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(旧)yoyo的日記

台湾での生活について、シェルターから受け入れた黒猫姉妹について、台湾で暮らして10年のyoyoが書いています。

yoyo in 北京 (3)

2010-01-08 | 日記
明けましておめでとうございます今年はもう少しブログを充実させていきたいものです

なんだか年を越してしまいましたが、北京旅行記の最後はグルメです
まず初日は到着してすぐ晩ご飯。「北京の家庭料理」のお店に連れて行かれましたが・・・これが家庭料理?こんな手の込んだことまじでするの?って感じの美しいお料理でした。

まぁベースは家庭料理だけど、良いレストランだったので見かけは加工してあるんでしょうね。なんだか「北京料理=宮廷料理」っぽい雰囲気は味わえました。

翌日はなんだか大きな会場で宴会っぽいムードだったのですが、日本で言うと結婚式の披露宴みたいな勢いでした。ご飯も大きな羊肉のお皿がどーんみたいな(笑)

そしてこの日(12/22)は冬至だったのですが、お団子のスープを食べる台湾と違って、こちらでは冬至には水餃子を食べるんですって。


翌日の夜はずっと行きたかった北京のバーに繰り出すことに!

夜でもにぎやかな「後海」という場所は大きな湖があって、そのまわりはほとんど全部パブやレストランでした。しかもなんか歌手やバンドが入って歌っているところが多かったですねー。私たちは「静かにゆっくり飲みたい」派だったので、静かなお店を探すのに苦労しました

北京にはものすごくたくさんの古跡や古い建造物があるのですが、たぶんあまりにも多すぎてあまり大事にされていないというか、日本だと「指定文化財」になりそうなものががんがん大雑把に使われていました。

私たちが入ったのはそんな一軒のバー。なかなか雰囲気がありましたよ。それに中には猫ちゃんも!

ものすごく人懐っこくて抱きしめたりなでまわしたりしてもちっともいやがりませんでした。ここのバーにはオリジナルカクテルもありましたが・・・

うーん、甘い

最終日のランチは北京と言えば、の北京ダック!

なんだかものすごく有名なお店らしいです。箸置きもちゃんとダック
おいしかったけど、ちょっと脂っこかったですねー。

台湾で食べる北京ダックの方が、私には合ってるかも、と思いました。

北京ではレストランのナプキンを膝に置くのではなく、目の前のお皿の下にはさんでひざのほうにたらすようにして使うんですよ。

一日目はウエイトレスさんにそうされて「??」と思ったけど、どこのお店でもそうだったのでこれが北京スタイル、のようです。

今回、北京がすっかり大都会に変身していてびっくりでした。土地が大きいからか、なにしろ一つ一つの建物が大きい!

本屋さんもこんなに大きいし、道も飛行機が何機も停まれそうに広いです。前は上海なんかに比べてめっちゃやぼったかったのに、今はみんなけっこうおしゃれさんになってましたよー。いやはや、中国侮れませんね

yoyo in 北京 (2)

2009-12-27 | 日記
「北京市」という一つの市だけで人口2,000万人ほどが住んでいるんだそうです。東京の二倍ですよ!台湾の人口が2,300万人くらいなので、台湾の人はみんな台湾の全人口と同じ暗い、とびっくりしていましたもっとも、北京市とはいっても、端っこの方だと昔ながらの田舎の農村なんかも広がっているので、範囲もかなり広いようですけどね。

地図で見ると分かるように、北京市って本当に昔の中国の都市そのままの碁盤の目のようになっているんですよ。だから、北京で道を聞くと、みんな「どこそこで右に曲がって」とかは言わず、「どこそこで東に曲がって」というんです。面白いでしょう?(中国でも北京以外の都市の人は言いません)

私たちのホテルはすぐそばが「王府井」という繁華街という立地の良さだったので、さっそく王府井へ繰り出すことに。

夜遅くてもけっこう人が多くてにぎやかです。
地下から蒸気が上がって来るところがあったんですけど、そこで「わー」と喜んで妙なポーズで写真を撮っている観光客(中国人だけど、他の都市から来たみたい)もいました。


