どうも、ネット上では某メンタリストの発言が炎上してますね。
ホームレスや生活保護受給者の命は軽い、という主張をしているようです。
クソですね、本当に。
ホームレスになったのは社会保障制度の不備が主な原因です。個々人の責任ではあり得ません。
生活保護は、人々の当然の権利です。日本では利用率が2割を下回っており、役所に受給の申請を求めても断られることも少なくありません(弁護士やNPOのスタッフに同行してもらうと断られにくくなる)。
もう5年前か、相模原の障がい者虐殺事件の犯人も、命の選別を正当化する思想を持っていました。
それ以前だと、自民党の片山さつきや世耕弘成らによる生活保護受給者バッシングもありました。
かつてナチスは、ユダヤ人や障がい者・同性愛者への迫害を正当化し、ガス室送りにしました。その反省から第二次大戦後の国際社会は、差別を許さない社会を目指してきました。
残念ながら近年の日本社会では、それに逆行する勢力が増加していると言わざるを得ません。
差別の正当化は文化の多様性には含まれません。表現や言論の自由にも含まれません。
これに納得できないなら、イスラエルでナチス式敬礼をやってみて下さい。是非チョビ髭も付けてね。
しかしながら今回の炎上でも、このメンタリストの発言を擁護する声が少なくない。「帰ってきたヒトラー」という作品がありましたが、日本でも優生思想及び自己責任論を支持するネオナチのような極右が蔓延しつつあるのです。
極右によって社会の秩序が崩壊したら、その先は全体主義です。