遊工房・雑感

日頃のあれこれを綴る日記です

黄金比

2011-02-21 16:49:51 | 現代美術

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 ピカソのメモに

こういうのがある

黄金比を研究したって

恣意的に かっこいい形が出てくるのでもなく

センスがいいから出てくるのでもなく

円と正方形(長方形でも)カップにはある形で

格好良くするために黄金比をこじつけた

というのとは別な気がする

頭が疲れるので

それ以上は考えられない

1916年あたりから

具象的な人物像が出てくる

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前に

向こうの

時々記事に書いたが

この二つの絵が

同時代

というのが

不思議な気がした

オルガが  「私をキュビズムで描かないでよね!」と言ったという噂もあるから

両刀使いで描いたのか?と思ったけれど

そうではない

 

総合的キュビズムというのと 新古典主義と言われる絵が同時進行

こういうのを

具象への回帰  とよく言うけれど

もともと

キュビズムって 具象の 見方をどんどん革新していった作業だから

新しく見えるようになった目で

人体を描きたかったろうなと思う

実際少し勉強しても

絵に関して

次々見えなかったものが見えてくるわけで

新しい目で描かれた絵が新古典主義の絵で

キュビズム以前に還ったんではないな

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