実はここ二日連続でお葬式がありました。
土曜日が友人のお母様で、日曜日は博士課程のときの知り合い。どちらも癌でした。
どちらも台湾一般的な民間信仰のスタイルのお葬式だったのですが、そういえば台湾のお葬式については書いてなかったので、この機に少し書いてみたいと思います。

(これは亡くなった方の着る服です)
二人とも亡くなったのは今月の初め(3日と5日)。「え、ずいぶん時間が経ってるんじゃ」と思われるでしょうがその通り。一般的に台湾人のお葬式は2週間くらいかけて行われるのです。
これは台北の葬儀会社のサイトからお借りした「お葬式の流れ」です。

途中で「自宅停棺(冷蔵)」とありますが、この期間が長いわけです。
「そんなに置いといて大丈夫なの?」と日本人は思うでしょうが、特に夏だとちょっと心配になりますよねー。でも夏でもやっぱりみんな10日間くらいは当たり前に置いています。棺のある部屋はがんがんに冷房を効かせているし、棺そのものにもなんらかの保冷機能が施されているのかも
この自宅に棺を置いておく時間というのは、亡くなった方によって違います。台湾人は「八字」というのを非常に重要視するのですが、これは簡単に言えば生まれたときの年月日さらに何時に生まれたかによってその人の運命を決めるやり方です。結婚のときにも相手の「八字」と合うかどうかが重要なこととされますし、そのほか大事な物事を決めるときの基準になります。亡くなったときもこの八字によってお葬式の時間が決められるわけです。
また、死者の年齢や亡くなった状況、さらにはそのお宅の財力なども影響します。
この自宅に棺を置いておく時間というのはいわば、私たちの「お通夜」がずーっと続くような状態で、基本的に棺のそばには必ず誰かが起きてついていなければならないので、親族は順番でこの当番に当たります。またこの期間は親族はみなお肉類などは食べず、ベジタリアン用のご飯を食べますが、この食事も葬儀会社が準備してセットになっていることも多いようです。
日本だとお通夜も含めて死者にお別れをするまでに1日ちょっとくらいしか時間がないですよね。でもこちらでは長い長い時間をかけて親族が亡くなったことを受け入れて行くシステムになっているように思いました。
写真をお借りしたサイト
:誼霖葬儀禮品公司
土曜日が友人のお母様で、日曜日は博士課程のときの知り合い。どちらも癌でした。
どちらも台湾一般的な民間信仰のスタイルのお葬式だったのですが、そういえば台湾のお葬式については書いてなかったので、この機に少し書いてみたいと思います。

(これは亡くなった方の着る服です)
二人とも亡くなったのは今月の初め(3日と5日)。「え、ずいぶん時間が経ってるんじゃ」と思われるでしょうがその通り。一般的に台湾人のお葬式は2週間くらいかけて行われるのです。
これは台北の葬儀会社のサイトからお借りした「お葬式の流れ」です。

途中で「自宅停棺(冷蔵)」とありますが、この期間が長いわけです。
「そんなに置いといて大丈夫なの?」と日本人は思うでしょうが、特に夏だとちょっと心配になりますよねー。でも夏でもやっぱりみんな10日間くらいは当たり前に置いています。棺のある部屋はがんがんに冷房を効かせているし、棺そのものにもなんらかの保冷機能が施されているのかも

この自宅に棺を置いておく時間というのは、亡くなった方によって違います。台湾人は「八字」というのを非常に重要視するのですが、これは簡単に言えば生まれたときの年月日さらに何時に生まれたかによってその人の運命を決めるやり方です。結婚のときにも相手の「八字」と合うかどうかが重要なこととされますし、そのほか大事な物事を決めるときの基準になります。亡くなったときもこの八字によってお葬式の時間が決められるわけです。
また、死者の年齢や亡くなった状況、さらにはそのお宅の財力なども影響します。
この自宅に棺を置いておく時間というのはいわば、私たちの「お通夜」がずーっと続くような状態で、基本的に棺のそばには必ず誰かが起きてついていなければならないので、親族は順番でこの当番に当たります。またこの期間は親族はみなお肉類などは食べず、ベジタリアン用のご飯を食べますが、この食事も葬儀会社が準備してセットになっていることも多いようです。
日本だとお通夜も含めて死者にお別れをするまでに1日ちょっとくらいしか時間がないですよね。でもこちらでは長い長い時間をかけて親族が亡くなったことを受け入れて行くシステムになっているように思いました。
写真をお借りしたサイト
