Yumi @ Sudan

北アフリカの国、スーダンでの生活日記

体で笑え

2005-11-30 | everyday
アフリカンダンスのレッスンで・・・・・・・・・・。

私の踊りはいつもみんなの笑いものです。真っ黒な顔、真っ白な歯、そして、おっきな声で笑われる。だって、自分で見ても笑えるような動きになるのだから仕方ない。

準備体操からして迫力が違う。
ただの腹筋をしてるだけなのに、ものすごく力強い。
「腰を痛めないように」とか「ひざに負担をかけないように」とかって言われてた日本でのダンスレッスン。
恐らくここの人たちの体は壊れないのでしょう。
動いている彼らは、まさに芸術で、体全体で心を表現できるのです。

それに比べて私の踊りってば、足の短い鳥が一生懸命になって歩いてるようにしか見えません。自分で自分がおかしすぎて、みんなと一緒に笑ってたら、「じゃあ今日はおっぱいで笑う練習をしよう!」と言われました。
胸をそらせて、顔は薄笑い、おっぱいは天に向けて笑えと。
みんながやってると、ほんとに楽しそうにおっぱいが大笑いしている。

あたしだけ、足短い。手も短い。
胸だって・・・・・・・・・。無理じゃん。


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ぶんぶん

2005-11-30 | everyday
この数日間、いたるところで蚊が大量発生してます。
急にあつくなってきたからかなあ。

昨日はヨガのクラスへ行ったら、蚊だらけ。
顔周りをブンブン飛ばれたのでは、ヨガなんてやってられません・・・・・・。でもみんなは平気な顔でヨガに集中。

今日も学校へ行ったら教室の中で蚊が大量発生。
小さな教室に50匹はいました。私が騒ぐと生徒も騒ぐと思い、平然と授業開始。
生徒はたまに手で蚊を払いながらも、あまり気にしてない様子。
でも私は、途中で耐えかねて、「今日は良く勉強したから、校庭で遊びましょ!」
と言って校庭へ避難。

おかげで私の体は虫刺されだらけ。日本の蚊より強いのか、かまれた後しばらくちくちくします。で、真ん中に穴があいてじゅくじゅくして、めちゃくちゃかゆい。。。日本から持ってきてるキンカンを持ち歩いてます。

痒いのはまだいいのだけれど、マラリアの心配をしなくてはならないからなあ。
マラリアを持っている蚊は、お尻が上に上がっているそうです。あたしを刺したら絶対にゆるさない!!!

今日の写真は先生仲間。ふたりともスーダン人です。
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結婚

2005-11-29 | everyday
結婚式で新郎新婦へのお祝いの言葉。

「おめでとう!お金がいっぱい、子どももいっぱいでありますように」(ヘンな訳)

この言葉は定型で、誰もが新郎新婦に同じ言葉をかけます。
すごいよね・・・・。お金のことも、子どものことも、日本じゃ触れないようなトピックなのに。素直っていう事なのかしら。でもやっぱりお金より子どもより二人の幸せが一番なのに・・。

それにしても、私の周りの女性で、結婚して幸せそうな人ってあまりいないの。みな耐え忍んでる感じ。
出稼ぎが多いし、一夫多妻制だし。
ヒバだってうまくいってないし・・・・・・・・・・。
家族や建前のために、スーダン人と結婚だけして、すぐに外国へ行ってしまう人も多いようです。

今日もそんな女性と話をしてました。
とっても美人。すごくやさしくて素敵な女性。27歳。夫は結婚してすぐにイギリスへ行ってしまった。それから2年半。
毎月の仕送りは、たったの200ドル。イギリスで働いてるのにだよ。
「もう愛がないなら、さっさとけじめをつけて新しい人生を送るべきだよ」っていいう私たち友人の言葉に、泣きながら「でも私は英語が話せないし、暮していけないよ」っていう彼女。

こんな女性がハルツームにはとても多いのです。



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真夏

2005-11-27 | everyday
雨季に入ったと言われたのが、たしか9月ごろ。何度か夕方に大雨が降って道が水浸しになって。でもそれも数回・・・。

冬になったって言われたのが、11月はじめ。
11月2週目あたりからは少し涼しい日々が続いてた。

それなのに、何故か昨日から猛暑。
また夏?
学校は停電。サウナのような教室。

スーダン人も異常気象だっていってます。地球温暖化がこんなところまで・・・。

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郵便物

2005-11-27 | everyday

ハルツームの家々で、郵便受けを見たことがありません。
先日帰国した際に試しに国際郵便を私の家あてに送ってみましたが、いまだに届きません・・・。私書箱じゃないと届かないんだって。
って事は私書箱持ってない人は、お手紙受け取ったりできないの?会社に勤めてる人たちは、会社の私書箱を利用するそうです。

でも、郵便局はちゃんとあります。エアメールを送ることは出来る。
今日は、学校にかわいい封筒と便箋のセットを持っていき、子どもたちにエアメールの書き方と送り方を教えました。
Eメールも便利でいいけれど、やっぱり海を越えてお手紙が届くって嬉しいよね。
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悪口

2005-11-25 | everyday

日本の小学生も同じだとは思いますが、生徒たちは毎日何度も何度も、クラスメートの悪い行いを言いつけに来ます。

「せんせー、○○○が、××××をしました!!」

さて、日本の子どもたちって、どんなことを言いつけにくるのでしょうか・・・・

スーダンの子ども第1位!!

