原題:OSS 117: LE CAIRE NID D'ESPIONS
公開:劇場未公開
製作国・年度:フランス、2006年
上映時間:99分
レンタル開始日:2009-01-28
監督:ミシェル・アザナヴィシウス
出演:ジャン・デュジャルダン、ベレニス・ベジョ、オーレ・アッティカ、フィリップ・ルフェーヴル、コンスタンティン・アレクサンドロフ
STORY:1955年のカイロを舞台にフランス人スパイ・OSS117がハチャメチャな活躍をするお話です。同僚でもあり親友だったジャックが謎の死を遂げたためねOSS117は指令を受け表向きには養鶏会社の社長として現地へ潜入します。しかしカイロはイギリスやらソ連やらのスパイだらけだったのだった・・・。
前にもフランスの「ダブルオー・ゼロ」という作品がありましたが、おフランス製のスパイコメディものはお上品すぎたのか、ついていけなかったのかイマヒトツでありました。こちらはいろんな意味で楽しめる爆笑とまではいかないけれどクスクス笑いが止まらない作品でした。
コメディものと言ってもそんじょそこらのドタバタ系ではなくて、いやドタバタ系なんですが・・・50年代をかなり意識した映像や撮影方法となっとります。一瞬かなり古い作品?と間違ってしまいそうなくらいです。冒頭の飛行機なんてもろ模型。車運転中の背景はしっかり合成もの。でも内容はともかく真面目につくられてますね(笑)
しかも主人公はまるでショーン・コネリーのジェームズ・ボンド風。眉毛や雰囲気が微妙な感じで似てるかも。ほぼ007のパロディっぽかったですね。ちゃんとボンドガール?も出てましたし。007シリーズファンとしてはかなりニヤニヤしちゃいますね。美女とよろしくやってたり、背後から狙われてすぐやられちゃうし・・・。水中でネクタイを直すシーンを入れたのはナイス。これはブロスナンだけど。何から何までかなりボンドを意識したキャラ設定でした。
コメディものなので最初から日本語吹き替えで観たのですが、なんとFROGMANが吹き替えしとります。OSS117はデラックスファイター、彼を監視する男には吉田くん、後半でちょこっと総統などなど鷹の爪ファンにもうれしい吹き替えとなっておりますね。本当のところはベテラン声優さんにお願いしたいところでしたがまぁ許せる範囲ですかね。しかし、ここまで凝った映像だったのならOSS 117は若山弦蔵さんにお願いすれば良かったのに(笑)