これは串揚げ屋さん?でもなんか売ってるモノはみんな食べるのにちょっと勇気が必要なものばかり。写真はサソリとタツノオトシゴです

こっちのはなんかおいしそうですね。「タンフールー」というりんご飴みたいなものです。中の赤いのは本来はサンザシの実だったらしいですが、今はミニトマトが多いようです。


翌日は、中国が行った台湾の原住民についての展示会を見に行きました。

台湾の「少数民族」と書いてあるのがわかるでしょうか。台湾では普通何千年も前から住んでいる「先住」の人とたかだか400年くらい前から移民して来た中国系の人たちを区別し、元々住んでいた人をリスペクトするために「原住民」と呼んでいますが、中国においてはやはり「少数民族」になるようです。
しかも!今回初めて聞いてあっけに取られたのが、台湾の「高山族」というのが「中国の56民族」の一つとしてカウントされているということ。え、いまだにほんとにみんなそう思ってるの!?みたいな

つまり、中国では「中国本土に55族(漢民族+54族の少数民族)がいて、あと台湾島にも中国人の同胞と高山族と言うもうひとつの少数民族がいる」という立場なわけです。台湾にいる原住民って、言語も習慣もまったく異なるグループが14族もいるのに、それをひとくくりの「高山族」と呼んでいるんですよ。
まぁ、でもそういう中で今回、このような展覧会を行って、台湾の「少数民族」は今は14族もいるんですよ、とアピールされたのはある種のブレークスルーではありました

まだもう少し続きます。次回はグルメです!

yoyo in 北京 (1)

2009-12-26 | 日記
みなさま、クリスマスはいかがお過ごしでしたでしょうか。
私は例年通りクリスマスムードの希薄な台北で・・・と思っていたら、なーんと予想外に北京で過ごすことに(24日だけでしたけどね。25日は台北で過ごしました♪)

なんでまた北京にまで行ったかというと、「学術交流+学会」です。かなり急に決まった話だったので、あまり準備もできずに行ってなんだかばたばたと忙しかったです。
今回の交流をアレンジしたのは、「中華全国台湾同胞聯誼会」という組織なのですが、これはつまりは中国にいる台湾人が集まって作っている組織です。台湾で生まれた後向こうで暮らしている人や、ビジネスのために中国に住んでいる台湾人、また台湾原住民なんだけど中国生まれの中国育ちの人とかいろいろいました。一応「台湾人」とはいうものの、やはり台湾本土意識の強いこちら(つまり「いや、台湾人は大陸の中国人とは全然違うよ、という立場)とは違い、「中華民族の団結」みたいなスローガンが語られていましたねー

中国と台湾の関係は複雑で、戦後40年間もの外交断絶を経て、1987年からやっと台湾人は中国へ行くことができるようになりました。でも、今でも台湾人は中国へ入るためにビザがいりますし(日本人の私はいらないのに。笑)、実はちょっと前まで台湾から中国大陸の方には直通の飛行機がなかったんですよ。かならず香港にまず入ってそこでトランジットして他の都市へ、というシステムだったのです。だから、上海みたいに近いところへ行くのにも一日がかりでした。今は上海や北京のような主要な都市には直通便が飛んでいますが、便は少ないし、チケットの値段もかなりお高いです。今回北京に行くのにも15,000元(45,000円くらい)しましたよ。同じくらいの飛行時間の東京行きのチケットと比べると倍近いお値段です。

まぁ難しい話はこれくらいにして、20日はお昼に出発し、午後北京首都空港に到着。到着した第3ターミナルというのは去年の北京オリンピックの際にオープンしたという新しい空港でものすごくきれいで大きかったです!


