LNG船初入港
LNGタンカー新居浜に初入港
住友共同電力など五社の共同出資会社「新居浜LNG」が建設した液化天然ガス(LNG)基地に6日LNGタンカーが初入港した。
LNGは今夏運転を始める住友共電の新居浜北火力発電所の燃料として使用され、発電した電気は住友化学など住友グループの工場に供給されるようです。
船名‟ENERGY PROGRESS“ 「エネルギー プログレス」
昼過ぎに姿を見せた初めての球体の船、ゆっくりと検疫投錨に入港、
そのままダイレクトで基地桟橋に到着です。
エネルギー輸送(LNG)
天然ガスを液化したLNG(液化天然ガス)を運ぶタンカー船がLNG船です。
超低温輸送の為の特殊な材質のタンク、荷役における事故を防ぐ緊急遮断装置、
気化したガスを燃料として使用するタービンエンジンなど、LNG船には多様な技術が酷使されています。
クリーンエネルギーを輸送するLNG船
天然ガスの輸送は、パイプラインによる陸上輸送からはじまりましたが海外への大量輸送を実現したのがLNG船です。
気体のまま運ぶには膨大な容積が必要な天然ガスですが、マイナス161.5度で液化することで容積が約600分の1になり、
効率的な輸送が可能になりました。1984年に就航した商船三井初のLNG船「泉州丸」は貨物タンクの容量が125,562㎥でしたが、
現在では15〜17万㎥クラスが主流となっています。
魔法瓶の様なLNG船、3つのタンク方式
Δモス方式(独立球形タンク方式)
船体から独立した球形タンクで、個々のタンクが自分自身の構造によって内圧を支えています。
他の方式に比べてLNGの蒸発ガスが少なく、溶接個所が少ない事から品質管理が容易などの長所あります。
また、2014年に球形のタンクを連続カバーで覆う「連続タンクカバー型(通称:さやえんどう型)」も登場しました。
Δメンブレン方式
タンクの内部を薄くしてしわがあるステンレス製「メンブレン」で覆うことで、低温を保ちガスの膨張を吸収する方式です。
Δ自立角型タンク式(SPB方式)
SPBと呼ばれる、独立した方形タンクによる様式です。
「新居浜LNG」
住友共同電力、東京ガスエンジニアリングソリュ-ションズ(TGES)、四国電力、住友化学、四国ガスが出資し
2018年4月設立。10月から建設していたLNG基地が21年12月に完成、22年2月の本格操業を前に今月、試験運転を始め
基地には地上式で世界最大規模となる23万キロリットルのタンクがあります。
タンカーは6日午後3時に基地沖の桟橋に到着。
13日まで積み荷の約6万2千トンのLNGをタンクに注入する作業が続きます。
今後は年に2,3回入港し基地に年間約17万トンのLNGを輸送する予定。
地上式で世界最大規模となる23万キロリットルのタンク
エネルギー プログレス 号 概要
全長:289.5m
全幅:49.0m
喫水:11.60m
総トン数:119,100トン
載貨重量:73,876トン
LNGタンク容積:145,344㎥
タンクタイプ:モス型(4タンク)
船籍:バハマ
航海速力:19.5ノット
LNGタンカー新居浜に初入港
住友共同電力など五社の共同出資会社「新居浜LNG」が建設した液化天然ガス(LNG)基地に6日LNGタンカーが初入港した。
LNGは今夏運転を始める住友共電の新居浜北火力発電所の燃料として使用され、発電した電気は住友化学など住友グループの工場に供給されるようです。
船名‟ENERGY PROGRESS“ 「エネルギー プログレス」
昼過ぎに姿を見せた初めての球体の船、ゆっくりと検疫投錨に入港、
そのままダイレクトで基地桟橋に到着です。
エネルギー輸送(LNG)
天然ガスを液化したLNG(液化天然ガス)を運ぶタンカー船がLNG船です。
超低温輸送の為の特殊な材質のタンク、荷役における事故を防ぐ緊急遮断装置、
気化したガスを燃料として使用するタービンエンジンなど、LNG船には多様な技術が酷使されています。
クリーンエネルギーを輸送するLNG船
天然ガスの輸送は、パイプラインによる陸上輸送からはじまりましたが海外への大量輸送を実現したのがLNG船です。
気体のまま運ぶには膨大な容積が必要な天然ガスですが、マイナス161.5度で液化することで容積が約600分の1になり、
効率的な輸送が可能になりました。1984年に就航した商船三井初のLNG船「泉州丸」は貨物タンクの容量が125,562㎥でしたが、
現在では15〜17万㎥クラスが主流となっています。
魔法瓶の様なLNG船、3つのタンク方式
Δモス方式(独立球形タンク方式)
船体から独立した球形タンクで、個々のタンクが自分自身の構造によって内圧を支えています。
他の方式に比べてLNGの蒸発ガスが少なく、溶接個所が少ない事から品質管理が容易などの長所あります。
また、2014年に球形のタンクを連続カバーで覆う「連続タンクカバー型(通称:さやえんどう型)」も登場しました。
Δメンブレン方式
タンクの内部を薄くしてしわがあるステンレス製「メンブレン」で覆うことで、低温を保ちガスの膨張を吸収する方式です。
Δ自立角型タンク式(SPB方式)
SPBと呼ばれる、独立した方形タンクによる様式です。
「新居浜LNG」
住友共同電力、東京ガスエンジニアリングソリュ-ションズ(TGES)、四国電力、住友化学、四国ガスが出資し
2018年4月設立。10月から建設していたLNG基地が21年12月に完成、22年2月の本格操業を前に今月、試験運転を始め
基地には地上式で世界最大規模となる23万キロリットルのタンクがあります。
タンカーは6日午後3時に基地沖の桟橋に到着。
13日まで積み荷の約6万2千トンのLNGをタンクに注入する作業が続きます。
今後は年に2,3回入港し基地に年間約17万トンのLNGを輸送する予定。
地上式で世界最大規模となる23万キロリットルのタンク
エネルギー プログレス 号 概要
全長:289.5m
全幅:49.0m
喫水:11.60m
総トン数:119,100トン
載貨重量:73,876トン
LNGタンク容積:145,344㎥
タンクタイプ:モス型(4タンク)
船籍:バハマ
航海速力:19.5ノット
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