越谷宿の箱雛は江戸時代の贅沢禁止令に対応して越谷のひな人形職人が
考案した禁止令対抗策です。
手のひらにのるほどのサイズですが、凝りに凝っています。
香取様は地域の鎮守の守で社殿の彫刻は見事なものです。
大広間からはみ出すほどに飾られたお雛様はどれも見事な作品です。
江戸時代前のものも有りそうです。
雅なお顔のお雛様が多いです。
箱雛をほかのと比較するとこんなに小さいのです、たためがただの白木の箱です。
お供えの菱餅の上にもお雛様がおいでです。
菱餅に二組、合計三組のお雛様です。
御殿雛というのは初めて見ました。ひな壇飾りが多いですからね。
ひな人形がこれだけ多いと見事ですが、圧倒されて息苦しくなります。
衣装も頭もての込んだ造りです。
色が落ち着いていて時代が付いています。
整然と並んだお雛様たち、巫女さんに伺うとこれだけ飾るのに
一週間かかるそうです。
有職雛狩衣装と銘があります、きんだいのおひなさまでしょうね、
お顔が現代風です。
この辺はかなり古い時代のものでしょう。
下のには次郎左右衞門雛と銘があります。名前を持っている雛というのは珍しいです。
以下からはコメントなしにします、お雛様をお楽しみください。
おかめ官女、しなを作って踊っています。
狆を連れた官女です。
これも御殿雛です。
まだまだまだまだたくさん飾ってあります。
今日までで仕舞ってしまいますからご覧になりたい方は今日中にどうぞ。
北越谷東口を出て旧日光街道を右に曲がれば100m程です。
10時から3時にはお抹茶とお菓子のサービスがあります(有料三〇〇円くらい)。