今使っている2021年版のほぼ日手帳には
ショーン・タンの絵本「アライバル」が描かれています。
幻想的ですよね。
ぜひ読んでみねば!と去年言ってたのに忘れていました。
ので、読みましたっ。
デカいっす。
絵本ではなく正確にはグラフィック・ノベルだそうです。
子供向けではないんですよね。
1人の男が何やら不穏な影を帯び始めている祖国に
妻と幼い娘を残して新天地へと向かいます。
言葉が通じない、右も左も分からない土地で
なんとか住居を見つけ、仕事を見つけ、友達も作ります。
その友達もみな移民。
弾圧や戦争や貧困から逃れてきた人たちです。
月日が流れ、ようやく男は妻子を呼び寄せることができます。
再会を喜び、表情も明るくなる家族3人。
最後のシーンではお使いに出た娘が
道端で途方に暮れている移民らしき女性を助けてあげていました。
このお話すべてが言葉を使わずに描かれるのがすごいですね。
新しい土地で書類や看板に使われている文字も架空のもの。
だから読者も主人公の困惑を体感することができます。
プーは海外に暮らしたことはありますが
社命で赴任する父や夫の家族としてなので
(要するにいずれ帰国する身なので)
「アライバル」の主人公ほどの疎外感や孤独感、
そこに生活の地盤を作らなければならないという
必死さは経験したことがありません。
いろんな人に、多くの人に、読んでもらいたい本だと思いました。
ショーン・タンの絵本「アライバル」が描かれています。
幻想的ですよね。
ぜひ読んでみねば!と去年言ってたのに忘れていました。
ので、読みましたっ。
デカいっす。
絵本ではなく正確にはグラフィック・ノベルだそうです。
子供向けではないんですよね。
1人の男が何やら不穏な影を帯び始めている祖国に
妻と幼い娘を残して新天地へと向かいます。
言葉が通じない、右も左も分からない土地で
なんとか住居を見つけ、仕事を見つけ、友達も作ります。
その友達もみな移民。
弾圧や戦争や貧困から逃れてきた人たちです。
月日が流れ、ようやく男は妻子を呼び寄せることができます。
再会を喜び、表情も明るくなる家族3人。
最後のシーンではお使いに出た娘が
道端で途方に暮れている移民らしき女性を助けてあげていました。
このお話すべてが言葉を使わずに描かれるのがすごいですね。
新しい土地で書類や看板に使われている文字も架空のもの。
だから読者も主人公の困惑を体感することができます。
プーは海外に暮らしたことはありますが
社命で赴任する父や夫の家族としてなので
(要するにいずれ帰国する身なので)
「アライバル」の主人公ほどの疎外感や孤独感、
そこに生活の地盤を作らなければならないという
必死さは経験したことがありません。
いろんな人に、多くの人に、読んでもらいたい本だと思いました。