yuntanのハッとしてgood !

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刀削麺

2004年07月12日 | グルメ
土日はかなり満足度120%の夕食を食べた。プチグルメ全開である。

まず土曜日は西荻窪にある「晏閣(あんかく)」という中華(長安)料理屋。場所は南口を出て右手に見える松屋の2階。どうして西荻の店なんぞに行ったのかと言うと、クーポン誌「ホット・ペッパー」に掲載されていて「刀削麺」の3文字がどうしても気になりまして。もちろん値段も安目というのは外せない。二人とも麺類が大好きなのであるが、刀削麺は未だ未体験。こんな近くで食べられるなら(しかも安く)行くしかないっしょ。というわけで、念願かなった訳である。中華は2人で行ってもあまり数が食べられないので、友人を連れて3人で行く事に…。
入ってみるとかなり狭い。良くも悪くも中国って感じ。この時は学生風のグループがいたせいでかなりうるさかった。こちらも負けじと騒ごうかという案も出たくらいである。恐らく店員は料理2人、給仕1人であろうか。普通ならばあのお店の規模ならば別に一人でも給仕は問題ないのであろうが、私が行った時のおばちゃんはかなりてんぱっていたせいもあって、要領も悪い。メニューを聞いている時に呼ばれるとそちらに行ってしまうという、なんとも素晴らしい対応ぶり。どうやら声の大きさによって注文の優先度が決まっているみたいだ(<んなわけない)。
で、結局オーダーは1980円のコースを頼んだ。その中にあった「ぱりぱり豆腐のサラダ」(確かこんな名前だったかと…)が絶品。豆腐を揚げた麺の上に乗せて、ピリ辛ピーナッツ入りのアンをかけてあるもの。この麺のぱりぱりした食感とピリ辛とピーナツの甘さのビミョーなバランスが、今まで食べた事のない新しい味であった。まずはこれを食べただけでも来た甲斐があったってもんだ。その他にも前菜3品、羊肉とピーマンの炒めものを皮で包んで食べるもの、餃子とどれもかるーく水準を超えた料理が出た。羊はほとんど臭みがなく、苦手であった相方もうまいうまいと食べていた。
で、お目当ての「刀削麺」である。コースなのに値段の違う10近い種類から選べるのが嬉しい。どれにしようかと迷っていると、相方がすかさず担々刀削麺を希望。なんでも壁にあるメニューを見た瞬間から決めていたとの事。私も担々麺は好きなのでそのままオーダー。待つこと十数分。来た来た、お初の刀削麺。まずはスープを一口。ゴマの香りが効いていてかなり好きな味。坦々という割にはあまり辛くない。麺を食べる。ぱっと見た目はきしめんみたいだが、刀削麺独特の食感のもちもちがなんともよい。ヘラ(?)で削ったときの断面がギザギザしていて、そのおかげでよくスープが絡むようだ。喉越しもグッド。ただいかんせん刀削麺を始めて食べたので、これが刀削麺としてどれくらいの美味さなのか…が分からないのがアレだが、美味けりゃいいや。是非また行って違うメニューを食べたいと思わせてくれる店であった。

最後に、この店のサワー・酎ハイはかなり濃い。このアバウトさも良くも悪くも中国である。

(日曜の夕食はまたの機会に…)