なんでもない毎日。

それなりに楽しい日々。

夏目友人帳

2010年11月03日 | 読書
友人から借りた「夏目友人帳」を読破。

最初に1巻だけ借りていて、先日の城跡見学後に2巻から10巻まで一気に借りて。
それを本日1日で読みきった。
マンガでも9冊も一気に読むと多少疲れるのに、この「夏目友人帳」は読みきり風になっているせいか、そんなにまとめて読んだカンジはしなくて。

アニメ化されるほどの人気作品だったようですが、友人から借りるまで作品事態を全く知らなくて。
最近、新しいモノに全然手を出してなかったから…これは年を取った証拠かな(苦笑)
昔のを読み返す事が多くなってきた。


で、10巻まで読んだ感想。
ニャンコ先生って一応毛玉だったのね…。
招き猫を憑代にしているから、てっきりツルツル陶器肌なんだと思ってて。
よく他の人から変に思われないものだと感心してた。
そしたら毛玉だったようで、でもブキミではあるだろうな(笑)

続きが楽しみなんだけど、11巻は来年にならないと出ないようで、発売されたらまたヨロシク!←おい。

伊達政宗、最後の日々

2010年10月23日 | 読書
小林千草 「伊達政宗、最後の日々」 講談社現代新書

ちょくちょく覗かせていただいているプーさんのブログにて、ご主人様に読んでもらったと紹介されていた本。
「木村宇右衛門覚書」は以前から興味があったのですが、難しそうでちょっと手が出せなかったのですが、この本なら大丈夫そうとさっそく入手してみました。

まだ全部読み終わってはいないのですが、これ良い本ですね
ちょっと読み難い部分もあるのですが、それでも面白いです。
以前読んだ小林清治さんの「伊達政宗」にあった、殿が亡くなる前日に愛姫に出したお手紙(?)の内容がこの本で判明。
形見の品と一緒に届けられていたのですね…。

伊達政宗という人がどういう人物だったのか、どのように死を迎えたのかも分かるけど、愛姫がどんな人だったのかも良く分かる内容です。
もうちょっと読みやすいと最高なんだけどな(苦笑)

謎の大王 継体天皇

2010年08月30日 | 読書
TB練習板より「最近通販or宅配サービスで買ったものは何ですか?」


最新の通販購入品は

文藝春秋 文春新書 「謎の大王 継体天皇」 水谷千秋

先日購入した「謎の豪族 蘇我氏」の著者の本。
密林で評判が良かったので、面白そうで購入。
で、確かに面白いです。

継体天皇は第26代の天皇で、第25代・武烈天皇に跡継ぎがいなかった為に、第15代・応神天皇5世の孫である継体天皇が越前から迎えられて即位した、のだそう。
前代までのヤマト王権との血縁関係はいまだに議論中だそうですが、継体天皇と皇后・手白香皇女(武烈天皇の同母姉)の皇子である第29代・欽明天皇の血筋が現代まで続いているのだそうです。

継体天皇は厩戸皇子の曽祖父に当たる人で、蘇我氏の急速な台頭に関わりのある人物かもしれない、とかで、継体天皇⇒蘇我氏の順で本を読むとよりこの時代が分かった気になれそう。

本の中で難しい読みにはルビがふってあるけど、一度ふったら二度とふらない。
お陰で何度も本をめくり返すハメに(苦笑)
現時点で「物部麁鹿火」の読みに泣かされてます。
筑紫君磐井の乱で鎮圧に派遣された人で「もののべのあらかい」って読むんだけど、ルビが無いと読めぬ
他にもあるんだけどね、今はとにかくあらかいに泣かされてる…。

これを読んだら、次は葛城氏の本を読むべき?
龍馬伝を見ていながら幕末にはまらず、どんどん古代へ遡ってる人がここに(笑)
幕末は人物が多すぎて手に負えない気がするんだよ…

とりかへばや物語

2010年08月17日 | 読書
角川ソフィア文庫 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典「とりかへばや物語」を読みました。

最初にこの物語と出会ったのは氷室冴子・山内直美の「ざ・ちぇんじ」で、多分中学生か高校生の頃だったかと思うのですが、ようやくモトネタの本を読みました(遅)
「ざ・ちぇんじ」のストーリーからすると、「とりかへばや物語」はぶっとびな内容でした。
これが平安末期っていうんだから、今から900年くらい前?の作品だとは。
ここでも書かれているけど、宰相中将が女君を男だと思い込んでいるのに乱れ寄る(笑)辺りで、腐女子の超・大先輩達もトキメいたんだろうなと思うと、とても親近感が湧きました←湧かなくていいから。

