
昨日、5月20日は台湾で新しい総統が就任した日でした。
台湾においては、日本軍が敗戦によって引き上げた後、今度は大陸からやって来た国民党が政権を握り、長い間独裁体制が続きました。李登輝総統(日本でも人気ですよね)の民主化改革を経て、台湾も民主化が進み、8年前にやっと台湾土着の政党である民進党が与党になったんです。
総統選挙での民進党の勝利は、台湾の民主化の証であり、また長い間ずっと「他者」に支配されていた政治がやっと本島人のものになった、という感じで、大きな意味があったんですよねぇ。
しかし、二回の任期(台湾では一期が四年です)を経て、陳水扁総統の任期が終わり、新しい総統に選ばれたのは、再び国民党の馬英九さんでした。民進党が総統選挙で負けた原因には、身内のスキャンダルとか汚職疑惑とか陳総統のイメージダウンもありますが、やっぱり一番大きいのはここ数年の景気の悪さでしょうか。不景気なのは、ある意味世界的なもので、別に陳さんのせいばかりとはいえませんが、でも経済政策があまり振るわなかったのも事実です。
というわけで、男前な馬さんが新総統になったわけですが、アメリカと同様、こちらでも「第一夫人」(ファースト・レディですね)になる馬さんの奥さんも俄然注目度が高まっています

奥さんのイメージが悪いと、総統本人のイメージダウンにもつながるので、第一夫人のお洋服なんかもかなりシビアに評価されるんですよ
陳前総統の奥さんは、ものすごいお金持ちのおうち出身だったせいか、ブランド好き、ジュエリー好きで、そのへんもかなり微妙なイメージだったので、今回の馬さんの奥さんの「質素さ」はそういう意味で、かなり好評なのかもしれません。
女性と言えば、先週行われた民進党の主席を決める選挙で、初めて女性の主席が選ばれました。蔡英文さんです↓

政党の主席と言えば、日本で言う「代表」です。例えば、民主党の代表(今は小沢さんですが)で女性が選ばれるようなものですよ。
うーん、なんか日本だとまだあり得なくないですか?
台湾では、家庭の中では家父長制が日本よりももっと根強く、例えば家庭内の儀礼や行事なんかは男性主導になるのですが、政治に関していえば、日本よりはるかに女性に門戸が広く開かれているような気がします。陳前総統のときも、ペアになった副総統は女性の呂さんでしたしねぇ。
日本の社会は今でもまだまだ女性に厳しいですよね。台湾に負けないようにがんばっていきたいものですよね
今回の記事で使った写真はすべて、Yahoo!新聞からお借りしました~
台湾においては、日本軍が敗戦によって引き上げた後、今度は大陸からやって来た国民党が政権を握り、長い間独裁体制が続きました。李登輝総統(日本でも人気ですよね)の民主化改革を経て、台湾も民主化が進み、8年前にやっと台湾土着の政党である民進党が与党になったんです。
総統選挙での民進党の勝利は、台湾の民主化の証であり、また長い間ずっと「他者」に支配されていた政治がやっと本島人のものになった、という感じで、大きな意味があったんですよねぇ。
しかし、二回の任期(台湾では一期が四年です)を経て、陳水扁総統の任期が終わり、新しい総統に選ばれたのは、再び国民党の馬英九さんでした。民進党が総統選挙で負けた原因には、身内のスキャンダルとか汚職疑惑とか陳総統のイメージダウンもありますが、やっぱり一番大きいのはここ数年の景気の悪さでしょうか。不景気なのは、ある意味世界的なもので、別に陳さんのせいばかりとはいえませんが、でも経済政策があまり振るわなかったのも事実です。
というわけで、男前な馬さんが新総統になったわけですが、アメリカと同様、こちらでも「第一夫人」(ファースト・レディですね)になる馬さんの奥さんも俄然注目度が高まっています


奥さんのイメージが悪いと、総統本人のイメージダウンにもつながるので、第一夫人のお洋服なんかもかなりシビアに評価されるんですよ

女性と言えば、先週行われた民進党の主席を決める選挙で、初めて女性の主席が選ばれました。蔡英文さんです↓

政党の主席と言えば、日本で言う「代表」です。例えば、民主党の代表(今は小沢さんですが)で女性が選ばれるようなものですよ。
うーん、なんか日本だとまだあり得なくないですか?

台湾では、家庭の中では家父長制が日本よりももっと根強く、例えば家庭内の儀礼や行事なんかは男性主導になるのですが、政治に関していえば、日本よりはるかに女性に門戸が広く開かれているような気がします。陳前総統のときも、ペアになった副総統は女性の呂さんでしたしねぇ。
日本の社会は今でもまだまだ女性に厳しいですよね。台湾に負けないようにがんばっていきたいものですよね

今回の記事で使った写真はすべて、Yahoo!新聞からお借りしました~
