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Heart Forest

日常生活の中でちいさな楽しみを探して行きます。

ヒッチコック

2020-10-16 18:16:09 | 映画・ドラマ
こんにちは。

エルです。

今日は朝方が冷えて目が覚めました。
むむ、風邪っ気が。
急いで厚手のパジャマに着替えてまた布団へ。
だいぶ違うものです。ぬくぬく。

そんなわけで風邪薬を飲みながらダラダラ(ダメじゃんね。)。

数独しながらふとヒッチコックを観たくなり某Amazonプライムで探す。
わお、怠惰な(もといHAPPYな)一日。

短いので『ロープ』というのを観ました。
カメオ出演を探しましたが、ここではヒッチコック御大は顔を出さなかったみたい。

刑事コロンボみたいな倒叙型ミステリー。
つまり冒頭に人が殺され、殺人犯は分かっていながら
いつの間にかその殺人者の気持ちになってしまいハラハラドキドキを強要されるというもの(なんか説明が違う気もしますが・汗)です。

『ロープ』は単純にそれで相手の首を絞めて死体を大きな木のボックスに入れます。
あろうことかその上に食べ物を並べてパーティーを始めるという話。

もう、なんなの?
という気持ちでいっぱいになりますね。

それでも流石にヒッチコック。
まんまとドキドキさせられました。


今日の良いこと・返却日が近い本を読み終えてホッとしました。だらだら休日も明日限り。元気になるぞー。


皆様に幸運を!

嵐を呼ぶマザコン

2020-10-12 17:06:16 | 映画・ドラマ
こんにちは。

エルです。

数日かかって(色々あるんですよ。そうでもないか。)石原裕次郎の『嵐を呼ぶ男』を観ました。

この作品にも出ている北原三枝は顔立ちがシャープで少しキツく見えますが私は好き。

でも、この映画で共演した石原裕次郎と結婚して、石原まき子さんになるなんてちょっと不思議な気がしました。

まだまだスクランブル交差点で足がすくむ前の東京。ガチャガチャした雰囲気はありながらも空気が澄んでいそうです。

恋多き女ながら、去るものは追わない主義のサッパリとした性格の北原三枝。
この時期を是非見てほしい兄役の岡田真澄の美しさ!
他の映画でも岡田真澄はバンドマンをやっていましたが、その頃もバンドマン=格好良い!という感じだったんだろうかと考えます。

さて、石原裕次郎はケンカっ早くて母親から嫌われております。自分を捨てた夫に似ているからというのも理由のひとつ。
お母さん、弟ばっかり可愛がっていたら、そりゃ長男も家に寄り付かなくなります。

人気のあるドラマーとのドラム対決に及んで、片手を痛め付けられてしまった裕次郎。仕方なく片手で叩きながら
~オイラはドラマー~と歌い出すと何故かそれが受けてドラム対決圧勝です。

ラストの方ではもっとひどく片手を潰されますが、母親と涙の和解でジ・エンド。

う~む、これは母親恋しい破天荒青年の物語?



今日の良いこと・昨日に引き続き雨模様だったエル地方。でも冷たい雨という感じではなく、何となく風邪も抜けてきました。




皆様に幸運を!

不安も寂しさも笑顔で化粧

2020-10-09 17:21:49 | 映画・ドラマ
こんにちは。

エルです。


小津安二郎『麦秋』を観ました。

原節子好きです。
親近感のわく脚も大きな瞳も。

『東京物語』では姑を労る未亡人でした。
「わたくし、そんな良い人間ではありませんのよ。」とかなんとか言うところも好きだった。

さて、『麦秋』では戦後、28才になった娘(原節子)に縁談が持ち上がる。
一回り歳上だが良い家柄で社会的地位も申し分ないと家族は乗り気になる。

母親は歳上過ぎて可哀想じゃないかしら、と案じる。

近所に住む、戦死した兄の友人の家へ顔を出した時、
そこの家の母親に(息子は嫁を病で亡くして幼い娘がいる)
「あなたのような人がお嫁に来てくれたら」と言われる。

それでその気になる原節子の気持ちはわかる気がした。

実の母親はまた、為さぬ仲の娘がいるなんて可哀想じゃないかしら、と案ずるけれど。

全体に淡々とした物語ではあるけれど、
親が子を思う、子が親を思う
やさしい映画でした。


今日の良いこと・お隣のお料理上手の方からサラダや野菜のおひたしを頂きました。絶品。御馳走様です!





