私の住んでるハルツームからナイルを越えたところにあるオムドゥルマンという街の郊外には、国内避難民(スーダン国内の難民)のキャンプが点在してます。
難民キャンプって聞くと、私くらいの年齢の人たちが覚えてるのは「エチオピアの難民キャンプ」じゃないかな。ちょうど、小学校高学年にさしかかる頃に、We are the worldの歌とともに栄養失調の子供たちが映された‘かわいそうな’映像は多感な心にものすごい衝撃をもたらした。
先日、キャンプに行く機会がありました。
キャンプにいる人たちはほとんどが南部スーダンからハルツームへ来て、家も食べるものもないからキャンプにいるのですが、、、、子供たちは元気元気元気。何しろ明るい。
‘僕たちはここで生きてるよ’と言わんばかりにカメラに向かってきました。
‘かわいそう’なものを切り取ろうと思えばいくらでも切り取れる。
家はぼろぼろだし、健康状態の良い子供たちよりは痩せてるし、着てる物もきれいじゃない。砂の中に落ちてる植物の種を一生懸命拾って食べてる子供たちもいた。
だけど、一生懸命生きることって素敵なことだと子供たちの笑顔に思わされた一日でした。
私にできること。あの子たちが今、ここで生きていることを伝えること。