原題:FROST/NIXON
公開:2009/03/28
製作国:アメリカ
上映時間:122分
監督:ロン・ハワード
出演:フランク・ランジェラ、マイケル・シーン、ケヴィン・ベーコン、レベッカ・ホール、トビー・ジョーンズ、マシュー・マクファディン、オリヴァー・プラット、サム・ロックウェル
楽園か荒野か──
人生を賭けた闘いが始まった!
STORY:1974年8月9日、第37代アメリカ合衆国大統領リチャード・ニクソン(フランク・ランジェラ)が、ウォーターゲート事件の汚名にまみれて辞職。その光景をテレビで見ていたトーク番組の人気司会者デビッド・フロスト(マイケル・シーン)は、ニクソンに対する単独インタビューを企画。ニクソンの代理人にコンタクトを取る。(シネマトゥデイより)
第37代アメリカ合衆国大統領リチャード・ニクソン、任期中に辞任した唯一のアメリカ大統領。ニクソン大統領といえばウォーターゲート事件と浮かびますが実はそれだけで、あまり詳しくはないのです。なので大した知識なしでどうなのかなーと思っておりましたが、それだけでも大丈夫でした。
インタビュー番組の司会者デビッド・フロストvs元大統領リチャード・ニクソンのトークバトルは、かなりめらめら~したもんかと思ってました。フロストの司会っぷりは最初に描かれていたので、大統領をかなりやりこめるもんかと思ってたら意外にも逆だったのには驚きました。
やはり大統領になる方は口が達者じゃないとだめなんですねぇ。しかし、負けてはいないフロスト、ラストの反撃はニクソンの本性を引き出してしまった・・・この二人の心理戦はなかなか引き込まれて面白かったです。
任期中のニクソン大統領は知らないし、この作品のモトとなった番組も見たことないので、インタビューの内容がどこまで本物にせまってるのかはわかりませんが、リチャード・ニクソンという人はこういう人なんだとフランク・ランジェラさんを通して少しだけでもわかったかなと。
しかしアメリカって国はすごいですね。スキャンダルで失脚した元大統領を視聴者の前でインタビューしちゃおうだなんて・・・。しかも映画化もする。でも、思ってたよりもニクソン大統領を悪党な雰囲気で描いていなかったのは良かったです。そのせいか、インタビューの最後で見せた落胆した表情はかわいそうに思えてしまいました、、、。
復帰を狙ってたニクソンさん、えらい番組に出てしまいましたね・・・
これがなかったら復帰してたんでしょうかね。