2010/02/11公開 日本 123分
監督:松田秀知
出演:米倉涼子、陣内孝則、筧利夫、高橋克実、笹野高史、高知東生、塚地武雅、柳葉敏郎、橋爪功、反町隆史、津川雅彦
乗員・乗客159人の命を守る──
それが最後の任務。
Story:2億6,000万円を乗せた現金輸送車の強奪事件が発生。人質をとって立てこもる犯人グループとの交渉に宇佐木玲子(米倉涼子)がやって来たそのとき、建物が爆発。そして数週間後、羽田空港にいた玲子は先の事件で人質になっていた青年を見かける。(シネマトゥディより)
あったら怖い・・・
“お客様の中でジェット機を操縦できる方はいらっしゃいませんか?”
人気ドラマの「交渉人」の劇場版。警視庁捜査一課のネゴシエーターである宇佐木玲子が、ハイジャック犯と命懸けで格闘するというお話。監督はドラマでも演出を担当した松田秀知。
ドラマは未見なのでレギュラー陣の関係がメイン以外はわかりません。城田優くんの存在がわからんっ。でもあまり気にせずに、高度1万メートル上空で繰り広げられるサスペンスアクションとして楽しめました。だけどツッコミどころ多し...。
今時の悩める青年たちをうまく利用したハイジャック事件。裏には陰謀が隠されていて・・・今回は黒幕と狙いがわかるのはありがたい。てっきり御堂啓一郎と仲間たちが何か目的があるのかと思ってたら、いい意味で裏切られました。機内で犯人グループと乗客との間での緊迫感も良かったんですけど、ツッコミどころが多くて笑えてしまった。
主人公の交渉人の名前すら知らなかった私なので、“兎?”ああ宇佐木なんですね・・・と。“ねずみじゃなくてうさぎだ”はナイス。宇佐木玲子は早く北海道にいかなきゃ死んじゃうってことなのに、ひとりで飛行機はどうよっ、機内中あれだけ動き回っててなぜ死なない?。
トイレから簡単に機体内部に侵入できちゃったり、窓が割れたのにあまりパニックになってなかったり、下界が拝めるのにさほど飛ばされない等など盛り沢山のツッコミ所を楽しみました(笑。とどめは宇佐木玲子の“私が・・・”でありえない行動を取るところでは思わず笑っちゃいましたよ~自動でなんとかならなかったのでしょうかね。
米倉さんがカッコ良く活躍されていたのでそれはそれで良かったし、ハイジャック犯の反町さんもクールでカッコ良くキメてて良かったのに最後は残念デシター。あの瞬間“そりゃないよ~”と思ったかどうかはわかりませんが。
交渉人としての頭脳戦を期待してたんですがそういう内容ではなかったのがちょっと残念でした。映画というよりドラマの延長線という感じでした。
※2010/02/11、TOHOシネマズにて