到着してみると、すごく立派なホテルでちょっとびっくり。

ちゃんとあるかなぁと心配していたバスタブも素敵なのがあってほっと一安心(台湾ではシャワーだけのホテルもかなり多いので)。

晩ご飯を食べた後は別に用事はなかったので、ホテルの近くにある「王府井」を少し散策してみました。

この続きはまた次回。

もうすぐクリスマス♪

2009-12-16 | 日記
いやはや、「師走」ってほんとだな~と実感している間になんとあと10日でもうクリスマスじゃないですか!残念ながらこちらではもちろん雪なんか降りませんし、クリスマス自体あまり盛り上がらないのですが(「うちら別にクリスチャンじゃないしぃ」みたいな?いや、そう言われればその通りなんですが。笑)、それでもなんとなくイベント好きな日本人の血が騒いでわくわくします

そこで、なんとなく思いついて先週植木市でクリスマスツリーになりそうな木を買ってきました!たぶんヒノキの仲間だと思うのですが、いい感じの大きさでリビングに置いてあります。こんなに大きな植木がなーんと500元(1,400円くらい。あ、鉢は別売りです)ぽっきり!お買い得でした


そして数日前いろいろと飾りを買い込んで来て、ちゃんとライトアップもするとこの通り~

なんとおうちに本物のクリスマスツリーが出現です。テンション上がる~(笑)


植木鉢の足下には可愛いトナカイさんもいますよ。


本当はベルちゃんがこのツリーに興味津々な様子を写真に撮りたかったのですが、全然興味なかったようです(寂しげ・・・)
だんだん寒くなって来て、ベルちゃんはお布団の中にいる方が幸せみたい。

さて、今年はどんなクリスマスになるかしら♪

世界にはばたく日本の"fujoshi"文化

2009-07-08 | 日記
先週末は大きな学会がここ台北で行われました。
今回の学会は「台湾人類学会」と「東アジア人類学会」が一緒に行ったもので、四日間に渡り朝から晩まで多くの人が研究発表して、トータルで300人くらいの人が発表したのではないでしょうか。研究者も世界各国から来ていましたが、なにしろみんな東アジア研究をしているので、西洋系の人でも中国語か日本語かを話せる人が多かったですねー。

とにかく人数が多いので、もちろんすべての人の発表を聞くことはできず、同じ時間帯でも異なるセッションがいろんな会場で開かれていて、みんなプログラムを見て興味のあるテーマのセッションを聞きに行く、というスタイル。
おもしろいセッションがいくつもありましたが、中でも初日の朝一番のセッションはかなりインパクトがありました!

このセッションは”popular culture”のセッションだったのですが、一番最初の発表者のトピックはなんと「日本のBLテキスト文化」(笑)(論文のタイトルは”Hiding in the Light: Shifting Discourses on Female Fans on Male-Male Homoerotic Texts in Japan”)
発表者は日本の大学で教鞭を取っている外国人の方でしたよ。
私は前日まで自分の論文をいろいろいじっていたので、プログラムを良く見ていなくて、「サブカル系はおもしろそうだなー」となんとなく聞きに行ったセッションだったので、しょっぱなからこんな「濃ゆい」お題目が来るとは夢にも思わず、かなりびっくりしました

内容は、近年の日本のコミック&ライトノベルにおいて、いわゆる「ボーイズラブ」(BL)系が激増していること。そしてそれを好む女子が「腐女子」と呼ばれており、今や世界的に有名になったしまった「オタク」のカウンターパート的存在であること、などが語られました。秋葉原で撮った「otaku」くんや「fujoshi」さんの写真、コミケでものすごい人が集まっている写真、そして実際のBLコミックの例として懐かしの竹宮恵子先生の『風と木の詩』やおそらく発表者がコミケで購入したと思われるものなどが大きなプロジェクタで映し出され、みんな「Oh~」みたいな(笑)
発表者も「こんな早朝のセッションでこれを読むのはあれですが・・・」と苦笑しながら、コミックのセリフを英語に訳してみんなに紹介。その場面って、いわゆるアレな場面なので、「ボクをうけいれてくれ・・・」とか「あぁ・・・」とかなんですよ。みんな、かなり爆笑(笑)
とにかく、このように普通の異性間恋愛のコミックにおいては別に「必需」ではないはずの性行為のシーンが、BLコミックにおいてはほとんど標準装備となっていることの意味。また、日本のBLにおいては、誰が「受け」で誰が「攻め」であるかが非常に重要視されており、例えば有名コミックorアニメのパロディBLコミック(例として出されていたのは『ドラゴンボール』)では、自分が好きな登場人物が攻めとして描かれているのか、受けとして描かれているのか(悟空が「受け」になってました。笑)、これに同意できるかどうかが購入者の最も気にするところであることなどが語られていました。

