goo blog サービス終了のお知らせ 

(旧)yoyo的日記

台湾での生活について、シェルターから受け入れた黒猫姉妹について、台湾で暮らして10年のyoyoが書いています。

「酒の郷」、金門

2009-07-29 | 台湾事情
台湾の人が一般に「金門」といって思い浮かべるのは、おそらく「軍隊」と「お酒」だと思います。(軍隊の話はまた次に・・・)
金門では、「高粱酒」というお酒が造られていますが、年間の生産量は2,400万リットル、 売り上げはなんと年間100億元(350億円くらい?)以上という大産業です。しかも、この高粱酒、民間ではなく、国が持っている会社です。この酒造会社のおかげで金門県はお金持ちなんですよねー。離島なのに道はすっごくきれいだし(これは軍隊のためもあるでしょうが)、ものすごく立派な競技場や政府関係の建物等が建っています。高粱酒は台湾では、コンビニ等どこででも売っていますし、海外にも輸出しているようです。
今日は、この有名な金門高粱の工場を見学しに行って来ました~。
とはいうものの、残念ながら工場の製造ラインなどは「企業秘密」のために開放されておらず、会社が作って来た商品の陳列してあるところや、会社説明のDVDなどを見せてもらえただけでした。
昔は「金門城」というお城があり、この高粱酒の会社も城内で1952年に創業しましたが、現在は新しい工場を建てて(移転は1997年)、広大な敷地の中で大量のお酒を作っています。
この工場、近くに行くだけでぷ~んとものすごく良いにおいがするんですよ~。なんというか、日本酒の蔵の匂いと似たものがちょっとありました。
金門の土地は花崗岩が多く、あまり農業に適していないため、お米のようなものは作れません。でも乾燥に強いモロコシ(イネ科の穀物です。日本では飼料になっています)や小麦は作れるので、高粱酒はこの二種類で作っているんですよ。「高粱」(ガオリャン)とはモロコシの中国語です。こんな感じです↓

高粱酒は蒸留酒なので全体的にアルコール度数が高いのですが、「若い人向けに」ということで最近は30度に押さえたものも作っています。でも私はやっぱり高粱酒は58%のものがおいしいと思いますね~。ちょっとクセがありますが、とっても香りがいいんですよ!

最新の画像もっと見る

3 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

コメント日が  古い順  |   新しい順
私も行きました (モモ)
2009-08-25 12:00:36
金門島のこの工場行きましたよ~。
金門城も観にいきました

やっぱりラインは見せて貰えなかったですね。
ただ私は何故か「社食」でご馳走されました、なぜなんですかね?

台湾でアレだけ何処に行ってもあるのに日本では中華街にも何処にもないのが不思議です。
返信する
コメントありがとうございます (yoyo)
2009-08-27 08:55:03
モモさん、コメントありがとうございます~
そうですよね、日本ではほとんど見ないですよね。やっぱり、日本の中華街なんかは中国大陸の人やものの方が多いのでしょうか。
返信する
ほとんどというより (モモ)
2009-08-30 00:12:43
私は中華街の近所に住んでいるのですが
「高粱酒」といえば中国産です

新大久保でも探したんですけど全く無かったですね、金門の工場で聞いた限りでは関税が高いからと言っていましたけど…それはお宅に限った話じゃないからね、って感じですね。
要はニーズがいまいちだからですかね?

そんなことよりリプトンの三角ティーパック中国茶を早く売り出して欲しいもんです
返信する