公開:2009/12/12
製作国:日本
上映時間:135分
監督:西崎義展
声の出演:山寺宏一、伊武雅刀、茶風林、古谷徹、青野武、永井一郎、緒方賢一、井上和彦、子安武人
愛のために戦え!
Story:西暦2220年、太陽の300倍の質量を持ち、光をも飲み込む暗黒の天体、移動性ブラックホールが宇宙から地球へと迫っていた。地球連邦政府は、移民船団を組織。サイラム恒星系アマールへの移民を決行するが、謎の大艦隊の攻撃に遭い、船団が壊滅。古代進は移民船団の護衛艦隊司令としてヤマトに乗り込み、大艦隊に戦いを挑む。(シネマトゥディより)
1983年公開『宇宙戦艦ヤマト 完結篇』から26年、再びヤマトがバージョンアップして活躍する復活編。
いきなり“原案 石原慎太郎”でびっくりしたぁ~っ
“西崎義展”・・・名前デカっ!! ←そりゃあなたのヤマトでしょうけど
復活するという話を聞いた時、今さら~と思ってたんですが思いの外評判は悪くなさそうなので観て来ちゃいました。確かになんとか見られる内容になってたし、アレンジされてはいるけれど懐かしい曲も流れたしオープニングのナレーションも健在でホッとしました。
お話のあの完結篇から17年後だそうですが、え~地球捨てちゃうのォ?とビックリこきました。しかもヤマトは移民船の護衛しちゃってるし、地球を救ってなんぼのヤマトよどうした?と思っとりましたが、、、。ま、最終的にはやっぱりヤマトらしく終わったので安心しましたよ。
17年の間に技術が進歩しまして、新たなヤマトは外観はそのままで中身はバージョンアップ。何と言っても波動砲が6連発なのはスゲっ。すごいよ真田さんっ←トシくってさらに顔が怖くなった。本家ヤマトの説明に懐かしいアクエリアスに沈むヤマトの映像も流れて、あのシーンは今見ても泣けちゃったりします。
38歳になった古代進や声の違いに違和感はありましたが、慣れてくればなじんできたし、年を重ねていることもあって山寺さんも良いんじゃないかと。その他なつかしい面々も同じ声優さんだったのもうれしいですね。
森、いや古代雪は見逃そうなくらいしか出てないんですねー。だけどなんであんな姿で?。しかも生きてるかもしれないとじらすところがいやらしいな(笑)
キャラクターの動きにぎこちなさを感じるものの、戦闘シーンなどメカ関係はなかなか迫力があって良かったですね。かなり力を入れてるなというのが伝わってきます。ただ敵方が魅力的じゃないのがちと残念ですかね。どうしてもデスラー総統みたいな人を求めちゃう・・・。好意的になった人もあっさり死んじゃってるしな。
お話の設定は面白いのですが、なんせ壮大な話なので135分にまとめるためどんどん話が進んでしまって説明不足が気になりました。敵の組織がなんで地球の移民船を邪魔してるのかがわかりませんでした。どうせ地球飲まれちゃうのに・・・。
エンドロールのTHE ALFEEは良いと思うのですが、♪宇宙戦艦ヤマトがささきいさおさんじゃなかったのが嫌ッ。嫌ついでにヤマトの新クルーたちがチャラチャラしてるのがいるのが嫌。仲間を感じさせなかったなぁ。
まぁ文句もあるけれど思ってたよりも悪くはなかったです。個人的には最後に波動砲でドーンとやってくれちゃえばOKだし(笑)。撃つ時はやっぱり力入るナ。
最後のテロップ“宇宙戦艦ヤマト 復活篇第一部 完”の文字が出たとき周りでクスクス笑いが起きた、、、。そういう私も笑った。だけどたぶん観ます(笑)。
ガラガラかなと思って行ったらほぼ満席状態でビックリしましたね。さすがに年齢層高かったデス。
※2009/12/20、TOHOシネマズにて