくりする。
だからかは分からないが、Y・チューブで韓国郊外の住宅街の風景写真を見たところ、住宅の前の細い路地に駐車車両がびっしりと並んで居る。
不法駐車ではなく、韓国では車を買っても車庫証明が必要ないらしい。
これでは救急車も通れない。

また、韓国は「日本海は東海」と主張しているらしいが、国土面積からみてこれは笑止だ。
「韓国の東だから東海」という理由なら、太平洋も日本の東側だから「日本東海」というのと同じ理屈となり笑い話だ。

ちなみに台湾の国土面積は３万５９８０平方㎞であり、人口は約２３３０万人だ。
九州の面積が３万９９０６平方㎞だから、台湾は九州よりもわずかに小さいということだ。
九州の人口は約１３００万人だから、台湾の人口密度も大きいことが分かる。