原題:P.V.C.-1
公開:2007/03/14
製作国:コロンビア
上映時間:85分
監督:スピロス・スタソロプロス
出演:メリダ・ウルキーア、ダニエル・パエス、アルベルト・ソルノーサ、ウーゴ・ペレイラ
はずせない時限爆弾。
惨劇のカウントダウン
STORY:南米コロンビア。とある農場を武装グループが襲撃する。犯人たちは家族全員を拘束すると、大金を要求する。そして、ないなら用意しろと、母親の首にドーナツ型に細工した時限爆弾を巻き付け、その場を立ち去ってしまう...。
2000年にコロンビアで実際に起こった実話をもとにした作品。
85分全編1カットという斬新な手法で撮影されてます。ホントにキレ目がないっっ。手持ちカメラの揺れ具合がリアル感がありました。ただ、面白いかと言われると微妙ではあるんですが・・・。
武装グループがある家族を襲い大金を要求します。無いなら用意しろと、母親の首にチューブ型の爆弾を巻き付けてその場からいなくなります。その後、父親は警察に連絡、爆弾処理班によって処理が開始されます。
なぜ武装グループはその場から立ち去っちゃったんだろ。起爆するリモコンを持ってるから? 警察に言うなと脅したけれど被害者は警察に連絡されちゃったし...このへんがよくわからないです。
中盤あたりからは、爆弾を付けられた母親と爆弾処理班の男性とのやりとりを延々と続けていくだけの内容なのですが、意外に退屈はしませんでした。母親役の女優さんがも演技力がうまくて取り乱し方もリアル。今現実に起きてる?という感じがしてハラハラ感はありましたね。
物語がどうのこうのというよりも、85分1カットの中で演技される俳優さんたちがすごい。NG出してたら最初からですもんね。本当にお疲れ様と言いたいですね。監督は29歳、綿密な計画と徹底的なリハーサルを積んで撮影に臨んだそうです。
しかし、実際にこういうことが起こったことを考えるとゾッとしますね。
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