いやー、かなりおもしろい発表でしたよ、いろんな意味で

新しいカメラ買いました

2009-06-21 | 日記
実は数日前まで東京にいました。
ビザの関係で出国する必要があり、五日間という短い滞在期間でしたが、会うべき人にも会い、集めるべき資料も集められたので、かなり有意義な滞在だったと思います。

さて、日本へ一時帰国となると、恒例となるのがショッピング。
といっても、ほとんど自分のものではありません。台湾の人は基本的に全員日本と日本製品が大好きなので、「いや、それこっちでも売ってるじゃん」というものでも、「日本で買った方が質がいいから」(薬、タバコ類)とか「安いから」(電化製品類)といった理由でかなり気軽に買い物を頼まれます。今回頼まれたものも、たぶん15種類くらいの品物がありましたよ。けっこう大変です。でもなかなか断れないんですよね・・・

そんな中でも一応自分のためのお買い物もしました。
ここしばらく「次回日本へ帰ったら絶対に買うぞ!」と思っていたのがデジカメ。台湾でももちろん日本のデジカメは売っていますが、やはり日本で買う方が絶対安いです。それになんとなく「海外向けの名前・型番」になってしまうのがちょっといやだったり(例えばIXYはこちらではIXUSという名前になります)。

今までSonyのCyber-shotシリーズを使って来たのですが、もう何年も使ってかなりへたってきました。一応、写真は私の仕事でも大事なアイテムですので、画質が悪いというのは大問題です。またSonyにするかどうか迷いましたが、以前友人のを使ってみて使いやすかったCanonのIXYにすることに。今回、新宿西口のビッグカメラで優しい店員さんにいろいろと教えてもらって、最終的にこのIXY 210ISというモデルに決めました。色はなんとなく今まで買ったことのなかったゴールド。

とっても薄くて軽いので気軽にポケットに入れて持ち歩けるようにちゃんと液晶保護のフィルムも貼ってもらいましたよ。

帰って来てから、「どんな感じかなー」とわくわくしながら、ベルちゃんを撮ってみると、すごい!!めっちゃ美猫に写るではありませんか!(いや、もとから可愛いですけど。笑)

店員さんが「この新しいIXYシリーズはオートモードで撮ってもすごくきれいに写りますよ~」とおっしゃってたとおりです。オートで撮っててこんなにきれいなんて本当に感激です。それでついつい「じゃあ、キッズ&ペットモードというので撮ってみるとどうなるのか?」といろいろ設定を変えながら撮ってみましたが、カメラを構えて追いかけ回され、ベルちゃん、すっかりご機嫌斜めになってしまいました。

耳が斜めになっているのがむっとしている証拠です。ごめんね、ベルちゃん

ビッグカメラではこれとは別に、ネットミーティングで使いたくて、bluetoothのヘッドセットも購入しました。このbuffaloのBSHSBE04WHです。

デジカメと新しいSDカードを買ったそのポイントで買えちゃいました。でも、小さいから携帯に便利と思ったものの、使ってみるとマイクの感度がいまいちです。Skypeで電話をかけてみましたが、相手に声が聞こえない、といわれてしまいました。やっぱりマイクはある程度口元に近くないとダメなのかもしれません。もうちょっと高くても大きいのを買えばよかった~。ちょっとショック。まぁポイントで買ったので現金の損がなかったところが不幸中の幸いかなぁ

今はこちらで新しいヘッドセットを物色中です。

台湾でぎょうざを作る

2009-05-31 | 日記
台湾に住んでもう10年近くになりますが、実は台湾で自分でぎょうざを作ったことがありません。なぜかというと、安くておいしいぎょうざがどこででも買えるから。
こちらでは「ぎょうざ」といえば、それは水餃子のことです。日本で私たちが一般に食べる焼き餃子はこちらでは「鍋貼」(guo tie)と呼ばれていますが水餃子ほどポピュラーではなく、また私は焼き餃子で言えば日本のほうがおいしいと思いますねぇ。

