なんでもない毎日。

それなりに楽しい日々。

ビアトリクス・ポター展

2010年08月13日 | 外出
郡山市立美術館で9月5日までやっている「ビアトリクス・ポター展」へ、友人を誘って行ってきました。

以前、ミッフィー展や絵本展なんかと同じく、ピーターラビットを初めとする絵本が展示してあるのだと思って行ったのですが。
全然違かった。
ピーターラビットの作者であるポター女史、興味を持ったらとことん追求する方だったんですね。
植物や昆虫やねずみやこうもりや死んだ鳥やら、緻密なスケッチがたくさん展示されてました。
飼っていたうさぎが亡くなって、それを鍋で煮込んで骨格観察までしたとかありました。
きのこの研究にハマって、これまた緻密なスケッチを描いたり、論文まで発表したりしてたんだとか。
こんな細部まで追求する人だから、ピーターラビットを初め他のキャラクターを描いても、破綻せずにきっちりと描く事が出来たんでしょうね。

家族関係もすごくて、けっこう裕福な家の生まれなんだけど、病弱だからと他の子供との接触を禁止されて、学校へは通わず家庭教師に勉強を教えてもらってたとか。
結婚相手は身分が釣り合った人じゃなければと、47歳で弁護士と結婚する時も親に大反対されたとか。
弟がいたそうですが、この弟も結婚した事を何年も親に内緒にしていたんだとか…。

勿論、絵本の初版本の展示もあったりしましたが、ポター女史の生い立ちとか色々なスケッチとか、興味深い展示内容でした。
本の展示は洋書だったのですが、絵の雰囲気で大体どんな事が書かれているのかが、おおまかに理解できたのはさすがです。
途中に日本語訳の絵本が置いてあったので内容確認はしましたが(笑)大体予想通りの内容だった。

ピーターラビットの原型である、家庭教師の息子さんに送った絵入り手紙や、絵本を出版する以前に書いていたグリーティングカードや、ピーターラビットのボードゲームやぬいぐるみも展示されていて、予想以上に楽しめました。
ボードゲームの駒の出来が素晴らしくて。
ポーター女史が出来の悪いメーカーとは契約を打ち切っていたそうで、それが納得できるグッズでした。
イギリスの湖水地方の写真展示もあって、欧米の自然保護活動の歴史の深さも認識できました。
今から100年以上前から自然保護活動してたなんて。



「ビアトリクス・ポター展」は9月5日までですが、土曜日は夜間開館しているそうで、夜間開館時に行くとポストカードがもらえるそうです。
結構男性客も多くて、ピーターラビットの人気を改めて実感してきました。
販売していたグッズも可愛かった~

最新の画像もっと見る

コメントを投稿