２０７・３２１系化された京都発野洲行き９２０Ｍ

　３月２６日のダイヤ改正で京都発野洲行きの琵琶湖線上り最終列車の
　９２０Ｍ
　に２０７系＆３２１系が充当されるようになりました。この列車はこれまで２２１系が充当されていて、過去には２２３系も充当された事がありました、それが２０７・３２１系に変わった形です。２０７・３２１系による琵琶湖線の列車は減少傾向で、改正前は平日朝に草津行きが１本あるだけでした。しかし、今回の改正で深夜の９２０Ｍが加わり、２本になりました。

　９２０Ｍに充当された
　２０７系
　です。９２０Ｍが２０７・３２１系の運用になったため、２０１３年に消滅していた２０７・３２１系の野洲乗り入れが３年ぶりに復活した形になります。なので、写真のようなシーンも再び見られるようになった形です。

　９２０Ｍに充当された
　３２１系
　です。２０７系と３２１系は共通なので、日によっては３２１系も入ります。３２１系ならでのＬＣＤ車内案内表示も野洲などの文字が見られます。

　９２０Ｍには平日だけでなく、
　土休日
　も２０７・３２１系が充当されます（土休日は９２０Ｍではなく、９２０Ｋになりますが・・・）。９２０Ｋの２０７・３２１系化によって、土休日における２０７・３２１系の列車が復活したことになります。土休日の列車が消滅したのが２００４年１０月改正なので、１２年ぶりの復活になりますね・・・。そういや、野洲乗り入れが始まったのが土休日の列車が消滅したダイヤ改正だから、土休日における野洲乗り入れは今回が初めてなのかもしれませんね・・・。まっ、野洲到着後は野洲で一夜を明かして朝に京都へ回送するそうなので、毎日充当されないと厳しくなりますね・・・。
　土休日の証であるＣ３９運用表示と野洲表示を絡めて見ました。

　京都駅２・３番ホームの列車案内表示です。０時３４分発の野洲行きの乗車位置が○３～○９になっており、これが４扉車が充当される証拠となっています。尚、２・３番ホームから出る２０７・３２１系の列車には改正前は朝の草津行き以外で湖西線の列車もありましたが、改正で消滅した模様です。

　琵琶湖線の各駅にある時刻表には９２０Ｍの時刻に女性専用車がある事を示す緑の丸が付いています。これぞ、２０７・３２１系が充当される証となります。

　９２０Ｍでは京都で最終の野洲行き新快速からの接続を受けて出発するので、京都駅ではこのような眺めが見られます。
　因みに９２０Ｍに入る前はＣ電で京都駅に到着した後３・４番ホーム間の中線でしばらく休んだ後、０時２５分ごろに引き上げ線経由で３番ホームに入線してきます。

　思わぬ形で琵琶湖線における２０７・３２１系の列車が増え、更に土休日における運用や野洲行きが復活しました。いろんな意味で驚かされたダイヤ改正における変化点です。
　以上です。