ファイプロとプロレスと私

漫画の描写と性被害

どうも、今日は国際女性デーですね。

 

ジェンダーギャップ指数とか女性議員の割合とかは専門的な人に言及してもらうとして、私は漫画の描写の話でもしますかね。

 

私は、ドラえもんという漫画が、少年の頃から好きなんですよ。人生で一番影響を受けた作品と言っても良いくらいにね。

しかし残念ながら、ドラえもんには問題ある描写も含まれています。

 

その描写とは、のび太が静香の入浴を覗く場面です。

作中では静香が少し嫌がるだけですが、これは重大な犯罪ですよ。

リアルに考えるなら、静香はのび太と絶交し、場合によってはひきこもるか、最悪の場合なら自殺に追い込まれるかもしれない。

性被害を軽く考えてはダメです。

 

近年、Me Too 運動が盛んになってきましたが、基本的に性犯罪というのは被害者が訴えにくいものです。

東洋経済「誰も語らない、子どもの「性的虐待」の現実」(https://toyokeizai.net/articles/-/83031)によれば、日本では未成年の少女の4割近くが性被害に遭っているそうです。

4割というと、全く珍しくありませんね。

そういう被害経験のある人がドラえもんでの静香の描写を見たら、どう思うか。

他人に勧めるのが憚られる漫画だと言わざるを得ません。

 

ドラえもんの描写で問題な点は、主に2つに分けられると思います。

1つは、ドラえもんが全年齢対象の作品であること。

もう1つは、静香が未成年のキャラクターであること。

別に、漫画の性的な描写を全面的に禁止しろとは言いません。

私も昔、永井豪の漫画を読んでいましたから、そういう需要があることも分かりますが。

ただ、全年齢対象作品には性犯罪の描写は不要ですし、成人向け作品であったとしても未成年の少女を被害を受ける側として登場させてはいけません。

 

ドラえもんの海外版の漫画だと、静香の入浴シーンがカットされるなど内容に修正があるそうです。

出版社だって、本当は今のままの描写ではダメだと分かっているはずです。

ですが国内版ではそのまま。

私は、今後も数多くの人にドラえもんを読んで欲しい。

だからこそ、修正が必要だと強調しておきたいということです。

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