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Heart Forest

日常生活の中でちいさな楽しみを探して行きます。

オキナワと大島渚

2020-09-25 13:43:51 | 映画・ドラマ
こんにちは。

エルです。

大島渚の『夏の妹』を観ました。

昔、お菓子のCMが印象的だった栗田ひろみ。
~美しい人を見ました。ハイソフトを食べていました。~というもの。

それと二十歳くらいなのかな?りりィの透明感が半端ないです。
りりィも栗田ひろみも台詞の棒読みが酷いとレビューにありましたが、そんなことは瑣末なことに思えてしまう。

舞台は返還後間もない沖縄です。
大島渚の政治的な思想は私にはよくわからない。

栗田ひろみを自分の妹ではないかと思って、家まで行ったら、庭に出てきたりりィを妹と勘違いしてしまうのは、石橋正次。
この人は特撮の『アイアンキング』の人ではなかったかな?

小学生の頃にアイアン~の筆箱を持っていた私。ヒーローものの筆箱は男子に人気でした。

沖縄で妹を待つ兄
手紙を受け取り沖縄に旅行に来た妹と近々その義母になる予定の若いりりィ。

そもそも「兄」は佐藤慶と、栗田ひろみの父、小松方正が小山明子を巡って三角関係になったため、どちらの子か不明という設定。

物語は面白くなかった(笑)。

雰囲気だけを観る映画かなと思いました。



今日の良いこと・愛犬を動物病院へ連れていったところ、老齢なので柔らかいものを数回にに分けてまめに食べさせるよう言われました。
早速出掛ける用のあった母が色々購入。
今は犬用のチュールもあるんですね。
これをお皿に出してあげたら夢中で舐めてました。
硬いものを食べるのがストレスになって痩せてきちゃったようなので、君のご飯作りを頑張るよ!



皆様に幸運を!

嵐を呼ぶの?

2020-09-19 11:09:06 | 映画・ドラマ
おはようございます。

エルです。


昨日からやはり気持ちはダウンモード。
ま、深く考えない。

小林旭主演(というより、宇野重吉と浅丘ルリ子かも)の『嵐を呼ぶ友情』を観ました。
小林旭はまだ可愛い顔をしているし、浅丘ルリ子は思ったより丸顔。
彼女は『銀座二十四帖』の学校に行きながら花売りをしている孤児の役が可愛かった。

さて、嵐を呼ぶのは石原裕次郎かと思ったら小林旭もだったのか。

ストーリーでは最初、父(宇野重吉)の跡を継いでトランペッターになろうとしたけれど、肺に問題があってギターに転向。
この時点で勘当というか家出。
流しのギター弾きになる。
家では妹同然に育った浅丘ルリ子が婚約者として、父を支える。

まあなんだかんだあって最後は和解。
ジャズギタリストとして舞台でまさかの親子共演(宇野重吉はトランペット)。
めでたしめでたし。

と、なるのだが
気の毒なのが、小林旭を支えて来た同棲相手の踊り子さん。
父親だの音楽評論家だのが訪ねてきて、
浅丘ルリ子迄が、楽屋に訪ねてくる。
『身を退け』フラグ立ちまくりで
とうとう自分から憎まれ役を買って出て別れてしまう。

なんですかい?
面倒見ていた踊り子より、家に居たお嬢さんのほうがお嫁に相応しいとでも?

最後の方で、踊り子さんは関西の方でバーのママになって、東京までステージを観に来るのですが、宇野、浅丘、評論家が気付いてロビーに出て頭を下げる。

頭を下げられてもねえ。最後まで小林旭を好きだった彼女が気の毒でした。



今日の良いこと・お彼岸の入りは昨日だったんですね。お供えなんですが、また果物がいっぱいで嬉しいです。




皆様に幸運を!

