斬剣次郎の鉄道・バス斬り2

管理人が撮影した鉄道・バスの写真をUPします。

可部線 可部~あき亀山

2017-04-09 21:00:18 | 鉄道
 2017年3月4日に可部線の
 可部~あき亀山間
 が延伸開業しました。これは2003年に廃止された可部~三段峡間の一部区間が復活した形となります。その延伸区間を見てきましたので、レポートします。




 延伸によって誕生した
 あき亀山行き
 です。可部行きがすべてあき亀山まで延長した形となります。車両は227系がメインですが、朝夕には113系や105系なども入るそうで・・・。広島駅であき亀山という新しい行先を見るだけで新鮮に感じたものです。



 延伸区間の起点となる
 可部駅
 です。延伸に当たって駅の改良工事が行われ、2面2線の相対式ホームに改良されました。これまでは2面3線を持ち、うち2線は行き止まり式でした。確か、行き止まりは可部折り返しの列車が発着し、のこり1つは三段峡方面の列車が発着するという感じでした。それが延伸に伴う改良で大きく変わってしまいました。行き止まりの2線は使用停止→線路が撤去され、代わりに1番ホームの向かい側に新しいホームが設置されて、2番ホームとなっています。




 改良工事に伴い、1番ホームと2番ホームそれぞれに改札口が設置され、互いのホームを移動するにはいったん改札口を出る必要が生じるようになりました。でも、それぞれのホームには方面が決まっているので、混乱はなさそうです・・・。
 尚、1番ホームの改札口は改良工事に伴って移設したのではなく、改良工事前と同じ位置でした。なので、移設しなかった結果、上下で改札口が分離してしまった形でしょう・・・。


 駅改良工事に伴い、西口が新設されました。これまでは東口にしかありませんでした。西口にはバスターミナルが設置され、広島電鉄や広島交通のバスが発着しています。しかも、本数が結構多い上に広島の中心部へ向かう便が主力なので、競合関係となりそうですね・・・。



 可部を出ると、カーブを曲がりますが、そのカーブを曲がりきると、早くも次の駅が・・・。




 延伸区間で唯一の中間駅である
 河戸帆待川駅
 に到着しました。河戸帆待川駅は片面ホームの1線のみで、こじんまりとした駅となっています。この駅は廃線区間の上に設けられていますが、かっての河戸駅とは違う位置に設けられているので、完全な新駅のようです。



 駅舎です。ホームとはスロープで結ばれており、バリアフリーには対応しています。ただ、駅舎自体は小さく、元から無人駅として設計されたかのような感じです。なので、自動改札機や自動券売機が簡易的なものになっていました。しかし、ベッドタウンの中に設けられた駅という感じだったので、乗客はそれなりにいました。


 河戸帆待川を出ると、直線区間をゆっくりと走っていきます。この区間にかって河戸駅があったのですが、駅があったような感じに見えませんでした・・・。そして、この区間にはいくつかの踏切が設けられていました。最近の新線は踏切のないところが多いだけに認可などでは手間取ったとか・・・。



 そして、終点の
 あき亀山駅
 に到着しました。あき亀山は延伸区間の終着駅です。島式ホーム1面2線を持ち、ホームそのものが頭端式で、いかにも終点といった感じでした。



 しかし、ホームのそばには2線ほどの電留線がありました。これを使って夜間停泊が行われているようです。可部発着の列車がすべてあき亀山発着になったのだから、夜間停泊は当然発生していることになりますね・・・。撮影時はすでに出払っていて、車両の姿はありませんでした・・・。でも、あき亀山駅には引き上げ線が無かったので、電留線からいったん本線に出してホームに横付けする形になっているようですね・・・。


 駅舎からホームへの通路です。河戸帆待川と同じくスロープでつながっており、バリアフリー化が図られていました。そういえば、河戸帆待川もあき亀山もエレベータなどがありませんでした。





 駅舎です。駅舎自体は小ぢんまりとしていて、改札口も含め元から無人駅化のような雰囲気でした。改札機も自動券売機も簡易的なものになっていました。でも、改札機は河戸帆待川よりも1つ多かったのですが・・・。
 でも、駅舎は河戸帆待川よりもやや大きかったのですが、これは運転手&車掌の宿泊設備が入っているからなのでしょうか・・・。何せ、夜間停泊がありますからね。


 駅舎への出入口です。周辺は住宅が並んでいますが、ところどころ田畑が広がっていて、のどかな感じでした。しかし、この近くに病院が移転してくるとか・・・。


 駅を出ると、いきなり廃線跡に出会いました。見ても明らかに廃線跡ですが、その廃線跡はあき亀山駅のホームに通じており、廃線跡が復活したことがわかるような位置関係でした。

 前代未聞の廃線区間の復活でしたが、周辺はベッドタウン化しているため、復活して納得といった感じです。一応、新鮮区間に乗車したことによってJR西日本の全路線党派が復活しました。
 以上です。

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