
【I WANNA DANCE WITH SOMEBODY】
2022/12/23公開 アメリカ 144分 PG12
監督:ケイシー・レモンズ
出演:ナオミ・アッキー、スタンリー・トゥッチ、アシュトン・サンダース、タマラ・チュニー、ナフェッサ・ウィリアムズ
STORY:世界を魅了した歌姫として知られるホイットニー・ヒューストンはかつて、ニュージャージーの教会で歌を歌う少女だった。しかし、敏腕の音楽プロデューサーのクライヴ・デイヴィスと出会ったことで、彼女は数々のヒットソングを生みだす歌姫へと姿を変えていく... (moviewalkerより)
2012年に48歳の若さで急逝した歌姫ホイットニー・ヒューストンの波乱万丈の人生を映画化した音楽伝記ドラマ。若きホイットニーが名音楽プロデューサー、クライヴ・デイヴィスに見出され、二人三脚でジャンルも人種も超えた“グレイテストソング”を次々と生み出し、スターダムへと駆け上がっていくさまを描く。監督は『クリスマスの贈り物』『ハリエット』などのケイシー・レモンズ。脚本は『ボヘミアン・ラプソディ』のアンソニー・マッカーテン。
2023年の劇場鑑賞映画始めは2022年に見逃してしまった今作。初週を逃したら行きつけTOHOシネマズでは最終上映のみになってしまったのでMOVIXにて鑑賞。あまり話題にされていなくてパンプレットもなかったのは残念。それとも売り切れ??
個人的にはホイットニー・ヒューストンといえば映画『ボディガード』でテーマ曲♪I Will Always Love You を思い出すけれど、たぶんこれで知ったんじゃないかな。今でも好きな映画のひとつ。どこまでも出せそうな伸びのある声量にトリハダがたった思い出が...。亡くなった時のニュースはまさかとびっくりしたのを覚えている。
歌は知ってる...くらいなので、どのように成功していったのかを知ることができた。ホイットニーはほんと生まれながらにしてとんでもない歌唱力を持っていてそりゃプロデューサーも一発でOKになるよね。すごいなと思ったのは歌いたいと思う曲を自ら選んでいるところ。最初から歌いたいものだけを歌う決定権を持てる人だったのね。
家族については全く知らなかったのだけれど、母親は娘のために愛情とバックアップをしてくれてたけど父親は娘の金に目がくらんで良い父親とはいえなかった、しかも愛人もいたり...。これまでこういったスターたちの伝記映画を観てきたけど、みんな成功はしてもプライベートでは心休まることがなかったし、身近にはお金に目がくらんだ人たちが登場することで共通してる。プライベートに関してはここまで描かれるのは仕方がないことだけど、ボビー・ブラウンと結婚した後、このあたりからのスキャンダルとかはリアルに知ってるだけに切なくなってくる。
ホイットニーを演じたナオミ・アッキーの演技は素晴らしかった。もう本人しか見えない~と思ったら、『ボヘミアン・ラプソディ』のムーブメントコーチの指導があったそう。とにかく歌唱シーンは見事としかいいようがない。本当に歌ってるのかは調べたら多少は歌ってるそうだけど、ほとんどはホイットニーの歌声とのこと。さすがにあの歌声の再現は難しいものね、でもナオミ・アッキー自身が歌ってるかのように見えたし、彼女を通してホイットニー・ヒューストンのライブを観た聴けた感覚になった。それを考えるとやはり劇場鑑賞できて良かったし、ライブシーンも多いので堪能できた。
鑑賞日:2023/01/04