こちらでは水餃子屋さんがどこにでもあるし、そこでは生(というかお店で包んで冷凍してあるもの)の餃子も売っているので、それを買って帰って自分でゆでて食べる、というのが一般的。あまり日常的におうちで餃子を包んだりするような感じでもありません。
でも、なんだかむらむらと「焼き餃子」が食べたくなったのと、あと「我が家の味」が懐かしくなったので、作ってみることに

皮はスーパー等では売ってなくて、「伝統市場」と呼ばれるローカルな市場で売っています。買いに行ってみると一袋がこんなにたくさん(^^;

100枚くらい?これで60元(=170円くらい)とはお買い得ですね。
しかし、量よりももっとびっくりしたのが皮が全然違うこと!水餃子は皮のプリプリ感が命なので、皮は日本の焼き餃子よりもちょっと厚め、という認識はあったのですが、こんなに違うとは!

この写真でわかるかどうか微妙ですが、「え、何枚かひっついてる?」と思うくらい分厚いです。これでどうやって包むのか?これで端っこはちゃんとくっつくのか??と思っていましたが、そういえば以前フィールドのほうでおばさんが包んでいるのを見たときにたしか伸ばしながら包んでいたな、と思い出しました。というわけで、皮の端の部分を薄くなるように指で引っ張って伸ばしてから具を包んでみると、なんとなく大丈夫そう。
これで正解かはわかりませんが、包んでみました。

冷凍できるので別に100個作っても構わなかったのですが、用意した具の関係で40個くらいになりました。
ちなみに我が家の具は野菜が結構いっぱい入っています。

台湾の水餃子は普通「キャベツの水餃子」と「ニラの水餃子」で、それぞれキャベツと豚のひき肉、ニラと豚のひき肉、しか入っていません。日本ではけっこう白菜とか入れますよね?台湾の方が味がシンプルでその分、皮のぷりぷりと肉汁のうまみが勝負という感じでしょうか。

皮がずいぶん違う感じで、焼き餃子でうまくできるかどうかわからなかったので、一応水餃子と焼き餃子と半分ずつ作ってみました。焼き餃子もけっこういい感じにできましたよ!


(食べている途中で思い出して写真を撮ったのでこんなに少ないですけど、もっといっぱいゆでたり焼いたりしましたよ
でも、やっぱり日本のあの薄い皮のぱりぱり感とはちょっと違うややもちもちとした食感になりました。我が家の餃子は隠し味にちょこっとお味噌が入っているのがポイントなんです。久しぶりに我が家の味が食べれてうれしかった~~~

チマキを作りました♪

2009-05-27 | 日記
今年も「端午節」(端午の節句)の季節がやってきました。端午節は台湾の「三大節」の一つ(あとの二つは「春節」と「中秋節」)で、端午節が来ると「本格的に暑くなるなー」という感じです。今年の端午節は明日の5月28日(旧暦の五月五日なので太陽暦では毎年多少ずれがあります)で、確かにじっとりと暑くなって来た感じです。

さて、毎年いろんな人からチマキをもらって台湾各地のチマキの味を楽しんできました(去年と一昨年はこんな感じ)が、今年はいっちょ自分でも作ってみたい!という気になりました。お友達のお母さんが作ると言うので、「お手伝いさせて!」とお願いしてみると快く承諾してもらいました。

さて、昨日の朝早めに行ってみると、もうすでに主要な具材は準備されていました。

ここのおうちのチマキは一般に「北粽」と呼ばれる台湾北部の作り方ですが、チマキはそれこそ「おふくろの味」(あるいは「おばあちゃんの味」かも)的なものなので各家庭で入れる具は微妙に違います。今日作るチマキには、豚肉、しいたけ、ピーナッツ、栗、しょっぱい卵の黄身、貝柱、桜えびなどなどが入っていました。具沢山ですね!わくわく

さっそく昔ながらの木の甑でもち米を蒸します。今日は私が多めに持って買える分を入れて、「40個分くらいの感じ」の量だそうです。

蒸し上がったもち米は、調味料と豚の煮汁などとともに炒めます。

炒め終わって、お米がつやつやな感じになったらいよいよ包み始めます!