「せんせー、○○○が僕のことを動物だって言った!!」

ダメなんだ。動物って。
動物=ハヤワンっていう言葉はANIMALと訳されてるいるけれど、日本語だとどんな意味になるのかなあ。獣?それともロバとか豚とかそんなイメージの動物なのかなあ。

「いいじゃない。私は動物好きよ。それにライオンやチーターはみんなよりずっと強いでしょ。馬はとっても優しいし」
というと、びっくりした顔で納得して教室へ帰っていく。

私と5年生は毎日毎日小さな文化交流を続けてます。
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お医者さま

2005-11-25 | everyday
スーダンではお医者様にかかると死ぬって、スーダン人もがいいます。
たとえば、熱があるから病院へいくと、検査もせずにすぐにマラリアだと言われるって。手術なんて絶対にしないほうがいいと言われます。

ハルツームにある大きな病院は、いつも外まで人が並んでいて、衛生状態も良くないのです。

今日、学校の先生仲間のスーダン人たちと話しをしていたら、ハルツームでは小さな病院の先生のほうが良心的だっていう話になりました。
大きな病院の先生たちは、自分の地位や名誉やお金のために仕事をしている人が多く、本当に病人を救いたいわけではないと、彼らはいいました。

大きな病院に勤める全ての先生に当てはまる話ではないとは思います。
でもそんなことよりも、私は、小さなクリニックの先生たちが、スーダン人らしく、温かい診療をしているという事実を聞いて、少し嬉しくなりました。
この国の人たちは、ほんとうはみんな優しくて、あたたかいのです。
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拾い物

2005-11-24 | everyday
ハミッドが買い物の途中で携帯電話を拾って帰ってきました。
満面の笑み。ハミッドはずっと前から携帯が欲しかったのです。私もハミッドが携帯を持ってくれたら、すごく安心だなって思っていたので、機会があったら海外で買ってこようと思ってました。携帯電話はスーダンではとても高いのです。

「警察に届けないの?」
「警察に届けたって、警察のポケットに入るだけだよ」

やっぱりそーなんだ。。。

モナに聞いても、学校の先生仲間に聞いても同じことを言う。
「盗みはしないけれど、この国では誰も拾ったものは返さないよ」
「政府や警察は一番信用しちゃダメなのよ」


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日本からのプレゼント

2005-11-23 | everyday
日本から子どもたちの持ってきたお土産。

みんなに良く消える消しゴムを5年生みんなに。
みんなで使うように、カラフルなマーカー。
「学校で子どもたちにあげてね」と頂いた、金平糖。(ありがとうございました)
かわいいシール。

何をあげても、何度も何度もありがとうって言われる。次の日、教室へ行ったら、「日本からプレゼントをありがとう」って黒板に書いてあった。

私は自分用に、‘VERY GOOD'ってかかれたスタンプや、裕美と彫ってある判子を持ってきたのですが、これが大好評。
判子が欲しくて、みんな良く勉強するようになりました。
判子なんて見たことないんだってさー。


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ヘッドハンティング?

2005-11-22 | everyday

なんと、ハルツームにある他の小学校からヘッドハンティングされました。
学校の帰りにリクシャーに乗って、友だちの家の前で降りたら知らない人が話しかけてきた。学校の前から付いてきたらしい。
「ウスターザ・ゆみですね・・・・・」(ウスターザ=先生)

「お給料も現在の2倍は保障します。子どもたちは皆きちんと躾けられてます。学校の設備も最新のものです・・・・・・・今の学校よりもずっとよい待遇で迎えられます」

私の学校は、教員の待遇が悪く、設備も整ってません。私立の学校の中では、最も学費が安い学校です。だからと言っては良くないのかもしれませんが、暴れん坊の生徒が多い。公立の学校でうまくやれなかった子どもまで入ってきます。

「申し訳ないんですけれど、今の学校、すごく気に入ってますから」
と言ったら、すごく不思議そうな顔をされた。

翌日、学校へ行ったら、2人の先生が「今日で学校を辞めます」という。
私に声をかけた学校からのアプローチだった。翌日から向こうの学校へ行くという。生徒には説明もなく、突然いなくなる。。。

変なの。それって子どもに対して、失礼だよ。と思う、無免許新米教師の私です。
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