イエロー

2020-09-10 19:59:36 | 映画・ドラマ
こんばんは。

エルです。


今日は帰宅後に昔のモノクロ映画『黄線地帯』を。
イエローラインと読むらしい。

どうもカラーに線を付けると
赤線、青線みたいな想像をしてしまうが、あながち間違いでもなく
戦後何とか金儲けをしようと企んだ男たちが
白人(軍関係かな)へ黄色人種である日本の女性を斡旋するから『黄線地帯』。

天知茂演じる殺し屋が、ある男が、高尚で有益な人物を自分に殺させ、金の代わりに警察を差し向けた事に激怒。

逃げる途中でたまたま近くにいた踊り子の女性を誘拐して夫婦のふりをさせて逃げる、というもの。

踊り子の女性がなかなか気が強く、あの手この手で誘拐を知らせようとするが・・・。


天知茂は私が物心付いた時には既に眉間に一直線シワがある渋いおっちゃんだったので
若き日の色々な顔を見られるのは楽しい。

ただ、お金のために外国人相手に喜んで(?)体を売る女性たちや、薬物を打ってもらいに来ては男に声をかける女性たちが引きも切らない猥雑な街(舞台は神戸)の様子と、タイピストとして働く女性が車で拐われてイエローラインへ連れて行かれる場面には心がざわざわ。

生き抜くのはもちろん大切なことなのだけど。

このビデオを観る前に『銀座二十四帖』という、もっと人情味あふれる作品を観たせいか(それでもヒロポンは出回っていた)『黄線地帯』はちょっと苦しい感じがしてしまう。



今日の良いこと・職場の先輩が優しい。有難い。

翻って自分は他人への不満を口にしてしまったりする。反省。
優しくなりたい。




皆様に幸運を!

ヒトの時間、自分の時間

2020-09-05 10:27:54 | 映画・ドラマ
おはようございます。

エルです。


『函館珈琲』を観ました。

文学賞受賞後、何も書けていない作家の青年が主人公。

様々なクリエイターがシェアハウスとして住んでいる函館の「翡翠館」にやって来ます。

その場所を教え、大家さんに推薦してくれた家具職人の先輩はどうやら亡くなっているらしい。

翡翠館には、トンボ玉作家、テディベア作家、写真家が住んでいる。

私が無知だからか、主人公の淹れる珈琲がいつもお湯を注いでも粉が膨らまないので心配になる。
飲む人は美味しさ大絶賛なのだけど。
ペーパーとネルドリップでは違うのかな?

再生の物語というより、再生に向かおうとする人の物語、かな。

『俺が待ってても世界は俺を待っちゃくれない。』

『誰も待っててくれる人がいないなんて何でわかるの?』

書こうと足掻く主人公と、人と話すのが苦手な写真家の会話。

ああ、ここだけでいいな、と思った。

はかなげにも見えるピンホールカメラの写真家の女性が歌う主題歌もうつくしい。



今日の良いこと・昨日と違ってちょっと涼しいこと。



皆様に幸運を!

過ぎていく夏

2020-08-28 09:37:32 | 映画・ドラマ
おはようございます。

エルです。


台湾映画『藍色夏恋』を観ました。

ショートカットが美しさを際立たせている主人公は、親友にせがまれ、親友の恋する男の子から彼女の有無を聞き出そうとする。

ちょっと自意識過剰な高校生たちの恋物語。

男子はてっきり主人公が自分に気があるものと思い込み・・・。

ここまでは漫画でもドラマでもよくある展開。

違っていたのは主人公が好きなのは同性である親友の方だったということ。

ラストの方で主人公と、彼女を好きになってしまった男子が話す場面が好き。

「なにもしないままもう夏も終わりだ。」

「そうだね。ただ迷ってばかりでなにも出来なかった。」

「もしいつか、1年後か3年後かに男を好きになれたら、その時はまずオレに声をかけろ。」

この最後の台詞を聞く主人公のひどく大人びた哀しげな顔がとても綺麗でした。



今日の良いこと・今日は朝から果物屋さんが桃を売りにやって来ました。
母はまた沢山買っておりましたが、黄桃(黄金桃というらしい)がとても美味しかった。


皆様に幸運を!