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斬剣次郎の鉄道・バス斬り2

管理人が撮影した鉄道・バスの写真をUPします。

抜海駅

2025-03-30 17:39:32 | 鉄道
 3月15日ダイヤ改正で
 抜海駅
 が廃止されました。抜海駅は最北の秘境駅として有名でしたが、乗客減でとうとう廃止されてしまいました。そんな抜海駅を訪れた時の様子をレポートします。


 抜海駅は相対式ホームを持つ交換可能駅でした。下り側に駅舎を配置する典型的な田舎の交換駅というスタイルでした。しかし、相次ぐ減便で列車交換が無くなり、最晩年の2024年9月から交換設備が撤去され、棒線駅になってしまったそうです。



 抜海駅は1線スルーではなく、信号機も片方しか無かったため、駅舎側を下り線、その反対側を上り線として使い分けている感じでした。ホームも1~2両程度と短かったですね・・・。



 駅舎のホーム側です。ホーム側には抜海と書かれた駅名標が3つ付いていて、抜海駅であることを強調しているような感じでした。というか、出入口以外何もない表側と比べると目立っているような・・・。しかし、ずいぶん古いのか、歪みが目立っていますね・・・。




 駅舎の内部です。無人駅なので待合室だけですが、窓口跡が残っていて、かっては駅員がいたことが分かりますね・・・。駅務員室は除雪要員の事務所として使われており、ストーブの管も出ていますね・・・。そして、窓口跡には写真などがたくさん貼られていました。




 駅周辺です。秘境駅らしく周囲は1軒の家(廃屋)がある以外はほとんど何もありませんでした・・・。秘境駅と言われても納得できるような感じでした。でも、交差点付近には100周年記念碑がありました。駅の開業は1924年のことで、記念碑が出来たのは2024年・・・。しかし、出来て1年もしないうちに廃駅なんて・・・。(駅を盛り上げるために記念碑を立てて除幕式を行ってすぐに廃駅方針が通知されたのだとか)


 駅標です。


 実は抜海駅には2008年にも訪れています。
 当時は秘境駅として有名になってはいたが、廃駅の話は出ておらず、静かでした。もちろん、ずーっと一人でした。



 抜海駅を訪れたのは除雪列車を撮影することが目的でした。もちろん、撮影できたのですが、列車が少ないが故に除雪列車が来るのに数時間待つ必要があり、寒い待合室の中でひたすら待っていました。しかし、冬季ということで除雪要員が駅務員室に詰めていて、一人で待合室で待っていた私を見るなり、寒いでじょ?と言われて暖房の利いた駅務員室に招いてくれました。有難く帰りの列車が来るまで駅務員室で暖房をとされて頂きました。これもいい思い出です。

 以上です。

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