痛みとの闘い。

　　今日のニュースで、日本テレビアナウンサーの大杉君枝さんが
　　自殺されたことを知りました。元気で明るい印象の人だったと
　　記憶しています。

　　
　　昨年１０月に出産した後、「線維筋痛症」という病気に悩まされて
　　いたそうです。この病名を聞いてドキっとしました。

　　
　　私も数年前から体中の関節があちこち痛み始め、原因がハッキリと
　　分からないまま、整形外科や整骨院などに通っていました。
　　行き着いた先はストレスケアの病院。そこの病院で「関節リウマチ」
　　と判明するまで、この病気の疑いもあると言われていました。


　　「線維筋痛症」という病気は、体中の痛みがあり、痛み止めの薬が
　　効かない場合もあるそうです。どんなに辛かっただろう、と思います。

　　私も、原因がまだ分からなかった頃、夜中に激痛で眠れないことが
　　何度となくありました。あの時は、ただ痛いから泣いてるのではなく
　　「なぜ？どうして？」という思いで一杯でした。痛みの原因が分からない
　　事も余計に苦しめられる感じでした。本当に「死んでしまいたい！」って
　　思ったこともあります。


　　大杉アナの場合、この痛みとの闘いだけでなく、まだまだ手のかかる
　　産まれたばかりの赤ちゃんの育児もしなくてはならなかったのです。
　　出産後には精神的にも不安定な状況に陥りやすかっただろう、そんなことを
　　考えると、彼女の苦悩は計り知れないものだっただろうなぁ、と。

　
　　でも、それでも、やっぱり自ら命を絶って欲しくはなかったです。
　　私は母親になって、どんなに頼りないダメな親だとしても、やっぱり
　　自分の子供のためには、生きててあげないといけないって思うのです。
　　
　　３，４ヶ月の赤ちゃんなので、まだ時々ニッコリと笑うくらいしかできない
　　だろうけど、その笑顔だけでは彼女を励ますことは出来なかったんだろうか？
　　それも分かる気がするのです。出産後に発病したことで、思ってはいけないことを
　　思ったのかもしれない。それに対して、自分をさらに追い詰めてしまったんではないだろうか・・・。
　　


　　今回のニュースは、本当に色々と思いをめぐらせてしまいました。
　　とても悲しい気持ちです。

　　彼女のご冥福と残された家族の方々が、しっかりと前に進んで
　　いくことができますようにと祈るばかりです。