Heart Forest

日常生活の中でちいさな楽しみを探して行きます。

自分と向き合うようなアジア

2017-07-09 09:53:02 | 映画・ドラマ
おはようございます。エルです。

さて昨日はエドワード・ヤンの『台北ストーリー』を観てきました。

仕事の都合と自分の体力の無さからもう一本観られるはずの『フンクイ(漢字が変換できず)の少年』は泣く泣くパス。



終戦後に中国に返還された台湾が高度成長を遂げていく中で、台北で生きる幼馴染の男女のストーリー。

「結婚しよう」「アメリカへ行こう」と女性は言う。

結婚もアメリカも幸福を手に入れる切符じゃないと男性は返す。


映画全体に閉塞感が漂いながらも舞台は目まぐるしく変わろうとする街、1960年代の東京のように若さを爆発させる若者たちのエネルギーに満ちている。

昔の邦画で見たようなスナック(?)。公衆電話とカラオケとダーツが置かれた店。『フットルース』のテーマ曲で踊りあかす若者たち。




ゆるふわ豆腐メンタルの私は懐かしい様なさびしいような気持ちになった。

風物を見るだけでも何度も観たい映画。本を読み返すように。


・・・・・・・


今から30年くらい前の自分の周りは留学に憧れる人たちが増え始めていた。帰ってきたら自分らしく働くことができる職場が待っていると信じ、あるいは海外での成功を夢見て。

何もなく正しく生きることにも後ろ向きな自分をちょっとだけ嗤ってみる。

アジアはアメリカの夢をまだ見ているのだろうか。



今日の良いこと・ハハがお友達との一泊旅行へ出発。あんなにニコニコ顔のハハを見るなんて、普段の優しくない自分を反省。楽しんできてほしいです。


皆様に幸運を!


コメント
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