なんでもない毎日。

それなりに楽しい日々。

奈良旅1日目(1)

2009年09月24日 | 外出
しばし今回の奈良行きの事を。


9月20日(日)
高速バスで京都駅へ到着、そこから近鉄線で吉野へ向かいました。
橿原神宮前駅でどっと大量の乗客が乗車したのにほぼ飛鳥駅にて下車、その後もどんどんと下車する人が続き、吉野駅へ到着した時には私が乗車した車両では、私以外の乗客がいなかったという…。
吉野駅からロープウェイに乗り山の上へ。




まず現れるのは黒門。
この道とても細いのだけれど車道、しかも一方通行では無いのに驚きました。
てっきりこの道は遊歩道で、車道は別にあるのかと思ってた…。





鋼の鳥居をくぐりさらに歩くと、国宝の仁王門に到着。
ここもくぐり抜けてさらに登って行くと金峯山寺へ到着。





と、蔵王堂よりも先に"大塔宮御陣地"の石碑が目に飛び込んできた。
みんなまずは蔵王堂を目指す中、一人ここに食いつく私(笑)
ここは北条幕府軍(と説明書にはあった)に攻められた時に、最後の酒宴を開いた所なのだそう。
護良親王はこの後、高野山へ落ち延びたそう。
「太平記」ではここの描写は無かった…よね?
この頃からすでに吉野は後醍醐天皇方と縁があるんですね。





国宝の蔵王堂。
この堂は豊臣秀吉が修理したのだそう。

この吉野に関しては
・大河ドラマ「太平記」
・六道慧「大神伝」
・氷室冴子「なんて素敵にジャパネスク」
からの知識(というよりイメージ)しか持ち合わせていなかったので、蔵王堂はでっかいな~程度の感想しか無かった
あ、でも蔵王権現の像は特徴的な立ちポーズだから、見ればすぐに分かると思う!





吉野朝宮跡の石碑。
ここは後醍醐天皇から4代の南朝天皇が皇居にした実城寺跡。
現在はこの石碑と昭和になって建てられた南朝妙法殿があるのみ。
この場所がちょっと分かり辛くてしばし捜し歩いた…。
蔵王堂からここへ向かう階段で、久々に蛇と遭遇してすっごく驚いた

ここから更に歩いて吉水神社へ。
ここは
・源義経が潜居
・後醍醐天皇の行宮
・豊臣秀吉の花見の本陣
となった書院があります。
境内には一目千本桜って見晴らしの良い場所もあり、桜の咲く季節に来たらさぞかしキレイなんだろうなと想像してました。
そっか、ここって伊達政宗も訪れているんだね…
宝物の中に伊達伯爵家の吉野懐紙(複製)ってのがあった。

この後、勝手神社の脇より如意輪寺を目指しました。
この道が結構細い所もあって、人もほとんど居なくて、この道で本当に良いのか結構不安に思いました…。
峯男が足を滑らせるのも納得の道でした(笑)




彼岸花がきれいでした!
が、時期的に蜂が結構飛んでまして、デカイ蜂に警戒音出された時は冷や汗かきました。
ただ歩いているだけなのに(涙)
この勝手神社からの道は近道ってガイドブックか何かにあったけど、それなりに距離もあったしアップダウンもあるしで、如意輪寺へ到着した時にはかなりヘロヘロに。
如意輪寺の本堂は修復中で、工事用のネットに覆われて見ることが出来ませんでした。
宝物殿で楠木正行が鏃で扉に刻んだという辞世の句などを見学後、後醍醐天皇陵を参拝しました。




京都を望むように北向きになっているのだそうです。



この後、蔵王堂の方へ戻るかどうするか悩んだのですが、時間と体力を考えて吉野駅まで歩いて向かう事にしました。
もう勝手神社へ向かう登りを歩く気力が無かった…くずきりを食べはぐったのが心残りだったけど。
訪れる前はさらに金峯神社や吉野水分神社の方まで行こう、なんて考えていた自分の考えの甘さが笑えた…。


桜の季節に訪れてみたいけど、この静かな場所にどれだけ大勢の人が訪れるのか、考えただけで腰が引ける…でもやっぱり一度は吉野の桜を見てみたい

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