☆yukarinの映画鑑賞日記α☆

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「スペンサー ダイアナの決意」

2022年10月15日 | ★★★+++

【SPENCER】
2022/10/14公開 イギリス/チリ/ドイツ/アメリカ  117分
監督:パブロ・ラライン
出演:クリステン・スチュワート、ジャック・ファーシング、ティモシー・スポール、サリー・ホーキンス、ショーン・ハリス

私の道は、私が決める

STORY:1991年のクリスマス。ダイアナ妃とチャールズ皇太子の夫婦関係はもう既に冷え切っていた。不倫や離婚の噂が飛び交う中、クリスマスを祝う王族が集まったエリザベス女王の私邸サンドリンガム・ハウス。ダイアナ以外の誰もが平穏を取り繕い、何事もなかったかのように過ごしている。息子たちとのひと時を除いて、ダイアナが自分らしくいられる時間はどこにもなかった...


王室の中で追い詰められていくダイアナ妃の心の内に迫ったドラマ。クリスマスでロイヤルファミリーが一堂に会すサンドリンガムでの3日間に焦点を当て、チャールズ皇太子の不倫や王室内での孤立に苦悩を深めていくダイアナ妃の孤独と葛藤、やがて重大な決断へと至る心の軌跡を描く。監督は『ジャッキー/ファーストレディ 最後の使命』『エマ、愛の罠』のパブロ・ラライン。

実話を基にした寓話というクレジット、そうだったんだろうという物語。冒頭から息が詰まる展開で観る側もかなりしんどくなる。王室の想像以上の細かいしきたりや着る服もすべて決められていて何一つ自由がない。そのうえ、盗聴器でも仕掛けられているのかと思うほど何もかもが筒抜け...ゾッとする。ほんとかわからないけれど体重を図るしきたりこわっ。

サスペンスタッチで描かれていてほぼ全編にわたってストレスのかかる作品はなかなかないなと。チャールズとの夫婦仲も冷え切っててやさしい言葉すらない、すでに精神的にもギリギリりの状態でのダイアナの気持ちを思うとつらい。ただ二人の息子たちと過ごす時間は唯一の救い。それと衣装係のマギーの存在...彼女のカミングアウトには驚いたけど💦

ダイアナの精神状態に重ねてアン・ブーリンが登場するのが印象的。それと真珠のネックレスの使い方とか。ダイアナを演じたクリステン・スチュワートが素晴らしかった。仕草や雰囲気が似てたし、ダイアナそのものという感じで見事に演じきってた。シャネルの衣装はどれも素敵でよく似合っていた。決意を決めたあとの様々な衣装で走り抜けるシーンが良かった。

ラストはホッとするシーンだったけれど、この後の悲劇が待っているかと思うと切ない。
そういえばクリステンは今年のアカデミー賞主演女優賞ノミネートされてたよね。日本公開遅すぎ....

鑑賞日:2022/10/14

 

 

ブーリン家の姉妹 - ☆yukarinの映画鑑賞日記α☆

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