Yumi @ Sudan

北アフリカの国、スーダンでの生活日記

元気に生きる

2006-08-31 | everyday
 
私の住んでるハルツームからナイルを越えたところにあるオムドゥルマンという街の郊外には、国内避難民(スーダン国内の難民)のキャンプが点在してます。

難民キャンプって聞くと、私くらいの年齢の人たちが覚えてるのは「エチオピアの難民キャンプ」じゃないかな。ちょうど、小学校高学年にさしかかる頃に、We are the worldの歌とともに栄養失調の子供たちが映された‘かわいそうな’映像は多感な心にものすごい衝撃をもたらした。

先日、キャンプに行く機会がありました。
キャンプにいる人たちはほとんどが南部スーダンからハルツームへ来て、家も食べるものもないからキャンプにいるのですが、、、、子供たちは元気元気元気。何しろ明るい。
‘僕たちはここで生きてるよ’と言わんばかりにカメラに向かってきました。
‘かわいそう’なものを切り取ろうと思えばいくらでも切り取れる。
家はぼろぼろだし、健康状態の良い子供たちよりは痩せてるし、着てる物もきれいじゃない。砂の中に落ちてる植物の種を一生懸命拾って食べてる子供たちもいた。

だけど、一生懸命生きることって素敵なことだと子供たちの笑顔に思わされた一日でした。

私にできること。あの子たちが今、ここで生きていることを伝えること。



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砂嵐ハブーブの襲撃2

2006-08-29 | everyday

ハブーブが来たときは、もうすでにパジャマを着て家出ごろごろしてた私は、慌てて上に長袖の服を羽織って、髪の毛もぐちゃぐちゃのまま三脚持って外へ。
いつものように、我が家の前には病院待ちの人たちでいっぱい。

ハブーブなんて珍しくもなんとも無いものにカメラを向ける私を笑うスーダン人たち。
「日本には、車やカメラがあるのに、ハブーブはないのか!!」
「ないよー、ちょっと写真とるからどいてよ!」
何だかよくわからないけれど、笑われながら撮った写真。

この数枚の写真を撮るだけでも、外にいるのは息苦しかったのに、スーダン人はみんなそのままお茶飲んだりしてる。

「家の中に入ったほうがいいんじゃない?」
「じゃあ、みんなであなたの家におじゃましよう!!」と15人くらいの人たちが笑いながら冗談をいう。

家に入って、窓を全部閉める。
夜はずっと停電。
このところ、ナイルの増水のためか毎日毎日計画停電がある。
計画停電ならば、何時から何時まで停電なのか教えてくれたら助かるのに。
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砂嵐ハブーブの襲撃

2006-08-29 | everyday

いつか撮りたいと思ってた、ハブーブがやってくる瞬間の写真!
青空の下方に見える茶色のハブーブが数分後、私の町をのみこみます。
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お水がいっぱい!

2006-08-28 | everyday
ナイル川の水が、日に日にカサを増してます。
こんなに水がいっぱいになったのは、数十年ぶりとの事。スーダンではなく、エチオピアから流れてくるナイルが増水してるんだって。

近所のお友達に会うと、挨拶の次にはいかに今年のナイルが綺麗かという話になる。
「お水がいっぱいで本当に綺麗だから、ユミも見に行かなくちゃだめよ!!」
誰もが口々に言う。
夕方になると、子供をつれて、みんなで集まってバスにのってナイルを見に行ったりしている。

というわけで、私も数十年に一度のお水いっぱいのナイル川を見に行ってきました。

って、これは氾濫寸前って感じ。
水際の民家は浸水したりしてる。
ナイルの中の小さな島、トゥッティーアイランド(人が住んでます)も危ない感じ。それなのに、スーダン人たちは堤防に座ったりして、ナイルを眺めてうっとりしている。

家に帰ってメールを見ると、大使館の方から注意喚起のメール。
「ナイル川は現在、水かさが増えていて、危険なのはもちろんのこと、ワニが確認されてます。また、川岸には猛毒の蛇もいるためナイルの付近には近寄らないようにしてください」

こわっ。ワニは見てみたいけれど、
もう絶対近寄りません。
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食べられた臼

2006-08-28 | everyday
ハミッドが台所の棚の下から、ニヤニヤしながら出してきたビニール袋。
あけてごらんって言われて、素直にあけると。

「何これ???」

シロアリに食われた私の大事なコーヒー豆を挽く為のの臼でした。
中はほぼ空洞となり、さらさらの粉が袋にいっぱい入っていた。。。。
このシロアリ、はじめから臼に住んでたのか、それとも我が家にシロアリがいるということなのか。。。。。
みなさん、シロアリには注意!

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home sweet sudan

2006-08-27 | everyday

数ヶ月ぶりにスーダンにもどってきました。

家に着いたら、ハミッドがにっこり笑って、玄関のドアの前で待っててくれた。
「お帰りなさい!元気だった??日本のご家族はみんな元気だった?」
「ありがとう。みんな元気だったよ!!ハミッドは元気?ご家族は元気?」
「元気だよ、ありがとう。ゆみは元気だった?日本のご家族は元気だった??」
を繰り返す事数回、毎度のことながら、延々と同じ挨拶が続く。なつかしくて、温かい気持ちになる。

家の中に入ろうとすると、ハミッドが庭を指差す。「みて!」
今の家は玄関の両脇に2つ小さな庭があるのだが、右側には子猫が2匹と大人の猫数匹。左側には犬が数匹。まるで動物園のような光景。

「ユミが好きだからえさをあげはじめたら、子猫がうまれた、でついでに犬も来るようになった」って。
「猫はまあいいけれど、犬はやっぱり好きじゃないなあ」と笑いながら家に入っていった。

さ、ハミッドと犬猫の温かい歓迎で始まった久しぶりのスーダン生活!
分かってた事ですが、もちろん、あっつい、ほこりっぽい、乾燥している。
で、夜中に恒例の鼻血ブー。しばらく止まらなかった。
東京のきれいな(?)空気の中で甘やかされてしまった私の鼻の粘膜を、もう一度鍛え直さなければなりません!がんばるぞ。
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