公開:2009/07/18
製作国:日本
上映時間:125分
鑑賞日:2009/07/18
監督:西谷弘
出演:織田裕二、天海祐希、戸田恵梨香、佐藤浩市、佐野史郎、大塚寧々、伊藤淳史、小野寺昭、平田満、福山雅治
事件の真相を求め、外交官・黒田がイタリアを駆ける。
+あらすじ+
クリスマス目前のローマ。亡き夫との思い出が詰まった街で、矢上紗江子(天海祐希)は最愛の娘の失踪(しっそう)するという最悪の事態に見舞われてしまう。身代金目的の誘拐か、それともテロか……? 犯人グループが警察の包囲網をかく乱し、捜査が一向に進展しない中、事件の真相に迫る外交官・黒田(織田裕二)は、ある事実に行き当たる。(シネマトゥデイより)
私の中では織田裕二主演作にハズレなしというのがあってちょっと楽しみにしておりました。しかもオールイタリアロケ、1カ所日本ロケ(どこかわからなかった)ということでイタリアの風景も拝めるので二度おいしいってなもんです。
予告編しか知識を入れてなかったので、娘が誘拐?てっきり天海さんがお偉いさんの奥さんなんだと思ってました。一般人だったんですね、、、。
誘拐されて緊迫した展開を予想してたんですが、あまり黒田外交官が冷静なもんで緊張感がなくてこれでいいのーと思ってました。それに犯人からあちこち振り回されてるとこは『天使と悪魔』っぽい。ローマだし。それでいて有名どころに行かされてるので観光気分になってしまったんです。
しかし、あの人が怪しいことがわかり始めてからは面白くなってきました。やはり主役をくいそうなほどの存在感はすごいなーと。意外などんでん返しがあったりと、やっぱり織田裕二主演作は面白いなという気分にさせてくれました。
原作者は『ホワイトアウト』と同じ方ですが、犯人がわかった時、あっ・・・これって→役どころ一緒?と思ってしまった。テロリストが浩市さんで、それに立ち向かうのが織田くんで、あっさり殺されたのが平田さん・・・は今回は違ったけれども。←
織田裕二はやっぱり織田裕二。
コートを羽織る姿が青島くんっぽいんですが、今回はクールな外交官。だけど心はとても優しい人でした。黒田というよりやっぱり織田裕二なんだなー。うまく語れませんが。久々にカッコ良いと思えた作品でしたねぇ。
“無駄遣いは外交官の特権だから”
そうなんだーいいな。さらりと言っちゃうところはつい笑ってしまいましたが、実際どんだけ無駄遣いしてるんだろー。そのほか体裁を気にするいかにも日本らしい日本大使館の内側なんかも見られたのは興味深かったですね。
福山さんは思ってたよりも出番が少なくちと残念。特別出演だからかー。
それとずっと黒田の電話の相手の声がわからなかったんですがエンドロールにて中井貴一さんと知りました。
まぁ、前半はのんびりした感じもしましたが後半でグッと展開もいい感じになって最終的には面白く観られたので良しとします。内容によっては“外交官・黒田”としていろんな活躍をシリーズ化しても面白そうにも思いますが、さて。
サラ・ブライトマンの歌声はとても素敵でしたが、どうしてもパナソニックのCMに思えちゃった・・・
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