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自衛隊の災害派遣について考えてみる その1

2018年08月21日 06時15分00秒 | 陸・海・空自衛隊
今回の西日本豪雨では、最大時3万人以上の自衛官の方々が災害派遣任務に就かれ、44日間にわたり活動されました。
発災当初の人命救助や孤立者救助、水防活動、給水支援、物資輸送から、徐々に支援を広げ入浴支援、道路啓開、防疫活動、瓦礫処理等も行ってきました。


被災地での活動は復旧とともに縮小されていき、自衛隊が行う岡山県での瓦礫処理は8月1日に終了となりました。
これに対し、立憲民主党の衆議院議員・高井たかし氏は、8月2日に行われた立憲民主党の「2018豪雨災害対策本部」会議の中で、

「自衛隊の活躍に被災地は心から感謝している。しかし残念ながら、昨日自衛隊は倉敷市真備町のがれき撤去からの撤退を決めた。真備町にはまだ大量のがれきが残っており、自衛隊への期待は大きい。引き続き自衛隊にはがれき撤去に協力して欲しい。」

と発言されています。



自衛隊の災害派遣って、何なのでしょうか。
困ったときに助けてくれる便利屋のようなものですか?



過去、自衛隊が災害派遣された事態で記憶に残っているのは、東日本大震災や熊本地震などでしょうか。

ウィキペディアによると、災害派遣とは
地震や水害等の自然災害や、死傷者の発生が伴う事故などといった各種災害の発生に際し、自治体や警察・消防などの能力では対応しきらない事態において陸海空の自衛隊部隊を派遣し、救助活動や予防活動などの救援活動を行うことである。
と書かれています。

また、防衛省のホームページには、
自衛隊は、自衛隊法に基づいて様々な活動をおこなっており、災害に対する行動としては、大きく「災害派遣」「地震防災派遣」「原子力災害派遣」の3種類を定めています。これを基に自衛隊は、自然災害をはじめとする各種災害の発生時に、地方公共団体などと連携・協力し、国内のどの地域においても、被災者や遭難した船舶・航空機の捜索・救助、水防、医療、防疫、給水、人員の輸送といった様々な活動を行っているところです。


と書かれています。



では、自衛隊法にはどのように書かれているのでしょうか。
特に読んで頂きたいところは太字&下線になっています。

自衛隊法第三条(自衛隊の任務)

自衛隊は、我が国の平和と独立を守り、国の安全を保つため、我が国を防衛することを主たる任務とし、必要に応じ、公共の秩序の維持に当たるものとする。



自衛隊の主たる任務である「我が国を防衛すること」とは、
・防衛出動
・防衛出動待機命令
・防衛出動下令前の行動関連措置
・防御施設構築の措置
・海上保安庁の統制
を指しています。

防衛出動とは、
・日本に対する外部からの武力攻撃が発生した事態
・日本に対する外部からの武力攻撃が発生する明白な危険が切迫していると認められるに至った事態
・日本と密接な関係にある他国に対する武力攻撃が発生し、これにより日本の存立が脅かされ、国民の生命、自由及び幸福追求の権利が根底から覆される明白な危険がある事態
が発生した時に内閣総理大臣から発令され、必要な武力を行使することができるものです。
幸いにも、自衛隊は過去一度も防衛出動を行ったことはありませんが、映画「シン・ゴジラ」の中ではゴジラに対し防衛出動が命令されていましたね。(実際には害獣駆除案件だとかいう議論もありましたが。)

とにかく、自衛隊の主たる任務は日本を守ることだということです。









そして、「必要に応じ、公共の秩序の維持に当たる」の中に含まれるのは、
・国民保護等派遣
・命令による治安出動
・海上保安庁の統制
・治安出動待機命令
・治安出動下令前に行う情報収集
・要請による治安出動
・自衛隊の施設等の警護出動
・海上における警備行動
・海賊対処行動
・弾道ミサイル等に対する破壊措置
災害派遣
・地震防災派遣
・原子力災害派遣
・領空侵犯に対する措置
・機雷等の除去
・在外邦人等の保護措置
・在外邦人等の輸送
となっています。

災害派遣はここに含まれていますね。

災害派遣とは、災害が起こった自治体・警察・消防の能力でカバーしきれない被害が発生した場合に、都道府県知事などの要請に基づき「必要に応じ」て自衛隊が派遣され活動を行うということです。


東日本大震災が起こったとき、民主党政権は10万人以上の自衛官を被災地に派遣しました。
確かにあの震災の時は自治体も被災し、機能を果たしてはいませんでした。

しかし、2011年3月31日現在の自衛隊の現員は224,422名。実に約半数の自衛官を一度に被災地に投入したのです。

10万人が交代もなくずっと被災地で活動するわけにはいきません。
交代要員のことも考えると、国土を防衛する余力があの時あったのでしょうか。
何を考えて10万という数を決めたのか?
結果としては大丈夫でしたが、本当に怖いことだと思います。



災害派遣というと、地震などの災害時に行われるというイメージが強いかと思いますが、自衛隊の災害派遣はかなり多岐にわたっています。
次回は自衛隊の災害派遣について、細かく見ていきたいと思います。


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2 コメント

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防衛 (海自OBの一人)
2018-08-21 13:56:40
良く書いて頂きました。
自衛隊は防衛のために存在するのですが、まだまだ国民に理解されていません。
政府においても自衛隊に対する国民の理解度が大変高いと言いますが災害派遣での活躍での高さであり、国防での理解ではないのでまだまだ努力が必要です。
東北大震災時の首相は管元首相ですが、彼も自衛隊の最高指揮官たる事も分からず、唐突に派遣人員を言ったにすぎず、国防が蔑ろにならざるを得ない状況でした。
人員、装備について数字で表す事は容易ですが、人員は交代や訓練、休養が必要であり、装備品についても全てが使えるのではなく、メンテナンスや、減耗も考えての装備が必要です。
24時間日本周辺の監視には相応の行動可能な人員機材、艦艇、航空機が必要です。
行動についても旧軍の悪しき歴史から、法律でがんじがらめであり、阪神大震災時は知事からの災害派遣要請がなければ出動が出来ませんでした。その兵庫県知事が全く理解しておらず、海自には発災の日の夜に海自側からの請求での要請でした。その後改訂はされましたが。
海上警備行動も首相の決済から遅滞する事案がありました。

自衛隊好きの主婦様が記載のように理解され発信して頂き、大変ありがとうございます。
海自OBの一人さま (自衛隊好きの主婦)
2018-08-21 21:51:09
コメントありがとうございます。

世論調査で自衛隊に良い・どちらかといえば良い印象を持っている人は、震災後は9割ほどで推移していますが、この中のどれほどの人が国防まで考えているのかと、私も思います。
でも、お恥ずかしい話ながら、私も国防を勉強し始めたのは2年ほど前で、それまでは日本の平和の裏に、昼夜を分かたず働いてくださっている自衛官の方々がいるということに、思い至っていませんでした。
1年間に1000回以上も航空自衛隊機がスクランブル発進しているとか、北朝鮮からのミサイル警戒のために日本海にイージス艦が展開しているとか、何でニュースで報道されないのでしょうか。

阪神や東日本大震災の時のことを書いて頂けて、本当に勉強になります。
まだまだ勉強が足りず未熟ですが、自分なりに頑張っていきますので、これからもどうぞよろしくお願い致します。

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