どうも、今回は財政について。
財政や金融って複雑怪奇で、詳しくはわからないのですが。
個人的には、現代貨幣理論(MMT)や財政出動・積極財政論には懐疑的なんですよね。
なぜなら円安に歯止めをかけられない現状を、さらに悪化させるのではないかと思うんすよね。
通貨安で物価が上昇している場合、通常なら利上げを行うことで通貨価値下落を抑えようとしますね。
しかし日本の場合、多額の借金を抱えているため利上げが事実上不可能なわけで。
なんせ借金返済のために、新たに借金している状況。
その中で利上げすると利払費も増えるわけで、その額が尋常ではないのですよ。
借金というのは、利子をつけて返済しなければなりません。
つまり国の借金が膨れ上がるのは、良くないのです。
このところ、財務省を解体しろという主張が影響力を強めていますね。
私は、政治的なデモや集会が盛り上がること自体は良いことだと思うのですが。
これが何か具体的に「今年の予算案のこの部分がおかしい」とか「この法案を通すな」とかだったらねえ。
だが、財務省を解体しろというのは、仮に解体してどうするのか?と聞きたいですね。
その後、誰が国の財政を担当するのか?
これに関連して、こんなニュースが。
「【速報】石破首相“財務省解体デモ”に「怒りは等閑視すべきではない」 専横は否定「理解得るべくさらなる努力を」」(https://www.fnn.jp/articles/-/837615)
石破首相は「そのようなデモが行われていることは承知している。そのように国民の皆様方のご不満、お怒りというものがそういう形で体現されているということは、私どもは等閑視(無視や軽視の意)すべきではないのであって、ご理解をいただくべく更なる努力をしていかねばならない」と述べた。
10年前、安保法制反対デモがあった頃、石破は「デモの本質はテロと同じ」と述べ、顰蹙を買いましたね。
その当時と比べて今回の答弁からは、石破の成長を感じました。
同時に、政府にとって財務省バッシングは怖くないということでもあろうと。
むしろ財務省がスケープゴートになって、自民党や日本銀行は安堵しているのではないかと。
特にアベノミクスを推進した連中がね。
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