浅野ゆうじの独り言

社会・政治に関連する本の感想や日々の出来事についての私なりの考え方を書いています。

議員年金について

2010-07-26 09:36:29 | 国際・政治

先ほどテレビで議員年金を取り上げていましたので、少し議員年金についての考えを書いてみます。

根本的な問題は、国民年金と同様に、制度を維持するための年金賦課(拠出)者、つまりこの場合は現職議員の減少によって、財政が破たんするというものです。制度は国民年金と同様に、保険のような積立方式ではなく、賦課方式であるため、制度そのものの問題であり、議員の特権という問題ではないと思われます。

実際に、このような賦課方式では、現職議員個人でとらえますと、おそらく年金で受給するであろうと思われる受給額よりも、拠出する負荷額のほうが多くなるケースがすでに出てきているのではないかと思われます。また、国民年金と二重になっているという批判は、国民年金は国民年金として拠出しているのであって、基礎年金としての存在は別の考え方が必要です。

議員の身分とはどこにあるのか、年金だけにとらわれない議論が必要でしょう。

以上