チホーの生活の知恵

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ピロリ菌と胃がんリスク

2011-01-14 19:53:36 | Weblog
肺ガンの手術を受ける前に胃カメラの検査を受けたことは前に書いた。

胃カメラの検査を受けている時に、カメラを操作していた若い2-ちゃん医師はこんな独り言を言いながら検査していた。
その時、僕はカメラのファイバーが喉から食道に入っている為に話すこともできず、フガフガと聞き耳を立てることしかできなかった。
「おっ、慢性胃炎だぞ! おっ、ピロリ菌が居るぞ !」とね。

その後、しばらくして検査が終わり、ファイバーは喉元から外されて初めて話すことが可能になった。
そして、僕と2-チャン医師との会話は次の通りだった。
僕 「ピロリ菌が居るなら治療して下さい」
2-チャン 「治療できるけれど健康保険は効かないよ。胃潰瘍でもあれば保険は効くけれどね。だから治療費は自由診療になるよ」
僕 「自由診療だとどれくらいの費用?」
2-チャン 「う~ん、1万5千円くらいかな~」
僕 「ドラッグ店で売っている薬ではダメなんですか?」
2-チャン 「あ~、あのアワアワのあの薬? アレで全部のピロリ菌を殺すのは無理だね」

まぁ、以上のような会話であった。

その後、ピロリ菌に付いて調べたところ、中年期の人の半分以上が保菌者であり将来胃がんのリスクがあることが判明した。
また、なぜ中年期の半分以上が保菌者かといえば「幼い頃に不衛生な水を飲んだ」という理由らしい。
そして重要なことは、文芸春秋の昨年の11月号に北海道大学の浅香教授が書いているように、ピロリ菌保持者は胃がんになるリスクは3倍になる、と説明している。
また、除菌する通常の料金はネットで調べたところ5万円くらいと判明した。1万5千円との差額は胃カメラの費用と考えて良いだろう。

肺ガンの治療は95%終了して当面暇な毎日となる。今がピロリ菌除去のチャンスと考えて昨日大学病院へ行った時に消化器内科で予約を入れた。(大学病院は電話予約はできない)

2-チャン医師の上司の「おばさん医師」は、前回診察を受けた時に「あなたは若いから頑張ってコーガン剤の治療を受けてね」と言っていたものだが、コーガン剤の点滴を受けているはずの僕がひょっこり現れたらどんな表情で診察してくれるのかが楽しみだ。
まぁ、おばさんと違って、既に僕はコーガンを2個持っているからもういらないんだよな~ ははははは・・・・  。。

年金の繰り上げ受給の損得

2011-01-11 20:52:13 | Weblog
僕の職業は自営業であり、現在協会健保(旧社会保険)の傷病手当金はもらえない。従って、今現在の収入はゼロということだ。
但し、若い時に会社員の時代もあったから、極わずかの厚生年金は受給しているが「雀の涙」みたいなもので生活の足しにはならない。

こんなことなら、ガン保険は別として、所得補償保険とかセコム損保の「治療費補てん保険」でも加入していれば良かった、と悔んでいるが後の祭りだ。生命保険には少し加入しているが、たいした保険金はでないだろう。(30万円くらいかな?)

そこで、つらつら考えると「自分の余命は少なくとも日本人の平均より少ないだろう」という前提条件で、社会保険事務所に出向いて「基礎年金の繰り上げ受給」について相談した。
すると、直ぐに「79歳が分岐点で、79歳前に亡くなれば得で、79歳を超えて長生きすれば損となる」との説明だった。

個人的には、今後運良くガンの転移や再発がないと仮定しても、せいぜいで80歳前半まで生きられるのが限度ではないかと思っている。
しかし、運が悪ければ今後7年後以内に亡くなることも考えられる。

こんなことを総合的に検討した結果、直ぐに繰り上げ受給をする決断をして申請した。
事務所の担当社は「繰り上げ受給は障害者に認定されないので考え直したら」との助言だったが、これは受給者に対する公正なコメントとは考えられず、組織の指令みたいなもので、なるべく繰り上げ受給者を出さないように指導されているように見受けられた。だから、担当者の説明をそのまま信じるのは抗がん剤投与を勧める医師に従うみたいなものだと思った。

その他、個人年金も契約しており、こちらにも繰り上げ受給を打診したが、「契約」との理由でできなかった。
なお、個人年金も金額的には小額であり、公的年金を加算しても普通の会社員が受け取る年金額を下回る。

こんな訳で、もしこのまま社会復帰不能となれば、厳しい生活となるだろうが持ち家で借金がないので多分生きていけるのではないかと思う。

社会復帰できればそれなりの生活は可能だが、最悪の場合も想定して対応することも必要だろうと思っている。

しかし、日経新聞で読んだファイナンシャルプランナーによれば、「健康者は規定通り65歳からの受給が良く、繰り上げ受給も繰越受給も得にはならない」という説が妥当だろうと思っている。