「とりかへばや物語」のとてもぶっとんだ内容が面白くて、「ざ・ちぇんじ」を引っ張りだしてきて読んで、それでも飽き足らずに今更なんだけど「ざ・ちぇんじ」の小説版を密林でぽちってしまいました。
しばし、脳内ではこの付近の時代をうろうろとしそうです。


このビギナーズ・クラシックス、本格的に古典を読んでみようとは思わないんだけど、ちょっとだけ世界を垣間見てみたい、って向きにはちょうど良い本で。
「とりかへばや物語」と一緒に「万葉集」と「古事記」も購入したのですが、とても読みやすかったです。

誠実で実直な人

2010年07月19日 | 読書
この3連休中に蘇我氏本2冊読破しました。
クーラーの無い自室で汗まみれで読書なんてするもんじゃないわ、と思いつつも面白くて止められなかった。

水谷千秋氏は蝦夷が世間一般で“凡庸”って言われてるけど、「日本書紀」を読むと誠実で実直な人に思える、って書いてた。
稲目・馬子の強力なリーダーシップから比べると、物足りない感はあるけれど、とも。

いや、だからヤツはヘタレなんですってば

とかニヤリとしながら読んでたのですが、もし万が一この読書姿を他人に見られたら、暑さのせいでおかしくなった人と思われたかも…

蘇我さん家は「日本書紀」の記述によって“逆賊”扱いされたまま現代に至ってるけど、その「日本書紀」が編纂された理由とか編纂に携わった人を考えると、記述を全面的に鵜呑みには出来ないって考えでいいのかな。
じゃあ蘇我さん家が実はいい人だったのか、と言われれば、それはやっぱり違うけどね、って感じで。
学校の歴史の授業では聖徳太子(厩戸皇子)の業績と教わった出来事も、ずいぶんと実は馬子の業績なのではないか、とか。
入鹿もかなり優秀な子であったようだし。
…やっぱり蝦夷は影が薄いわ(笑)

何となくの印象なんだけど、蘇我さん家がやった事(天皇家と婚姻関係を結んで力をつける)を、藤原さん家は“横取り”してさらに上手くやったのかなと思ったのですが。
どうなると失敗するのか実例を目にしたんだから、なんて。

まだまだ謎の多い蘇我氏だけど、これから発掘作業がさらに進んで、また新たな事実が判明する日が来るのが楽しみ。


で、この本の後に万葉集を読み始めたんだけど、これはマズかった。
時代繋がりで、って思ったんだけど、繋がりすぎてて中大兄皇子の相聞とか、イラッとするわ!
こんな風に万葉集を読んで思う人は、なかなかいないでしょうね…(苦笑)

蘇我氏

2010年07月12日 | 読書
以前から興味のあった

「蘇我三代と二つの飛鳥-近つ飛鳥と遠つ飛鳥」
著:西川寿勝・相原嘉之・西光慎治
新泉社

と、たまたま目にした

「謎の豪族 蘇我氏」
著:水谷千秋
文藝春秋

を購入。

三代の方はちと予想外の値段だった

もうね、日の本一のヘタレ・毛人に興味津々なばっかりに…(笑)
この本達を読んで、歴史教科書+αでしか知らない蘇我氏について、勉強をしてみようと思います。

“+α”ってぶっちゃけ処天なんだけどさ。
この毛人にはホントイライラさせられる


謎の豪族の著者が、飛鳥大仏を推古天皇も厩戸皇子も蘇我馬子も拝んだ、と書いてたけど、蝦夷も入鹿も山背大兄王も拝んだのだと思うと、明日香村の飛鳥寺で今でも間近で拝めるのは奇跡だわ…と思います。

知識をつけて、また明日香村を訪れてみたいな。

ふるさと散歩

2010年06月11日 | 読書
歴史春秋社よりまた素敵な本が出版されてた。

「ふるさと散歩<安積・本宮・須賀川・田村編>」

フリーペーパーで紹介されていたのを見て、ちょっと予感がありまして。
内容は史跡廻りの散歩コースの紹介でいいのかな?
神社仏閣が多いけど、城跡や古墳なんかもコースに取り入れられていて。
そしてその城跡にほぼ伊達政宗も縁があった。
やっぱり
まあ、もれなく、殿が会津を目指すのに攻撃した城跡なんだけど…。

略図があって、おおよその距離と時間も掲載されているので、殿関連の城跡散策するのに役立ちそう。
ただ、散歩ってあるけれど、ウォーキングコースとして整備された道ではないので、場所によっては車に注意しなければならないみたい。

全32コース。
読み物としても楽しめました。
うん、読むだけじゃなくて、歩かなくっちゃ

アニキ!