笹の葉で三角形のポケットを作って、最初にそこにご飯を入れ、それから具材を一つ一つ入れて行き、最後にまたご飯を入れてくるっと包むのですが、これがなかなか難しい。ぼろぼろこぼれます (^^;
でも5個、10個と作るうちにだんだん上手に大きく包めるようになりましたよ!

包み終わったチマキは、こんなふうに吊るしてある糸に縛り付けます。

これで10個ワンセットのチマキができあがるわけです。

包み終わったチマキは10個ごと先ほどの甑を使ってまた蒸します。30分くらい?
蒸し上がったら出来上がり♪

できたては格別の美味しさ!20個ももらって帰ってきました。さて、誰に配ろうか。

また来年も包んでみたいものです

元気すぎるバジル

2009-05-18 | 日記
5月も半ばになり、日本は新緑が美しい頃でしょうか。
しかし、新型インフルエンザ、すごいことになってますね。130人・・・最近用事があってちょっと帰省しようかと思っていたのですが、微妙な感じになってきました・・・ ちなみにこちらではまだ確定した病例は出ていません。誰もマスクなどせず街を闊歩しています。

先月、本格的にベランダの食べられる植物を充実させようと思っていろいろ買ったことを書きましたが、いくつか買った中でも、生長著しいのがこのバジルです。

ものすごい肉厚の大きな葉っぱがもそもそと密生しています。
サラダ等で食べるくらいでは全然追いつかない感じで、なんだか上の葉っぱが大きすぎて下の方の葉っぱにお日様が当たってないような気もするので、今日は一気に食べることに。

量を沢山食べるにはやっぱりバジルペーストを作るのが一番でしょう。
松の実も最近買えたので、この肉厚の葉っぱを20枚近くちぎり、松の実もたっぷり使ってフレッシュなバジルペーストができました。
お昼はこのバジルペーストを使ったスパゲッティとトマトとバジルのスープ。

余ったペーストはパンに塗って食べてもめちゃめちゃ美味しかった~

実家のひな祭り

2009-03-21 | 日記
皆様お久しぶりです。ご無沙汰しています。
さて、今月の頭から2週間ほど実家で過ごし、先週こちらに戻ってきたばかりです。ちょうど「あと数日で桜が咲くところ」というところで戻ってきました。でも、ソメイヨシノよりずいぶん早く咲く彼岸桜は堪能できましたし、十分「日本の春」を味わって帰ってきました(^^)

さて、なぜおひな様の写真があるかというと、実家の近くの「厚狭」というところでおひな祭りのイベントを見に行って来たからです。ひな祭りは3月3日ですが、うちのあたりでは「旧暦で」やるところも多く、そのためわりと3月末か4月3日までおひな様を置いてあるところも多いようです。近頃はなんとなく各地でおひな様を使った町おこし的なイベントを開催しているようですが、厚狭でも近年商店街でさまざまなおひな様を飾り、お抹茶を頂けたり、おひな様に関係した飾りを購入できたり、という催しを行っていました。

冒頭の写真のおひな様は一般的な(といってもずいぶん立派なものですが)ものですが、古いものでは(大正や昭和初期等)こんなふうにちゃんと「御所」があるものもあるんですよねー。さすが「お内裏様」というだけある、という感じです。

こういうの私も欲しいなーと思ったのですが、持ち主の方は「この御所を組み立てたり片付けたりするのがすごく大変なのよ~~」と苦笑してらっしゃいました。なるほど、そうかも

うちのあたりでは福岡の方からお嫁に来られる方も多いのでそのためか福岡のほうの文化もかなり伝播しています。この写真はこちらでは「さげもん」というもので、おひな様と一緒に飾られる吊るし飾りです。

これは女の子が生まれたときに母方の祖母が手作りして孫娘にプレゼントする、という習慣があるようです(もともとは福岡の柳川で)。今ではこのさげもんも町の伝承文化となっているようで「さげもん教室」も開かれているといって、厚狭には新しいもの(ドラえもんがモチーフになってたり)もたくさんありましたよ。
私も一つ買ってもらいましたよ~~

そして、その日はおうちでちらし寿司を作っていただきました~やっぱり母の作るちらし寿司が一番おいしいです