Yumi @ Sudan

北アフリカの国、スーダンでの生活日記

ヌリの話 

2005-03-05 | everyday
私のアラビア語の先生、モナの家の近くに住んでいる何でも屋さんのヌリ。歳は40歳くらい。8人の子供のお父さんですが、彼はひとりでハルツームに、家族はハルツームから南に4時間ほどの所にすんでいます。
何でも屋さんって言っても、仕事は主に、モナのお使いや、家の修理などです。

私に会うと、必ずアラビア語でゆーっくり話をしてくれます。笑顔で分かるまで何度も何度も繰り返してくれるとっても優しい人です。

そんな彼が、私のアラビア語のレッスン中にモナの家にやってきました。
どうしても緊急で話がしたいとの事。彼の子供の一人がマラリアにかかってしまい、とても危ない状態だって、至急お金が必要だっていうのです。マラリアは、発病してすぐに注射を打てばそんなに危険な病気ではないとのこと。
なぜもっと早くに相談しに来ないのかと、モナは怒りました。

モナはすぐにお金を用意して、彼を翌朝のバスに乗せました。

この国では、医療が十分でないという理由で、たくさんの命が失われていってます。
それに、お金がないという理由で、十分な医療を受けられない人もいます。

ヌリの大切なお子さんの命が助かりますように。







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