2010年05月19日 | 読書
以前購入した「新説・戦国英雄伝」

片倉小十郎×伊達政宗

この本の第2弾

長宗我部元親 姫若子×鬼若子の将

がいつの間にか出ていたようで購入しました。
第1弾より内容がコユイ印象。
…チカちゃんの事は良く知らないので、より濃い印象が強いのかもしれないけど。
戦国BASARA関連本なんだろうけど、普通に読んでも面白いと思う。
第3弾はゆっきーだろうと思うけど、違う人かも!?って気がしないでもない。
ホンダムとか←ナゼ。


2008年秋に高知旅行をした時、チカちゃん狙いって訳じゃなかったんだけど、途中からチカちゃん関連史跡もいくつか訪ねて。
その中の1箇所、岡豊城跡にある高知県立歴史民俗資料館
ここ、リニューアルして“長宗我部展示室”なるものが出来たそう。
いいな、いいな!
私が行った時は長宗我部関連の展示は期待してたのには程遠かったの。
高知県の歴史の一部分、って展示だったから。
それが長宗我部展示室って!
いいな~。
資料館でチカちゃん満喫して、岡豊城跡でチカちゃん満喫して。
チカちゃん三昧さ。

また高知に行きたいなぁ。

伊達ニ連発

2010年04月02日 | 読書
本日購入した本。

田中克樹 「伊達の鬼 軍師片倉小十郎 2」

ながと帰葉 「政宗様のお気に召すまま~花嫁御寮は求婚中~」

小十郎が主役の漫画と、愛姫が主役の小説。
ゆるゆるです。
疲れてるからちょうど良いのか、余計疲れるのか、どっちだろう(笑)
とりあえず"伊達政宗関連本"として購入しちゃダメなのは分かる(笑)
フィクションだから!



漫画のあとがきで最上義光がチラッと登場してましたが、本編では登場する事が無いと良いですねぇ…。
登場してもステレオタイプになるのは火を見るよりも明らかでしょうから。
小十郎が“天から異能を授かる一族”の子孫とか、2巻にして早くも超展開に。
さすが少年漫画…あれ、でも本屋さんでは青年漫画コーナーだったわ。
愛姫は確かにカワイイかも。
でもキラッキラなこじゅには負けちゃう(笑)


小説のあとがきで"ここ数年の間に、伊達氏もずいぶん有名になったようですね"と、"「影の薄いキャラ」として作者に設定された景綱"の件で、もしかしてこの作者さんがこの本を書くきっかけは『オトナの事情』とかだったのか?と勘繰ってしまったのですが。
歴史は好きだけど、伊達スキーでは無いのかも、と。
違うかなぁ?
中身はこれからなんだけど、とっても少女小説ですよね。

伊達政宗の手紙

2010年01月30日 | 読書
以前、図書館で佐藤憲一「伊達政宗の手紙」を借りましたが、この本は絶版となっていて入手困難となっておりました。
それがこの度、新書版で復刊されたのを知り、早速購入しました。

この本、伊達政宗ってどんな人だったのかな?って想像を膨らませる事の出来る、素晴らしい本だと思います。
専門書だと「???」ってなっちゃうけど、分かりやすく書かれているので、ストレスを感じることなく読み進める事が出来て。
パラパラと見るだけのつもりが、気付けば読みふけってました。
やっぱりこの本、面白いわ
紹介されている手紙の写真が掲載されていて、どんなふうに書かれているのかを視覚的にも楽しめるから。
なんて書いてあるのかはサッパリだけど…。

復刊された勢いに乗って、期待されている続刊も出ればいいのに。
物事に対する考え方や行動なんかで歳を重ねるごとに変わったこと・逆に変わらないこと、殿の人柄を伝える手紙がまだまだあるだろうから、専門書では脇に追いやられちゃうような日常の素の「伊達政宗」をもっと知る事が出来ればいいなぁと。

自力で調べている人も大勢いるのに、他力本願も甚だしい(苦笑)