どうも、先日、一水会の鈴木邦男さんが亡くなられました。
「鈴木邦男さん死去 79歳、「一水会」元代表 」(https://www.tokyo-np.co.jp/article/227878)
私が彼から受けた影響は大きかったですね。鈴木さんの主張を全面的に支持するというわけではないですが。
今でこそ日本の右翼・保守なんて権力者に媚びるだけの汚物ばかりですが、もともとは彼のような人物もいたのですよ。
従来の親米右翼とは異なる、新右翼という勢力。その代表的人物でした。
右翼・保守なのに新しいとは矛盾しているような気もしますが、まあそれはさておき。
また鈴木さんには政治や思想だけでなく、プロレスについての著作もありました。
そのためプロレスファンの間でも知名度ありましたね。
私が彼の存在を知ったのも、プロレス関係の書籍でしたし。
偏狭な右翼思想に傾倒していった前田日明や佐山聡には、鈴木邦男の爪の垢を煎じて飲ませたい。
さて最後に、鈴木さんの言ったことで印象に残っていることを一つ引用しましょう。
「国というのは、いろいろなもので成り立っている。自分の家族、学校、会社、町、市、県。そして国家になる。・・・「愛国者」を自任する人は、家族や町、市、県からは孤立し、嫌われ、そのくせ、「俺は愛国者だ」と言っている人が多い」「「自己愛」から一足飛びに「国家愛」になるのだ。これでは矛盾だし、論理の飛躍だ」(「愛国者は信用できるか」第一章より)
私の知る限りでも、家庭や友人との人間関係が良好な右翼というのは、あまりいませんねえ。
まあ私自身も、家庭や友人関係が上手くいっていると言い難いのですが。