yuntanのハッとしてgood !

にゃんこ、映画、カメラ、食べる・飲む、ハイテク…結局なんでもありっすね。

ライラの冒険 黄金の羅針盤

2008年04月24日 | ムービー
朝の10時半~17時まで会議でげんなりのyuntanです。

みなさん、ゴキゲンよう。


もちろんお昼はちゃんと取りましたけどね (;´Д`)



さて、ファイルを吹っ飛ばして青くなってる中、映画はしっかり見てきました。

見に行ったのは「ライラの冒険 黄金の羅針盤」です。


えーっと…正直この作品の評価は難しいです。
確かにアカデミー賞で視覚効果賞を取っただけあり、
VFXは結構凄いですし、まあそれだけでも大画面で見る価値はあります。
それ以外の感想はと言えば…


ニコール・キッドマンはやっぱ綺麗~

ダイモンの猫バージョン萌え~

イオレク・バーニソンかっちょえ~


こんなところでしょうか… (´・ω・`)ナフー

これもロード・オブ・ザ・リングとか最近のファンタジー物の作品のように
人気の小説が元になっているわけなんだけど、
ロード・オブ・ザ・リングとの決定的な差は


この原作に対する「愛」が足りない


これに尽きるかと思いますね。
ロード…はあの長ーい原作を3部作とはいえ、あの制約された時間内で
描ききるのはかなり脚本を何度も書き直したことでしょう。
でもそこは原作の「深い理解」と「愛」があったからこそ、
原作のファンが見ても、全く違和感のないものになっていたかと。

で、ライラは原作を読んではいませんが、恐らく原作ファンは
これを見たら納得しないのでは?
とにかく人物の描き方が雑。感情移入が全くどのキャラにもできない。
なんかもう、話を進める事にしか頭がないって感じ。

なんでライラはあんな簡単な説明で羅針盤を使えるようになるの?
なんで飛行船乗りは仲間になったの?(雇われたってのは無理がある)
なんで? なんで?・・・

まあ、いろいろな疑問は3部作全部見たら分かるかもしれんけど。


だからと言って、ストーリーがよく練られているか…というと、それも… (;´Д`)
いかにして時間内にいろんなエピソードを詰め込むかしか考えてないんじゃ?
恐らく、元はもっと長いものだったのを、無理矢理ぶった切ったせいでしょう。
映画館の回転率を上げたかったのか、DVDで完全版を出して設けようとしたか…
それは分かりませんが、とにかくぶった切り感がひどいです。

それだけでなく、なんか編集もへたくそなんですよ。
ちょっと言葉で書くと難しいのですが、敢えて例えるならば

このシーンは余韻を残してカメラが引きつつ5秒後に次のシーンに…
というところを3秒で切り替えちゃった、

そんな感じ。
そんな場面切り替えが多いので、かなり見ててむずがゆかったです。
たった数秒を切り詰めないといけないほど、上映時間の制限強かったのか…。


だからDVDとかで完全版を見ないと正当な評価ができんのですよ。
でもこの手の作品は大きなスクリーンで見ないと、魅力半減だし。

ん~…面白い(であろう)原作があるんだから、きっと面白くなる材料は
ふんだんに揃ってるんだけど、それを料理人が生かし切れなくて
フツーの料理になってしまいましたって感じで、ホントに残念。


多分次作も見に行くだろうけど、編集だけはちゃんとして欲しいものだ。



この映画の評価:★★★★☆☆☆☆☆☆





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