監督:君塚良一
出演:東山紀之、和久井映見
涙の謎が解き明かされる時、監察医マコトの心は愛に震えた。
亡くなった人の霊が見える監察医の白川真言が、死者の無念の想いを遺族に伝えていくと同時に事故死した妻の真実を知っていくお話。
切ない・・・切ない系のホラーは好きです。
でも、これはどちらかというとホラーではないですね。
この世に想いを残して成仏できない霊の想いを聞いてあげることで、霊もやっと成仏できるわけですが、遺族にとって知りたくもないことも知ってしまう・・・
これはイヤだなァ
マコトが行く所にはいーっぱい霊がいる。
こんなにたくさんの人の無念な想いがあったのかーーーッ
ここにも、あそこにも、向うにも、そこらじゅうに・・・ひぃ~
こんな能力はあげると言われても欲しくないです。
幸い私はなんも見えないので良かった。
事故や殺人などで遺体が運ばれてきていろんな想いを聞いてあげたりしながら、半年前に突然の事故で亡くなった奥さんの想いや真実を知ることになるんですが・・・
死んだ人の想いは聞いてあげるのに、自分の奥さん(絵梨)の想いを聞いてあげないマコトはなんてヤツだ。
しかも、その奥さんは半年前に突然の交通事故で亡くなってしまった・・・
生きている時に話したいことがあるといってのに、なぜ聞いてあげなかったんだろう。
いつでも聞くことができると思ってたんだろうね。
私だっていいたいことはある!
幽霊にならなきゃわかってくれないの?
このセリフがとても印象に残りました。
妻が死んで初めて夫婦として分かり合えたなんて・・・悲しい。
ただ、最後に知る絵梨の真実は無理矢理な感じはしましたけどね。
そこはちょっと残念
でも音楽はとてもすてきでした。
できれば監察医のお世話にはなりたくないですね。
服は脱がされるし、写真は撮れるし、身体の状態も調べられちゃう。
人いっぱいいるし・・・
死因を調べるため仕方がないんだろうけどイヤかもォ。
前に同じ監察医で「きらきらひかる」というドラマがすごくよかったんですよねェ。
そしたらこの原作は、「きらきらひかる」と同じ人だったんですね・・・
「MAKOTO」はねぇ、とても良かったんだけど何かが足りない感じがする。
何かが・・・
■鑑賞日:2005/11/16
■2005/02/19公開
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