皆様に幸運を!



それはギフト

2020-10-03 19:24:11 | 映画・ドラマ
こんにちは。

エルです。


休みの間にキューブリックの『シャイニング』を観ました。
何故か、ジャック・ニコルソンが壊れて行く過程で三度程寝落ちしましたが。

ジャックが(誰も居ない筈の)ホテルのバーでお酒を飲んだりするのも既にホラーなんでしょうが、
もうやたらと眠かった。

昔、TVで観た時はラストをちゃんと観ないで寝てしまったのか、まさか放送を途中で切ることはない筈なのですが、

わたくし、ラストを間違って憶えていました。

ジャックから息子のダニーが逃げるシーンです。頭のなかでは完全に惨殺。

それゆえ続編の、ダニーを主人公にした『ドクター・スリープ』が何故出来たのか不思議でならなかったのでした。

そして『シャイニング』の意味。
別にジャックの剥き出した歯が輝いているからとか、ママが大口開けてる横で斧が輝いているからじゃなかった。

息子ダニーの持つ超能力をシャイニングと表したのですね。

己の思い込みが笑えます。



今日の良いこと・今日からお仕事weekなのですが、何故か頭が痛かったり、手際が悪かったりで自己嫌悪。それでも一緒のシフトの仲間たちに励まされて仕事を終えることが出来ました。
皆ありがとう。感謝!



皆様に幸運を!

心の美しい人よ

2020-09-29 14:25:33 | 映画・ドラマ
こんにちは。

エルです。


美男俳優、森雅之が60代の父親を演じる『風船』を観ました。

50年代、60年代のモノクロ映画は観たいものが沢山ありますが、某Amazonプライムで無料のものをついつい選んでしまいがち。

このタイトルについて、登場人物がバーで天井に付くくらいふわりと浮かんだ風船を見て、女の生き方になぞらえるシーンがあります。

バーで歌う歌手(北原三枝)、戦争未亡人(新珠三千代)、教師を目指す弟の学費を稼ぐためヌード写真のモデルになる朗らかな女性(左幸子)、子供の頃に病を患い少し知能が遅れていると言われてしまう優しい娘(芦川いづみ)。

話はけっこう前時代的なのか、森雅之の息子(三橋達也)は戦争未亡人と付き合いながらも何処か本気ではなく、月々のお金を渡すので、はじめはお妾さんかと思いました。
未亡人の方もバーで働いているのに。

そして三橋達也が歌手の北原三枝に心を移した事を知り、新珠三千代が自殺を図る。

母親は世間体等を気にして手切れ金を渡そうと必死。息子は姿を見せず。
妹の芦川いづみだけが心配して看病をする。

え、そんなに許されない恋かしら?
水商売だから?夫の戦死はお国の為だから虐げられるものではないと思うのに。

新珠さん、再度実行→完遂。

森雅之、夜中に喪服を着て、息子を連れ出そうとする。
ドラ息子、パジャマ姿でこれを拒否。
父親はカッとなって殴る。
あわててとりなす母親。
これは父親が正しいと思った。

長々書いてしまいましたが、最後に救いのある物語でした。

男性に依存しなくても生きていく人は、あの時代にもあったでしょう。
風船というのは哀しいな。



今日の良いこと・仕事終わりからの通院。駅でホームから改札を抜けて悠々と歩いていく猫を見ました。首輪を着けていたから飼い猫なのでしょう。
「昨日もなのよ。まるで主みたいに堂々と歩いていてね。」と知らない女性から話しかけられ、嬉しかった。



皆様に幸運を!