ぼちぼちいこか。一緒に歩こう!

LDとアスペルガーのボーダーの息子と共に歩いている母の日記

いつもお騒がせの父!!

2012年04月28日 | 日記
母からの電話、父の事で相談があると言うその声で、嫌な予感
父いわく、
いろいろ動いていると、左の足の付け根になんかでっぱる感じがあるんだよ
自分で調べてみたんだけど、
押すと引っ込む感じがあるから、ソケイヘルニアなんじゃないかと思って
お前、どう思う?

おいおい、そんな事が電話口で聞いただけの、こんなナンチャッテナースの私に分かろうはずがない
まず病院行こうよ~と私
明日、かかりつけの医者に行き、そこで紹介状をもらい大腸がんの手術をした病院へ行こう
と言うことになった。
違和感を感じ始めたのはもう数日前と言うから、なんですぐ病院行かなかったの~?と怒ってしまった。
これが利用者さんなら絶対怒らないのに、両親となるとこんな感じいけません

その間、秘かに私がおびえたのは、大腸がんのリンパ節転移・・・
でも、押すと引っ込むかな~??ヘルニアだといい。
そう願いながらいろいろ調べて、やっぱりヘルニアっぽい!とほっとする
そう言えば、今回は自分でネットを使って調べたところがすごいだろって威張っていた父
進歩しておる
まあ、今思えば典型的なソケイヘルニアだったんだけど。

さて、そんな感じで受診に同行(ランチでつられた私
大腸がんの定期点検で撮った1月のCT画像があり、あっさりソケイヘルニアと診断
消化器外科の医師いわく
加齢により筋膜が緩んできていると思うが
大腸がんの手術により、筋膜の一部がかたくなって引っ張っれているのかもしれない
今、出ているのは腹膜、腸が出てくると嵌頓(かんとん)なのですぐ手術する必要がある
幸いと言っては変だが、大腸がんの手術でS字結腸と直腸の一部を切除しているので
大腸が嵌頓する可能性は低い。小腸が嵌頓する危険はあるが。
大腸が嵌頓すると、人工肛門をつけることもあるので、大変なことになる
今回症状があるの左だけ。でも、CTでは右もヘルニアになっている
今後症状が出てくるかもしれない。治療は手術しかない
手術に関しては、日常生活に支障がなければ急ぐことはない

まあ、そんな話を聞き、父は本題の、連休明けの旅行に行っていいか?
と恐る恐る聞いた。
先生、「いいんじゃないかな~。ちょっと出っ張ってきたら横になって押し込んで
あとは、押しても戻らなくて、すごく痛くなったら手術するしかないからね。」
ホッとして診察室を出る
今回の受診同行の役目は、先生の話を聞いて、「旅行に行っていいかを判断する」
だったと後から聞いたけど、ほとんど出番なし
まあ、良かった。
それより、秘かに心配していたリンパ節転移は全く話しにも上がらず良かった
父は、私がそんな事を心配していたなんて、これっぽっちも知らず、
旅行に行ける事を喜んでいる

そんな父を見ながら、運のいい人だと思う。
大腸がんも初期で見つかり、今回も、旅行前に症状が出て、まずは安心して出掛けられる
本人はこんな時に見つかるなんて!!って言ってたけど。
まずは、お騒がせなんだからと言えることが、有り難いこと。