ゆき4

今年は、年末から年始にかけて、とても暖かく穏やかな日が多かったですね。

そのせいか、ここ2、3日の寒さは身にしみます。



ゆきの事の4回目
ちょうど一年前の事です。

年末、幕張の救急病院で、心臓に雑音があると言われたので、早速、かかりつけの病院へ行ってみました。
レントゲンは、少し前に撮ったばかりなので、心臓の音を聴いてくれました。
けれど、雑音は聞こえない！
との事でした。
？
嬉しいような、本当？
と言うような不思議な気持ちでした。
先日の救急病院の先生は、比較的若い先生で30歳になったばかりぐらいでしょうか？
かかりつけの先生は、50歳ぐらい。
大変失礼ですが、聞こえない？
と言う事はないんだろうかと疑問に思いました。
年をとると、高い音は聞こえにくくなると聞いた事があります。
でも、聞こえないと言われて、そのぐらいのレベルの事なのかと少し安心したものの、拭えない不安を抱えたまま、帰って来ました。

数日後、少し離れたもう一軒の病院へも行ってみました。なかなか評判の良い病院で、いい感じの先生でした。何人も先生がいる、少し大きめの病院です。
診て下さったのは、院長先生で50歳ぐらいの方
やはり、聞こえないとの事でした。

エコーを勧められましたが、予約になると言われて、一度帰って来ました。

2件の病院へ行き、二人の先生が聞こえないと言うのだから、それが事実なのでは？
と夫には言われました。
でも、イビキはひどくなり、食欲も低下していました。

それから、普通にお散歩など行っていました。
ある日、ご挨拶程度のご近所の方が、ワンちゃんを連れて、公園のベンチに、座っていました。
こちらのワンちゃんは、キャバリアで心臓が悪いと言う話を前に一度聞いた事がありました。
その方に、やはりエコーを撮って貰わないと、耳で聞こえる聞こえないと言っていても信用出来ないのでは？
と言われ、病院を紹介して貰いました。

同じエコーでも、胸の毛を剃られたり、半日預けたりと病院によって、さまざまです。
なるべくストレスの少ない病院を選んであげたかったので、こちらに行ってみる事にしました。

紹介して貰った病院は、少し遠いのですが、新しい機材があり、エコーも毛も剃らないし、その場で説明しながらやってくれるとの事でした。

家に帰って夫に話しましたが、いったいいくつの病院へ行けば納得するの？と言われ少し凹みました。

この頃の私は何かに取り憑かれたようだったかもしれません。
けれど、何かあると言う、いつも側に居ていつも見ている私だからこそわかる何かを感じていました。

私が助けてあげなければと言う気持ちで、次の日行ってみようと思いました。
あまりに行く気持ちが強いので、夫も道を調べてくれました。
週末なら、一緒に行ってくれると言っていましたが、
近くまで行った事があるので、一人でも行けるのでは？
と１日でも早くと、次の日行ってみる事にしました。

けれど、ナビに入れた病院の名前が、正しくはカタカナだったのに、漢字で入力したために、30分で着くはずが、なんと、ぐるぐる迷って、結局、2時間半もかかって、ようやく到着
方向音痴過ぎる自分が悲しくなりました。

けれど、院長先生にすぐ診て貰えました。
この先生には、雑音は聞こえる！との事でした。
40代後半ぐらいの先生でした。
エコーもすぐやって貰えました。
細かく説明してくれて、ゆきの小さな心臓がドクドクと動き、ここが逆流している所です。
と具体的に見せて貰いました。
レントゲンも撮りました。

少し逆流しているとの事でしたが、薬はまだ飲まなくていいという事でした。
心臓の薬は、一度飲み始めたら、やめる事は出来ないので、飲み始める時期も重要のようです。
幕張の先生は、早く飲むと一年、２年と長生き出来る！
と言っていましたか、ちょっと先生によって、言っている事が違うなと感じました。

でも、なるべく薬には頼りなくないし、
定期的に検診に行き、悪くなったら、少しずつ薬を飲みましょうと言う事で、納得し、帰って来ました。

やっと納得出来る先生に出会えた気がして、とても嬉しかったです。

その時は、もっと違う病気が隠されているとは、思ってもみませんでした。